スイスでの孫と接する常識的一例

私の年で遅い孫ができた。孫と関係を築いていくのは100人いて100様ざまだ。しかし、ある程度、最近の共通した考え方もある。ひとつの例として日本との考え方、状況のの違いを知る事になるので書いてみる。

息子と恋人は12年も付き合っていたがお互いにチューリッヒ市内で違うところに住んでいた。子供が生まれてとりあえず息子は自分のアパートを引き払い、(荷物は私のところに運び込まれた)彼女のところに住み込み、子育てを始めた。2ケ月後には二人でベルリンで半年住むことになる。彼女の最後の大学卒業学期を終わられることになるからだ。(欧州国では大学を自由に選べ、学期ごとにも申請すれば他国にいくこともできるし、それに彼女はドイツ人でEU国民だから)彼女は社会指導者でチューリッヒの職場を(産休休暇プラス自己負担休暇)10か月休職にしてもらった。さらにこの大学の卒業で、もしかしたら良い地位につけるかもしれない。一応来年3月職場復帰になる。

息子は博士号所得のため、研究所の契約切れで退職し、論文書きながら育児をすることになる。赤ちゃんを大学に連れて行き、彼女の休憩のとき授乳させに行くみたいだ。彼の来年からの職場もまだはっきりない。最悪な場合は緊急に日当労働者として働くかもしれない。

私は今のところ彼女のストレスを少なくするため3日に一度30分ほど孫の顔を見に行く。他の日は息子が買い物がてら孫を胸に縛り付けて私のところにやってきて見せてくれる。だからほぼ毎日会える。頼まれた用事だけはする。

息子は父親であることを認知している。スイス人とのハーフだが、彼女がドイツ人だから、孫はドイツ人とスイス人の国籍取れることになる。(とりあえず22歳まで)結婚してないから彼女の性名を選んで、その代わり息子が日本の名をつける事に決めた。日本人の血は4分の一になる。孫の目は濃い青い色だが、日本人のベービーのように黒い髪の毛がある。面白いものだ。

週末に彼女の両親がドイツから車でやってくる。2泊滞在する。私は彼らにもう4度ほど会って知り合いになっている。結婚していなくてもこちらでは親戚付き合いになることはもう常識だ。(クリスマスに家族のところに恋人を連れて行くのが常識だから)私は一日彼らをどこかへ案内することと、夜の食事、しゃぶしゃぶを作る材料を買うのが役目である。料理するのは息子だ。

両親が帰るときにベルリン生活で必要なものを車に積み込み、ベルリンに住む彼女の妹のところへ運んでもらうことになっている。

私は今から、一度、息子たちが滞在中にベルリンに行き、ついでに河船旅の旅行ツアーを申し込もうとカタログを取り寄せている。

二人がまたチューリッヒに帰ってきたら私は忙しくなるだろう。週2回は半日、孫の面倒見ることになるだろうから。体力的にできないかもしれないからよく考える。それなら週なん回か息子たちに夜食を作ってもっていくことはできる。保育園は申し込んであるがせいぜい週3日くらいになるだろう。こちらに住む日本人の知人たちも、週2回とか週3回おばあちゃんになっていると聞く。

それより息子の職場探しが問題だ。それに新しいアパートをさがす事も大変なことだ。私の近くにする条件だから。

孫が少し大きくなったら、2週間ぐらいはドイツの両親が引き受けてくれそうだ。親戚がたくさんあるし。

なるようにしかならないが、孫の名付け親(ゴッッテイ、ゴッテ)には(スイスの伝統で責任持つ親代わりがいて、16歳まで誕生日などプレゼントをするしきたりがあり、子供の人生相談にのる義務がある)3人が決まっているので緊急のときは助けてくれるだろう。子供はいろいろな人の意見を聞きながら育つのがよいが、なんと言っても両親が日常生活のルールを絶対的に決めていく。


例えば、この家庭ではテレビ無し、靴は玄関ですぐ脱ぐ、野菜主義者、コカコーラ禁止、とかだ。周りのものはそれに議論なしに合わせる。

日本とはかなり違いがあるかもしれない。こちらはだから楽観的かもしれない。

つまり、こちらでは出産は個人だけでなく社会のウェルカムだから、若い両親のルールに従い、知り合い皆が違った意向もアクセプトして自分の状況に合わせ、できることは協力する。私も友達の子供のゴッティだったし、息子も友達の子供のゴッテだ。そうして繋がっていく。(息子は友達のゴッテになってから自分の子供がほしいと真剣に考えたようだ。だから子供の無い友達を自分の息子のゴッテにした。・・・日本の少子化対策に「独身名付け親制どうでしょうか?)

息子のおもちゃや甚平も怠慢で捨てずにいたのでこれから役に立つだろう。






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by swissnews | 2017-07-28 03:17 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

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