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カンナム(江南)スタイルと日本人に思う

韓国人PSY(サイ)さんのカンナムスタイル(江南スタイル)のことは皆さんもご承知でしょうか。

8億回以上の再正数を誇るらしいですが、私が読める限りでの日本のメディアでは、国内であまり人気が無いみたいですね。

欧州では、どこのテレビの番組や、司会者がちょっと真似してみたり一度は取り上げて楽しんでいたようです。ローマなどの広場で何万人が集まって踊ったり、今ではサウジアラビアなんかでも人気があるみたいですよ。

あるローマに住んでいる日本人通訳の話では、日本人旅行者グループを、ちょうどめぐり合ったカンナムダンスを見に行ったということです。比較的若い人たちは、その広場で何国人かも知らない大集団に紛れ込み一緒に踊り、汗をかき、興奮してものすごく楽しかったといってたのを聞いて話してくれました。しかし彼らが日本でそんな事できるか、したいかというとネガティブだという事でした。

どうしてなのかということをこの通訳の(ブログで読んだのだが)推測も入れて私も考えてみた。

日本には、広場が少ないとか、英語の歌詞がぴんと来ないとか、韓国に対する嫉妬とかもあるかもしれな

い。しかし、それだけだろうか。このような傾向は前からあったと思われるのです。

数年前、オーストラリア発の、ファン、楽しみ、Spassというのか、どこでも平らになるという流行があり、屋根の上、橋の上、机の上どこでの水平に体を伸ばして写真を取り、それを世界中に広める遊びのようなものでした。その多様さ奇抜さに笑ってしまったものでした。しかしこれも日本ははやらず「何だよこれ、何が面白いんだよ」というのをちょっと読みまいた。

「・・・・に乗る?・・・・・乗らない?」

「・・・こんなのあり?・・・・なし?」

「・・・・いかがなものか?」

と聞きあい、時間が過ぎてしまう。

結局日本では、何をするにも右、左を見て一緒に一線を越えなければならない。特に今回は、韓国発だと自分では踊りたくても、「ちょっとやはい!」という事になるのかもしれない。

欧州人は、今まで戦争をしすぎてきたせいなのか、たいした意味が無くても、その良いところを買ってやる。そして只の一時的な楽しみであると分かっても一緒に盛り上げて、皆笑顔になる。

こちらへ来た当時は、実にくだらない遊びだと思い「お金が持ったいなー」とか、あまり天真爛漫な欧州人がバカらしく思えたものだ。しかし今は、ユーモアのあるそんなオープンな遊びを、集団で楽しむということは素晴らしいことだと思うようになった。国境を越えて「まあ、良いじゃないか」と「認め合う」ことになる。

皆さんは、スポーツ観覧者が、両手を挙げその波が広がり、競技場一周してスポーツマンを励ますのを見た事がありますか。

今回のカンナムスタイル世界流行について思ったことは、このような世界の波に日本だけ懐疑的で、参加せず、波が回っていかない。外にいるものにとっては、心情的にはなにか日本が「離れ小島的」になる残念な気持ちがする。勿論そんな事はその人、その国の自由だし、日本には日本だけのファンがあるのだが。

今、日本の動画ニュースで大阪の3万人とか4万人参加といわれる大阪マラソンの様子を見た。皆さまざまなスタイルで実に楽しそうだった。やはりファン、慰みの無い国はないし、集団で味わう楽しみは格別だ。感走度も高いし、たいしたものだ。

もっとイイジーで寛容な生活ををというのをお正月に書いた
・・・・・こちら・・・

追加情報・・・・・・昨日ユーロニュースで両手に手錠を掛けられた状態で、カンナムスタイルの踊りをしているビデオが発表されたとあった。これはあるドイツの芸術家が製作したもので、言論の自由や、芸術活動を規制している国家体制に抗議するものだと言う。中国の偉大な芸術家、アイワイワイは彼の友達で、彼の自由を特に願っているという事だった。・・・・・

