スイス国民の平均給与と貧困世帯の定義

スイスの平均給与や労働条件に興味のある方が多数あったので、新しい情報を調べてみた。

この国の統計は、2011と2012から取り上げた。

すべての職業種、年齢、性別を区別なく、平均したのは、税金入りで月給5979スイスフランだ。円安の今は677,343円になる。ざっくばらんに言うとスイスの国民平均月給は大体70万円近くなったということになる。所帯平均で言うと、月給、一所帯9565フラン、1083590円になる。(夫婦が職業に着く)税金11・12%、?(国、州、市、いろいろ入れると)、

国民の10%の労働者・従業員が月平均4000フラン以下である。つまり、43万円以下の月給しか貰ってない低収入の貧困人が10%いると云うことである。ある州では、この最低月給を4000フランと定義付けに成功した。闘争中の工場もある。

このような統計は、それぞれの職業に決められた条件があるが、100%の雇用者で週40時間勤務労働として計算してある。

次の月給は全部スイスフランで書く。(スイス1000フランは日本円13万287円だ)今日8月末2014

職業別というより教育別で言うと(初任給ではなく平均値・日本のように縦割りでないので毎年昇格するわけではない)

大学卒修士以上、月給、10349フラン
大学学士、専門大学、月給、8968フラン
公務員・・8743、国家公務員・・11026、
銀行員・・・一般業務、9357、指導管理、16724、最高責任者・・+ボーナス????
機械技術・・・・10324

全体として、外国人国際的な特殊専門家の給料は、スイス人同種平均より高い。

一番低いのはサービス業種であり、特に理髪師、美容師、ホテル清掃師などであり、月最低50万円を要求している。

それではスイスの生活保護の対象は月給どのくらい以下と決められているか。

成人独身者(男女とも)月、2300(26万円)に満たない者。一人親二人子供、3900以下、二人親二人子供所帯は月、4800フラン以下の者。

失業者数は日本と違い完全に失業手続きをしている者、(多くは保険金を貰っている)や、貧困家庭の者でも、世間に公にされず、再起の教育を受け、その3分の一が、社会復帰すなわち自分の手で又労働可能になる。

日本と同じように、生活保護を貰いゆったり暮らしている者が問題であるが、こちらではその監督が厳しく、多くの者が再起を希望しているということだ。また、物価の安いアジア国でゆったり過ごす者が見つかれば、生きていく最低の保証金に変えられぐっと下げられる。

(ホームレスもいる。教会や市が援助しているようだが、普段は見えない。冬になると見えてくる。

最後に、スイスの給料は高いが、実際に特に大学卒の専門職や、公務員で、100%の仕事をしている人は少ない。(私の知り合い誰もいない)100%の仕事は燃え尽き健康に悪い。厳しすぎる。

70%の仕事50%の仕事をしている人が沢山いる。つまり月給50万から70万ぐらいでその代わり週、2日ぐらい好きな趣味や,新しい職業を工夫している。社会保障はその割合でもらえる。

物価は無論日本の比ではなく高い。住居費は収入の3分の1なら厳しい。4分の1ぐらいならまだ良い。しかし、アバートは広いので若者はシェアが簡単。

教育費は無料。大学は入学金なし、一セメスターが8万円程度。その代わりいろいろ特典がたくさんある。

健康保険は高いが、出産、葬儀はタダ。

マックドナルドの安いハンバーグとチーズサラダつきが1000円ぐらい。
昼のレストランはどこでも満席。会社員(銀行員など)は飲み物入れてメニュー3000円以上になる。実際に毎日こんな贅沢な昼食ができるのは、独身銀行マンだけかも。

若者は、安い物買って、1000から1500円でおなかいっぱいにもなれる。

夜のレストランメニューは無論もっともっと高い。ワインを入れると5000円は最低?

********

日本と同じ、円高.スイスフラン高で、苦しかった(輸出できないので、工場が大変だった)しかし、日本のように仲間の首を切らず全員給料下げてしのぐのに比べ、スイスでは一時間の仕事の価値や、時間給を絶対下げない。その代わり、解雇したり、仕事の量を減らし、例えば、60%ぐらいの労働時間に減らされる。

だから、スイスでは仕事の価値は高く、時間給は維持していける。解雇されても、どっち道、職業や会社を代えるのが日常茶飯事だからそんなに打撃ではない。

深刻なのは50歳過ぎてからの失業者だ。これは大問題だ。

50から100年前まで、スイスは非常に貧しい国で、アルプスの村全体が他の大陸に移住したり、傭兵として身を売り生き延びてきたが、都市ではしかし、民主主義が早くから議論され、世界観があったといえる。

欧州連合に加盟していないが、将来は分からない。国民は老若男女いろいろ日常的に話題にし、考えている。


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by swissnews | 2014-08-31 17:06 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

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