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反テロ結束行進・全仏400万人・パリ開放以来最高の市民参加

昨日の夜と今日の朝のテレビの報道できいたことを総合してみる。、

人の海の写真・・・・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・


・・パリだけで150万人、マルセーユ、リヨン、その他全国各地総合すると、370万人から400万人が集会行進したと云うことだ。

・・フランス語系カナダ、アメリカ、ドイツ、イギリス、豪州、とにかく世界中が「自由」「反テロ」「言論の自由」の為に意思表示した。

・・大体50人もの世界の最高首脳が集まった事自体が、信じられないことだ。中には勿論名を連ねる事だけが目的の偽善的と思われる人物もいたが。

・・パレスチネンザとイスラエル首脳が、3mの近さにいて、列を成していること自体がなんか信じられない。

・・オランド大統領は「今日はパリが世界の首都だ」といったことは本当だった。彼は良い仕事をした。

・・フランス極右マリー・ルペン氏も結局南の市の行進に参加した。

・・政治・経済いろいろ不振続きのフランスだが、昨日は「、さすが、自由革命の国だ」と世界の注目をあび、フランス人の高い意気を示した。

・・ドイツのメルケル首相がすぐ強い支えになったことが、全ヨーロッパの強いシグナルに。

・・新聞局の前で負傷した警察官が最後の命乞いをしてるのに残虐に殺害された。この警察官はイスラム教徒で、彼は自分のムスラム名を誇りに、又フランス人警察である事を誇りにしていた。この警察官の弟や家族が、モシェー(イスラム教徒)やシナゴーゲ(ユダヤ教徒)を傷つけたり、侮辱するのを止めてくれ。我々は皆フランス人だと記者会見で話した。

・・ユダヤショップでの死者4人はユダヤ人であり、殺害される前に客を救った。彼らの顔写真がはじめて公にされた。

・・又この店で、とっさの機転で冷凍室にかくれ、6人のユダヤ人客を救った若いムスリム黒人青年が英雄的にツイートされている。

・・昨日は午後3時半から行進が始まったが、2時にはすでに100万人近く集まっていた。3kmはすでに埋まりつくしてゆっくり行進したが、ほとんど警察官の姿は見えず(屋上や路地に潜んでいた)コントロールもなかった。追悼する為ストップしたのは、何か携帯で指示があったらしい。夜遅くまで広場では集会が続いた。6時間も頑張りとおした若者もたくさんいたようだ。

・・欧州の都市には広場が必ずあり、政治集会、安全避難、マーケット、お祭り、などに使われ、歴史的に外へ出て意思表示をするのが国民の義務と考えている。国政を変えていくのは当然。喜びも悲しみも共感する。

・「私はシャルリー」だけでなく「私はジャーナリスト」「私は警察官」「私はムスリム」「私はユダヤ」などの言葉が自発的に出てきたのはすごい事だ。

・・「加害者は孤児の兄弟」「移民の子供・将来の暗い見通し」「早い金稼ぎのため極端な団体に入る」「フランスの底辺層対策」などが急速に議論し始めた。フランスの緊急義務になる。

とりあえず以上。

***********

私の感想。40年以上もこちらにすんでいるが、私が今まで一番感激した出来事は「ベルリンの壁崩壊」だった。そのすごさに唖然として近い者達と身震いするほど感激し、めったにないことだったが一緒に泣いた。

それ以来、デモ行進やお祭りで100万人は何度もみたので驚かないようになっていた。しかし、今回は「鳥肌が立つ」ような感じだった。

日本では、まったく逆を行ってる地球の果ての国、「反漢とか嫌漢、中国嫌い」とかが国民の70%以上だということらしく、日本人はむしろ隣国を憎むことを誇りにさえしている感を持つ。なんか気持ち悪い国になったなと思う。そのような国が国際的にどれほどリスペクとされるか。

中国はすぐ近い将来世界の経済的権力を握ると言われている。英国、欧州、スイス、カナダ、アメリカの不動産の買占めはその静かな力が知らさせる。中国人はばらばらでも、いざとなったら結束するだろう。日本人は力もないのになぜ中国を挑発し、威張り、中国人を馬鹿にするのか。

韓国は、10年後日本人の個人豊かさのスタンダードに達すると言う人さえいる。それに韓国は、EU,アメリカ、豪州、南アメリカその他、など、日本よりずっと速く多くの国と自由協定があり、その成果が出てきている。EU国では、韓国の自動車や家電が、アメリカでは半導体など。またすぐに中国とも、EPAか、ETAなどが協定されるだろう。

つまりそんなに嫌いな韓国が日本を追い越すことがあるかもしれない。北朝鮮と韓国の共同体のようなものが出来れば、韓国は世界のすべての国と上手な取引があるからすぐ発展するだろう。

力的には日本は「何倍も強い隣国」に対応しなくならなくなる。それが見えないのか。予想もして無いようだ。極端には日本の経済も外交もすぐ世界の蚊帳の外になるというはなしも聞いた。

日本は、まったく「感情的な憎しみの国」になるのか。歴史問題もいまだ解決してないと世界中が思っている。いつ大人の国になるのか。若者は政治に期待していないが、何でも運命に任せるのか。

「アメリカの世界警察役」は少しづつなくなり、モラル的にはEUが大きな役割を持つことになる。EUは経済的に大きな問題を抱え、多諸国の複雑なもんだ一もある。しかし、「バカではないし勇気があり、決断力もあり、スピード感もある」「知識人」も多く、何とかやっていくだろう。

日本の「意固地な隣国憎み国民」や「なにか神秘的な神がかり的国民」になる傾向があるのではないかと非常に心配で悲しい。

フミ


by swissnews | 2015-01-12 15:45 | メディア・グローバリゼーション | Comments(0)

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