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雅子妃の最近がドイツテレビに

ZDFは、ドイツの第二国営テレビだが、夜のニュースは19時に始まる。忘れないように習慣として少し前にテレビをつける。その前の番組は、世界の文化、映画、スター、人物など庶民が知りたい話題が取り上がられる。台所で夕ご飯を用意しながら聞き流している。

4,5日前か、ある世界の皇室専門家のレポートがあり、日本の皇太子妃・雅子様の最近の様子が聞こえてこない、ぜひ知らせてほしいという多数の(ドイツ人市民)声に応えたものらしい。このような専門家は物知りで、なんでも興味深く語るのが仕事だ。急いで居間に戻りテレビを見た。

雅子様が公に出られたのは、津波被災地仮の避難所にお見舞いに行かれたときが最後である事。避難者と同じ床で話されている様子が映った。結婚前の外交官として颯爽と活躍されていたお姿、結婚式の様子、愛子様の出産などの映像も出た。その後、デプレシーブな、病状が続いていること、男子を産まなければならない日本の閉鎖的、保守的な圧力やモッピング(いじめ)もあったらしいとハッキリいっていた。・・・・・本当のところは私などはまったく知る由もないが・・・・

それと、弟皇太子様とそのご家族の写真、男子誕生などの報道もあり、複雑で緊張感が窺われる皇室の現状を語っていた。しかし、雅子様をかばう皇太子様の立場を説明し、この解説者は、雅子様の健康を祈るドイツ人(ヨーロッパ人)を代表しているような語りようであった。

・・・・・私の感想・・・・・ヨーロッパでは一般に、外交官としてのキャリアを持ち、世界人であり、美しい雅子様は、新しい日本の息吹として非常に好感をもって期待されていた感がある。だからなお更「痛ましい」ととらえるようだ。特に女性の強い欧州に長く暮らしている私個人も、大変残念だと思う。キャサリン皇太子妃とか、ブータンのモダンな王妃については、すぐ「カッコいい」「すてきだ」などという日本人は、自国にも素晴らしい「雅子様」がいられることを忘れている。「世界に出せる人物や顔がない」と嘆いている反面、自国のものには閉鎖的、厳しい規制をして閉じ込めておく。彼女の顔は「国益」のシンボルだと私は思うし、スイス人にそのことを指摘されることがある。将来、海外では、日本の閉鎖的な皇室に魅力を失い興味を示す人が少なくなり、幻の存在になるかもしれない。どっちにしろ欧州の皇室継続に対しても抵抗運動もあるぐらいだから・・・・・・・・・

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あまりに多すぎる背広を着た(現代の)サムライ」という半ページほどの記事が、経済欄にあった。「2005、世界の最悪マネージャーに選ばれた元ソニー社長Nobuyuki Idei」の顔写真つきだ。

現在の日本伝統大企業、東電、オリンパス、ソニー、シャープその他・・・が世界に取り残されたかという分析である。そのシステムに問題があったという見方だ。

絶対的忠実を誓う「侍」は、武器をもって戦ったが、そのサムライ的なシステムが成功した時代は去った。
しかし、今でも絶対的忠実、そのために見ざる聞かざる言わざるを守る「刀」の代わりに「背広」を着た「侍」が多すぎるのが、日本企業の発展を妨げているという記事だ。

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2日前のSF1昼のニュースで、オリンパス臨時株主総会が行われ、新経営陣が承認されたという短い画像が映った(10秒ぐらいか)。10人か20人かの黒い背広をきた(年寄り)男性たちが、一人づつ立ちあがり、硬い表情で完璧な敬礼をしている姿だ。・・・・・このような姿、特に男性だけの集団はヨーロッパではほとんどないので珍しく映る(このような儀式的なお辞儀の仕方なども「サムライ」的に映るのかも知れない。・・・・・新しい企業の方針もあいまいというか、はっきりしないとそんなことだった。

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「動物園から熊が脱走」二人の女性が襲われ死亡という短いニュースが、Tagi の話題欄にあった。今年は特に雪が多くて除雪時手なかったのかしら。とてもお気の毒です。

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「115歳」世界で一番長命男子は日本人。Jirouemonn Kimura さんが誕生日を祝う。横になってっる時間が多くなったが、今でも食欲は旺盛で、7人の子供たち(二人は死亡)と14人の孫、25人のひ孫さんがおられる。・・・・・おめでとうございます。・・・・・


チューリッヒ       F.S.

by swissnews | 2012-04-22 19:04 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

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