生まれたパンダの赤ちゃんに尖閣となずけた石原都知事・中国を立腹させる。
蕗子さんが書いていたように2日前は、どこのメディアでもフクシマ報告、大飯原発のことが大きく取り上げられました。私のTAGI紙にもほぼページを埋める記事があり、これを訳すかどうか溜息がでていたところでした。それは、訳すのが面倒というより、皆さんにどれほど影響を与えるのかと考えたときに、何か徒労に終わるというためらいのようなものがあったのです。世界中のメディアがフクシマを話題にしても、当事国の日本国民には届かないのかもしれないという残念な気持ちです。
半月前に、日本に里帰りに行く飛行機のなかで、私はしばらく読めなくなる最後のドイツ語の新聞をもらいそれをいつも大事にもって行きます。その南ドイツ新聞を開けると大きく飛び込んできたのが、原発再稼動の記事でした。
「(日本にとって)福島の原発事故は(まったく)カタストロフィ・悲劇でもなんでもなかったのか!」という大きな見出しで、この時期に対策もなしに又再稼動させる日本の政府や国民に問いかける厳しい内容でした。
しかし当事国の日本に着くと、確かにフクシマ悲劇などなかったように、テレビではどこでもいつものように朝から「ワーおいしい、ワーすごい、ワーきれい」というバラエティや平和で教養のある日本紀行が多くなり、どこで国民が特に若者が日本の現状、将来について議論しあっているのか見えなくなってしまいます。それと、PCがない限り、世界の情報が薄くなり不安になるのです。
蕗子さんは、若い学者ですからドイツ語を訳す事など少ない時間でやってしまうでしょう。それでも大きなエネルギーと情熱が必要になります。スイスとドイツの記事の訳、ありがとうございました。多くの方が読んで知ってくれればと願うだけです。英語新聞はもっと厳しく、この事故は「made in Japan」で、日本独特の国民性、システムに及ぶとが書いてあったり、「原発事故を日本文化で語る危険性」というのもあった。
・・・・・・・・・・
さて、今日のTAGI紙の最後の裏ページに、上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんのことがでていました。・・・実際には、昨日すでにテレビでも報道されたのですが・・・
しかし、この新聞記事のタイトルは人の注意を引きます。「パンダの名前に中国が立腹する」というのです。小さなパンダの赤ちゃんが母親のシンシンのわきの下に見える写真もついている。
・・・内容
上野動物園で水曜日に生まれた赤ちゃんは、シンシンとリリの珍しい自然交配によるらしい。彼らは一年前東京が中国から借り預かったパンダである。しかし中国はこのめでたい赤ちゃんの出生に対して、まったく喜べないことがあった。
東京都の石原知事が、出生の少し前に記者会見をし、なんという名前をつけたいですかという記者の質問に「センセンかカクカク」(尖閣)と答えたと言うのです。
・・・・そしてその後に日中間のデリケートな問題であるこの尖閣諸島のことが説明されていて、この名づけがいかに刺激的か分かるようになっている・・・・
中国はすぐ折り返し苦情の表明があった。この小さなパンダの赤ちゃんが今は、政治問題になってしまった。・・・・・以上
階上に住むポストに勤務のおばさんもTAGIをとっているし、動物好きだし、世界の珍しい出来事大好きだからきっとこの記事を読んだに違いない。話好きだから何か聞かれなければいいなと思う。
チューリッヒ F.S.
半月前に、日本に里帰りに行く飛行機のなかで、私はしばらく読めなくなる最後のドイツ語の新聞をもらいそれをいつも大事にもって行きます。その南ドイツ新聞を開けると大きく飛び込んできたのが、原発再稼動の記事でした。
「(日本にとって)福島の原発事故は(まったく)カタストロフィ・悲劇でもなんでもなかったのか!」という大きな見出しで、この時期に対策もなしに又再稼動させる日本の政府や国民に問いかける厳しい内容でした。
しかし当事国の日本に着くと、確かにフクシマ悲劇などなかったように、テレビではどこでもいつものように朝から「ワーおいしい、ワーすごい、ワーきれい」というバラエティや平和で教養のある日本紀行が多くなり、どこで国民が特に若者が日本の現状、将来について議論しあっているのか見えなくなってしまいます。それと、PCがない限り、世界の情報が薄くなり不安になるのです。
蕗子さんは、若い学者ですからドイツ語を訳す事など少ない時間でやってしまうでしょう。それでも大きなエネルギーと情熱が必要になります。スイスとドイツの記事の訳、ありがとうございました。多くの方が読んで知ってくれればと願うだけです。英語新聞はもっと厳しく、この事故は「made in Japan」で、日本独特の国民性、システムに及ぶとが書いてあったり、「原発事故を日本文化で語る危険性」というのもあった。
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さて、今日のTAGI紙の最後の裏ページに、上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんのことがでていました。・・・実際には、昨日すでにテレビでも報道されたのですが・・・
しかし、この新聞記事のタイトルは人の注意を引きます。「パンダの名前に中国が立腹する」というのです。小さなパンダの赤ちゃんが母親のシンシンのわきの下に見える写真もついている。
・・・内容
上野動物園で水曜日に生まれた赤ちゃんは、シンシンとリリの珍しい自然交配によるらしい。彼らは一年前東京が中国から借り預かったパンダである。しかし中国はこのめでたい赤ちゃんの出生に対して、まったく喜べないことがあった。
東京都の石原知事が、出生の少し前に記者会見をし、なんという名前をつけたいですかという記者の質問に「センセンかカクカク」(尖閣)と答えたと言うのです。
・・・・そしてその後に日中間のデリケートな問題であるこの尖閣諸島のことが説明されていて、この名づけがいかに刺激的か分かるようになっている・・・・
中国はすぐ折り返し苦情の表明があった。この小さなパンダの赤ちゃんが今は、政治問題になってしまった。・・・・・以上
階上に住むポストに勤務のおばさんもTAGIをとっているし、動物好きだし、世界の珍しい出来事大好きだからきっとこの記事を読んだに違いない。話好きだから何か聞かれなければいいなと思う。
チューリッヒ F.S.
by swissnews
| 2012-07-08 01:41
| 政治・経済・歴史
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