やった!ドイツの女性30%管理職率義務化が決定
今日は、1982年来、長年の念願だった女性30%管理職義務化がドイツで法律化された「歴史的女性勝利の日」になった。
つい数年までは、「まだまだ無理だ」と思われていたが、メルケル政権のパートナーであるまだ30代?の社会党の女性「家族大臣」が一気に頑張り通し、今日議会の過半数を大きく越えて規則化することに成功した。
「女性バンザイの日」だ。メルケル首相の党は反対者もまだいたが、メルケル首相は拍手を送った。女性の議員が36%だからこの懸案が通過するのは時間の問題だった感もある。
2016年から、大企業、とりあえずまだ条件を充たしていない3500の企業は、女性管理職、チーフなど30%を充たさなければならない。もし、30%にならなければそのポスト職、と云うか椅子は空いたままにしなければならない。でも、実際にはドイツはかなり高い率をすでに持っている。
北欧国、特にノルウェイが、ずっと前に始めてから良い結果を収めてきた。
スイスはまだ法律化されていないが、常識的モラルとしてはその意識がある分野では一般化されている。
もう、15年も前になるか私がまだ教師をしていたとき、総学部の代表会議があった。偶然かどうか、代表者の女性が10%ぐらいにしかならなかったらしい。総長は代表女性が30%にならないうちは会議を開始しないと云うことで、夜中に部長から記録はしなくてもいいからと役立たずの私と分かっていても代わりに行ってくれという電話があった。私は断ったが、とにかくこのようなことにこだわる上部の意識が大事なのだ。
残念ながらそれも公務員などの特殊職場であって、金融界の強いスイスでは、男性が圧倒的に力をもっていて女性が入り込めない状態だ。それに男女の給料格差がまだまだ大きい。しかし、常に問題としている。
そのようなまだまだだめなスイスだって今のようになるまでも30年以上の戦いがあった。だから日本で「ウーマニクス」とか叫んでもかなり難しいと思う。
日本の安部首相が「輝く日本の女性が世界をリードしていく!」(このような言葉を聞くと顔が赤くなるのは私だけではない・知りあいのスイス人だって真っ赤になるだろう。)とか「2020までに25から44歳までの常業率を5%あげる」とか「女性管理職30%にする」とか言う「ウーマニクス」を大きく表明して、ここまで欧州まで聞こえてくる。
しかし現在、日本の管理職率は8.3%でアメリカの40%に比べあまりに低すぎる。日本経団連によるとトップは1300のわずか16人しかいないと読んだ。
女性の社会進出率は、どんなに良い薬があっても、安部首相が考えているようにはすぐに良くならない。毎年、毎年改善していくしかない。
しかし、希望はある。
治部れんげ氏の普通の若い女性がなぜ札幌市男女共同参画センターに集まるのか? 攻めの企画生む非営利組織のマネジメント戦略と云う記事を読んだ。
・・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・
なんとも嬉しい事だ。どっち道日本に住み、その地元に住む決心があるなら、良くしていかなければ損だ。ただ文句を言っていてもダメだ。女性がつるみ繋がっていかなければ。
彼女達のように、「男性も中に入れて発展していく女性運動は欧州でも成功してる」といえる。
私の家の近くに「女性の家」があり、フェミニストを中心とした女性たちがが長い間の念願で大きなビルを買い取ったものだが、当時「男性を一切拒否する派」と「必要なら仲間に入れていく派」が争った。その結果、「自分たちが男性も選んで仲間に入れる派」が勝ち、今はうまく行っているようだ。
日本も頑張れ!
つい数年までは、「まだまだ無理だ」と思われていたが、メルケル政権のパートナーであるまだ30代?の社会党の女性「家族大臣」が一気に頑張り通し、今日議会の過半数を大きく越えて規則化することに成功した。
「女性バンザイの日」だ。メルケル首相の党は反対者もまだいたが、メルケル首相は拍手を送った。女性の議員が36%だからこの懸案が通過するのは時間の問題だった感もある。
2016年から、大企業、とりあえずまだ条件を充たしていない3500の企業は、女性管理職、チーフなど30%を充たさなければならない。もし、30%にならなければそのポスト職、と云うか椅子は空いたままにしなければならない。でも、実際にはドイツはかなり高い率をすでに持っている。
北欧国、特にノルウェイが、ずっと前に始めてから良い結果を収めてきた。
スイスはまだ法律化されていないが、常識的モラルとしてはその意識がある分野では一般化されている。
もう、15年も前になるか私がまだ教師をしていたとき、総学部の代表会議があった。偶然かどうか、代表者の女性が10%ぐらいにしかならなかったらしい。総長は代表女性が30%にならないうちは会議を開始しないと云うことで、夜中に部長から記録はしなくてもいいからと役立たずの私と分かっていても代わりに行ってくれという電話があった。私は断ったが、とにかくこのようなことにこだわる上部の意識が大事なのだ。
残念ながらそれも公務員などの特殊職場であって、金融界の強いスイスでは、男性が圧倒的に力をもっていて女性が入り込めない状態だ。それに男女の給料格差がまだまだ大きい。しかし、常に問題としている。
そのようなまだまだだめなスイスだって今のようになるまでも30年以上の戦いがあった。だから日本で「ウーマニクス」とか叫んでもかなり難しいと思う。
日本の安部首相が「輝く日本の女性が世界をリードしていく!」(このような言葉を聞くと顔が赤くなるのは私だけではない・知りあいのスイス人だって真っ赤になるだろう。)とか「2020までに25から44歳までの常業率を5%あげる」とか「女性管理職30%にする」とか言う「ウーマニクス」を大きく表明して、ここまで欧州まで聞こえてくる。
しかし現在、日本の管理職率は8.3%でアメリカの40%に比べあまりに低すぎる。日本経団連によるとトップは1300のわずか16人しかいないと読んだ。
女性の社会進出率は、どんなに良い薬があっても、安部首相が考えているようにはすぐに良くならない。毎年、毎年改善していくしかない。
しかし、希望はある。
治部れんげ氏の普通の若い女性がなぜ札幌市男女共同参画センターに集まるのか? 攻めの企画生む非営利組織のマネジメント戦略と云う記事を読んだ。
・・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・
なんとも嬉しい事だ。どっち道日本に住み、その地元に住む決心があるなら、良くしていかなければ損だ。ただ文句を言っていてもダメだ。女性がつるみ繋がっていかなければ。
彼女達のように、「男性も中に入れて発展していく女性運動は欧州でも成功してる」といえる。
私の家の近くに「女性の家」があり、フェミニストを中心とした女性たちがが長い間の念願で大きなビルを買い取ったものだが、当時「男性を一切拒否する派」と「必要なら仲間に入れていく派」が争った。その結果、「自分たちが男性も選んで仲間に入れる派」が勝ち、今はうまく行っているようだ。
日本も頑張れ!
by swissnews
| 2015-03-06 22:44
| 女性・ジェンダー
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by スイスで聞く「日本」
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