スイス(人)が世界の笑い話になるいろいろ。

ヨーロッパ(EU)連合がことしのノーベル平和賞を受賞したことは、本当に大きな意義があったと思う。2000年もの間殺戮を繰り返してきた国々が、戦争を放棄すると宣言した事はものすごい進歩だからだ。特に真ん中に位置する小さな国スイスはどんなに安心して暮らせることになったことか。

欧州の国々はそれぞれまったく違うセンスを持ち、戦争はしない代わりに、おおぴらに他国を皮肉ったり馬鹿にすることはむしろ盛んになって?しかし、そんな皮肉合戦がネットなどを通して自国を知ることにもなるし、自分たちで楽しみ、笑うことも出来る。

40年前ドイツの大学に名前だけ登録していたとき、知ったかぶりのドイツ人学生はよくスイス人を馬鹿にしていた。「何んでも10年以上遅れてドイツの真似をする、アルプスの田舎もの、保守的悪党銀行、ズウズウベン(方言)などなど」。後にスイスに住むことになろうとはまったく予想もしてなかった私は、彼らの言う事を聞き、「ヘー。そうなの!フフフ」とか一緒にスイスを馬鹿にしていた。

ドイツ人学生は、同じドイツ語国オーストリアについても 「きらびやかな歴史は、もう終わったデカダンスの国(同情)方言はスイスよりひどい」などだった。だから英国、フランス、イタリアなどに対する冗談は山ほどあリモットひどい。

さて次のような記事が載った。
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欧州各国がスイス人を馬鹿にするのは主に、ユーモアの無い官僚国家だと言う事。それと鈍間だと言う事。(日本と似てる)
外国人労働者の話であるが、「スイスの手続き書類は、何重も無駄があり、時間がかかり、なんでも禁止だ。書類が出来るまで呼吸をしてもいいですかと聞きたくなるほどだ。それでもスイスの国旗図のある証明書は悪くないので、辛抱して控えめに呼吸する」・・・・スイスにおける外国人はすでに22.7%にもなるからきついコントロールが必要。スイスの給料が高いので希望者が多い。・・・・・

語学力があることに対する皮肉。スイス人が英国人に、ドイツ語で「ドイツ語が分かりますか?」フランス語で「それではフランス語は?」イタリア語で「それではイタリア語はどうでしょうか?」そうするとイギリス人が 「だからそれがどんな意味があるって言うの、時間の無駄使いよ。あなたはさっきまでそっちで英語話してたるじゃないの。それだけで充分よ」

その出来すぎる語学力に対する皮肉の話をもうひとつ。5人のドイツ人が乗るAudi Quattro(アウディ・クアトロ)が、スイスの国境を越えようとした。若いスイス人監視員に「この車は、Quattro(イタリア語でつまり4と言う意味で)、4人しか乗れない。あなたたちは5人だからだめだ。通せない。」と言われた。ドイツ人運転手は「そんな馬鹿な話は無い。この車は5人乗車まで可能と書かれている。チーフを呼べ!」「だめだ。チーフは今、Fiat Unoフィアット・ウノ (一、ひとつ)に乗っている夫婦(二人)と議論している最中だから」・・・・外国語単語をいくら知っていても、頭が悪いと使い物にならない・・・・・・

銀行に対する皮肉はたくさんある。スイスの銀行員と日曜日デートするのは難しい。彼は日曜日、いつも5枚のワイシャツにアイロンかけなければならないから」。

ギリシャ人はスイスの銀行に総額200Milliarden ユーロもの税金ごまかし預金をしてるという。(もうとっくにスイスから他の国に移したと言う話を聞くが)悲しいかな。彼らはドイツ人と違い、その秘密情報をスイス銀行からCDにして盗み出すことも出来ない。又それを国が買い取るお金も無い。(あるドイツ人がスイス銀行からドイツ人税金ごまかし秘密名簿をCDにして、ドイツに持ち込み売った。スイスでは犯罪者だがドイツでは英雄になる)

ドイツ人、ポーランド人、スイス人が同じとき死んで天国の門に立っていた。門番のペトルスが「この門は壊れている。修繕したいが予算を組んでほしい。」と言った。ドイツ人は「1000ユーロだ。」ポーランド人は「200ユーロでよい」スイス人は「2200ユーロになる。」門番は「一体どうしてそんなに高いのか」と聞きただした。スイス人は答えた。「1000ユーロは貴方に(予算を獲得してくる報酬)。1000ユーロは私に(予算見積もり、アイディア報酬として)。200ユーロは修理するポーランド人に払えばいい」・・・・・・ポーランド人はここでは先進国に働きに来て仕事をえている東欧州人の代表としての皮肉である。・・・・・・

もうひとつ。アメリカ人と日本人とスイス人がサウナで裸でいる。携帯がなった。アメリカ人「失礼、耳に入れてあるチップだ」。又携帯が鳴った。日本人が「失礼、太ももに入れてあるチップだ」又、鳴った。スイス人がオナラをした。「失礼、ファックスがきたら、オナラがでるようにしてあるので。」と言った。

まだまだあるが、これは、「世界がスイス人を笑っている。」というスイス「20分紙」にでたsda社通信の記事。コメントには130ぐらいついていて(その後増えているはず)、スイス人(80%)によって新しい「冗談」が書き込まれていて、その冗談についての賛否のコメントも多い。

悪口の反対はウラヤマシイという気持ちも、嫉妬も、幾分入っている。そう思えばよいのだ。反省もするし、改善もしていく。数十年前まではスイスは冗談の種にもなっていなかった。
このような抽象化したユーモア、イロニーで、喧嘩出来るのが先進国だし、特に自国の事も皮肉にするのが特徴だ。

結局欧米では、個人的攻撃、むき出しの感情的悪口は禁止であり、メディアではその言葉をカットして報道する。例えば隣人同士の喧嘩を、テレビインタビューをしてるとき、醜い言葉は(。。。。)とその部分だけ無音になる。例えば私が想像するには「この豚野郎」とか「とっとと消えろ」とか言う言葉はピーと言う音で消されてしまう。だから、ジョークが大事なのだ。

私は特に長い間ドイツ語圏演劇界で仕事をしてきたのでよく分かるが、演劇ではこの風刺が大事だ。周りの人たちが語る日本については、一般に、「日本人はユーモアも皮肉も理解できないから言葉には気をつけろ!」だ。それは日本人を傷つけたくないと言う特別配慮的なところから来ることもあるようだ。・・・しかし「心は?」わからない。・・・・・もしこの日本人に対するコメントで、カチンと頭にきた日本人はやっぱりジョークが分からない人なのでは!

・・スイス銀行の税金ごまかしの為の匿名預金は、ずっと問題であったが、年々進歩的に改善している。海外国で、自国の国民の税金コントロールをきちんとしてればそれがもっとも良い解決法である。匿名も実際には匿名ではないが、スイスはそれを知らせる義務が無いと考える。モットモット複雑なようだ。・・・・・

チューリッヒ    扶美

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by swissnews | 2012-12-01 19:03 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

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