初めて救急車に乗る。

私は何度か手術をしたことはあるが、今までは予定されていたものだから自分で出かけて行った。

今回は違った。日曜日の午後、遅い昼食後フェデラーのテニスを観ながら突然気分が悪くなった。めまい、下痢、嘔吐が続き、似たような初期の症状があったため、心臓の手術の影響が不安になり同じ建物ですぐ2メートル向かいの医者のTのドアをたたいた。日曜日で彼は家にいた。すぐ又嘔吐が続き目が回りトイレで起き上がれなくなった。Tはすぐ救急車を呼んでくれ、心臓や肩の痛みはまったくなかったから、多分胃関係だがめまいが気になるとか言いながら薬のカード、携帯など必要なもの集めてくれた。(彼は私の部屋を知っている)そして常に励ましてくれた。(自分の子供を自宅に追いやった)7分もかからず救急車から若い男女の2人が階段を上がってきた。すぐ点滴をし、血圧や脈を測り、専門的なことをしてくれた。上体を起こせば嘔吐が続いた。

彼らは、家の火の元を確かめ、コートや靴やハンドバックを大きな袋につめ、階段用の車を持ち込み、私をしっかり固定し、救急車のベットに移り地区の病院に行った。車内は映画とかで見ていると同じで、少し揺れた。女性の救急員が始終話しかけてきた。非常に頼もしい人だった。男性が運転したようだ。

救急病とに着くと、個室に入れられ、すぐ患者服に着せ替えられ、いろいろ検査され(心電図など)若いアシスタント男性医者がコンピューターを押しながらすべて記録し血液検査をしてくれた。分析まで1時間半かかると言った。看護師が暖房された暖かい特殊な毛布をかぶせてくれた。
救急者看護の若い二人は引継ぎを終わり、私の肩を軽くたたいて「大丈夫だ」といって帰っていった。私は「ありがとう」と返事した。

中国人の男性が、電話だといって病院の携帯を持ってきた。向かいのTが様子を聞いてきた。何度かアシスタント医師が診に来てくれ、苗字がスイス名だがどこのアジアの国から来たか聞かれた。答えると彼はやっぱりそうだと思ったとか言った。彼のだって東欧名だ。きっとカリウムが不足気味かもしれない。心臓は大丈夫といってくれ、詳しくはチーフ医師がもうすぐ全部説明してくれるといった。

男性医師がやってきて名札を見せながら名を言ってくれたが、私は彼の名を読み取ることさえできなかった。「すみません。あまり長い名ので覚えられません。ミスター・ドクター。どこの国の名ですか?」と聞いた。「トルコ人だが、皆、私の名を一度では覚えられません。気にしないで」と言った。(こちらでは必ず、ミスター・ミスドクター・名前を言うのが当たり前だからだ)

私の病名は今チューリッヒではやっている胃腸流行風邪の疑いがあるが熱など高くないし、急性的な胃腸の何とかといった。(日本語分からない)「めまい」のことをかなり聞かれいろいろ実験された。そして、30分後にもう一度血液検査をして、(多分心臓検査のためか)45分後ぐらいにその分析が終わり、多分家に帰ることができるだろうといってくれた。

私は、めまいも治り、看護人を呼んで、起き上がり点滴を移動させながらトイレにも行けるようになり、最終的に結果はよいということで、薬をもらって帰宅しても良いということになった。

私の子供は今、海外にいるので、Tが車で迎えに来てくれるといったが、それを断り、病院の専門タクシーで夜遅く帰ってきた。
夜中11時半になっていた。

この費用は、ほとんど全額保険は払ってくれるはずだ。保険が利かない薬とかの請求はあるかもしれない。そしてこの病院は私のこの診察の記録をすべて私の個人医に詳しく専門的な報告する義務ができる。(私に伝えなかった専門的なことも)2,3日後には私の個人医はこの事を知るだろう。すぐ対策が必要なら医者が電話してくるだろうし、緊急でなかったら次個人医に行ったら胃の様子やめまいのことが話題になるだろう。

私の住むこの地区の病院、特に救急病とはいろいろ苦情が多く評判が悪い。外国人従業者が多く、医者もその日の救急患者の数に手が回らなくなったりするからだ。しかし、そんなに悪くはなかった。私自身外国人だから、外国人が活躍しているのを知ることは嬉しい。今日は日曜日の午後で他の患者は多くないようだったからかもしれない。前に来た時は、酔っ払いやけが人のうなり声が聞こえて来て、看護人も大忙しという感じだった。

チューリッヒは41万人ぐらいの人口で、4つか5つの大きな緊急病院があり、大きな手術ができる。しかし、それぞれ特徴があるようで他の病院にまわされることもあるようだ。

Tの家族のドアにメモを貼り付け、昨日はずっと寝ていたが、今日、Tが帰宅してから話に来てくれた。

隣人は大事にしなくては。私は何度も彼らの子供のベビーシッターをしたし、彼らの鍵を預かり用事もしていたから助けてもらうのは気軽に聞ける仲だ。

スイスの医療について関心が高いので、個人的な経験を書いた。










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by swissnews | 2017-11-15 06:03 | 社会・福祉・医療 | Comments(0)

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