洋服直しのクルド人おじさんがコバニ母国危機に銃を取り上げた
チューリッヒには、洗濯屋さんと洋服直し屋さんが一緒の店が多い。それも外国人特にトルコ人が多い。
私の行く「洋服直し屋さん」は、「直しや専門」で、どんな要求や相談にものってくれ、仕事も丁寧だ。彼の仕事チンは無論チューリッヒの高い時間給になる。しかし、込み入った大掛かりな修理は母国に行くと人件費が安いのでそこに持っていって直してくれるらしい。
このトルコ人おじさんSさんのところにはもう10年以上通っている。いつも少しおしゃべりしてくる面白い人だ。
そのSさんがトルコ民族的にはクルド人でスイスのクルド人団体のまとめ役の一人だったことはローカル新聞ではじめて知った。そればかりでなく、シリアの北部で「イスラム国」侵入を必死で防衛している町コバニ(Kobane)にクルド人に親戚がたくさんいるとかで、仲間と戦地に向かったと書かれていた。
スイステレビでも、クルド人や少数民族に対する支援をする募金や特集番組があった。
35年も前頃からチューリッヒでは、トルコ政府の弾圧に絶えかねたクルド人が老若男女子供、民族色豊かに根気強くデモをしていて、私は当時、他国であるスイスでそのようなデモを許可出来るスイスの寛容さにびっくりしたものだ。
クルド人はトルコでは民族言語も許されず卑下され、抵抗した労働党の首長は死刑が下り、欧州各国の批判もあり終身刑になり今も服役中だ。ドイツは50から80万人のクルド人が住んでいて、ドイツ国内の「クルド労働党」の活動は禁止されているが、スイスでは活動がまだ許されている。
クルド帝国の崩壊の後、この民族は豊かな石油地区に住みながら幾つも国に分散された。
トルコ、1140万人、イラン、500万人、イラク、200万人、その他、シリア、ドイツ、アフガニスタン、オランダなどヨーロッパにも難民・亡命人として来たので多い。
現在の「イスラム国」の異宗教徒集団処刑残虐行為は言葉にならない。スイスニュースでは、何百という集団殺害の実ビデオをいろいろ協議したうえで公にすることを決めたので、これから放映する画像を見たくない人や、子供は映像から避けるように勧告し、それから、少しぼかして報道された。その死体山の中で、5時間後生き延び二日間の逃走に成功した証人の言葉と一緒のドキュメントだった。
若者が「イスラム国」戦闘部隊に申し出る誘惑はたくさんあるが、お金が身内にも保証されるのもそのひとつだ。また、欧州のノウハウ技術、メディアを利用できる賢いシステムにもあると聞く。
ドイツやイギリス、フランスに比べればスイスではまだそんなに多くないようでかなり把握されているようだが、本当に心配だ。
洋服直しのSさんが無事戻ってくることを祈っている。
私の行く「洋服直し屋さん」は、「直しや専門」で、どんな要求や相談にものってくれ、仕事も丁寧だ。彼の仕事チンは無論チューリッヒの高い時間給になる。しかし、込み入った大掛かりな修理は母国に行くと人件費が安いのでそこに持っていって直してくれるらしい。
このトルコ人おじさんSさんのところにはもう10年以上通っている。いつも少しおしゃべりしてくる面白い人だ。
そのSさんがトルコ民族的にはクルド人でスイスのクルド人団体のまとめ役の一人だったことはローカル新聞ではじめて知った。そればかりでなく、シリアの北部で「イスラム国」侵入を必死で防衛している町コバニ(Kobane)にクルド人に親戚がたくさんいるとかで、仲間と戦地に向かったと書かれていた。
スイステレビでも、クルド人や少数民族に対する支援をする募金や特集番組があった。
35年も前頃からチューリッヒでは、トルコ政府の弾圧に絶えかねたクルド人が老若男女子供、民族色豊かに根気強くデモをしていて、私は当時、他国であるスイスでそのようなデモを許可出来るスイスの寛容さにびっくりしたものだ。
クルド人はトルコでは民族言語も許されず卑下され、抵抗した労働党の首長は死刑が下り、欧州各国の批判もあり終身刑になり今も服役中だ。ドイツは50から80万人のクルド人が住んでいて、ドイツ国内の「クルド労働党」の活動は禁止されているが、スイスでは活動がまだ許されている。
クルド帝国の崩壊の後、この民族は豊かな石油地区に住みながら幾つも国に分散された。
トルコ、1140万人、イラン、500万人、イラク、200万人、その他、シリア、ドイツ、アフガニスタン、オランダなどヨーロッパにも難民・亡命人として来たので多い。
現在の「イスラム国」の異宗教徒集団処刑残虐行為は言葉にならない。スイスニュースでは、何百という集団殺害の実ビデオをいろいろ協議したうえで公にすることを決めたので、これから放映する画像を見たくない人や、子供は映像から避けるように勧告し、それから、少しぼかして報道された。その死体山の中で、5時間後生き延び二日間の逃走に成功した証人の言葉と一緒のドキュメントだった。
若者が「イスラム国」戦闘部隊に申し出る誘惑はたくさんあるが、お金が身内にも保証されるのもそのひとつだ。また、欧州のノウハウ技術、メディアを利用できる賢いシステムにもあると聞く。
ドイツやイギリス、フランスに比べればスイスではまだそんなに多くないようでかなり把握されているようだが、本当に心配だ。
洋服直しのSさんが無事戻ってくることを祈っている。
by swissnews
| 2014-10-24 15:48
| 生活・文化・伝統・笑い話
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スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします
by スイスで聞く「日本」
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