・・・その後、ほとんど見る限りの年末特集では、カンナムスタイルが取り上げられその楽しさが広がり、マドンナ、ガガ、ドイツ有名人も一回はこれを踊ったようだ。彼の英語のインタビューものった。結局アジア人といっても世界に溶け込んでいく語学力、スピード感、ユーモアのある流儀が国籍を超えて好感を与えるのでしょうね。ことしいっぱいですでに10億回再生記録をしたとあります。

チューリッヒ   扶美

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by swissnews | 2012-11-25 21:01 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

溝口健二の13作品がチューリッヒFilmpodiumに

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チューリッヒには普通の一般映画館のほかに、市が援助している映画館がいくつかある。そのひとつは、「クサニクス」で、実験的な映画や商業的に競争していけないエキゾチックなもの、政治的傾向の強いもの、監督や俳優の特集などをプログラムにいれ、映画通や若者の観客が多い。

Filmpodium もそのひとつで、まったく違ったリバイバル的な感じの「名画劇場」といえる。特に午後3時からのプログラムには、高齢の人が多い。

以前に黒澤明についてこのPodiumを紹介した。
・・・こちら・・・

10月11月には溝口健二(1898-1956)特集で13作品も(一作品2回か3回)放映される。昨日「祇園の姉妹」を見てきた。自分が生まれる前に作られた映画だが、ずいぶんモダンだったし、テンポのある、筋道というか言表のハッキリした作品だった。

来週、主催者が溝口の専門家の講演を予定しており、それは実に90分にも及ぶらしい。

Tagi の文化欄にこの溝口特集の紹介があった。「山椒大夫」(1953)の田中絹代や香川京子の姿が映っている写真があった。私はこの話を、小説か絵本でみたかあるいは祖母に語ってもらったのか、盲目の年老いた母親が子供の名前を歌うように呼ぶ姿が記憶の中にある。

主な内容だけ要約すると。

・・もし人が、スタンリー・クブリック,オーソン・ウェルス、ベルグマン、フェリーニなどのほかに他の名監督を考えたとき、溝口健二をはずすことが出来ない。黒澤明や小津安二郎に並び80もの作品を生み出した日本の文豪だ。忘れられない「雨月物語」は、ウーディ・エロンやジャン・ルック・ゴダッドなどの後の天才たちに感銘を与えた。・・・・・・特にゴダッドが、世界の名監督3人は誰かと聞かれたとき「溝口、溝口、溝口」と答えたのは有名だ。これは私の付けたし・・・・・・

・・黒澤明が戦争や無残をテーマに、また視覚的なセンセーションを得意にした反面、溝口は不憫な慰めのない人間や社会、特に女性の運命をテーマにしてきた。

・・白黒映画でも、色彩豊かで、多彩な印象を受ける。一見とても詩的であるが、すべての画像はハッキリした社会的政治的な思考が背景に計算されている。

・・社会の不平等や不運に見舞われる人間像は、現在のテーマにもつながるので、それが魅力だ。

・・そしていくつかの作品を紹介していた。

***********

チューリッヒにはもうひとつ私が行く映画館がある。「ランチ劇場」というのだが、昼の12時15分からはじまり、Tagi紙をとっているものは半額で650円ぐらいで、封切前の映画が見れる。この時間に来れるのは年寄りが多いが、いつもかなり満席だ。

鈴鹿で3位に入ったカムイ選手おめでとう。これを書きながらテレビ実況をみていました。

写真はチューリッヒ市

チューリッヒ   扶美

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by swissnews | 2012-10-07 17:23 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

ブレークダンサーB.Kimoto世界ツアーに。自立が早いスイスの若者

ブログの「ご挨拶」に書いたように、海外に住む私は、新聞などでアジア人の写真など目に留まると、反射的にすぐ名前を読む。日本人かなと胸が弾む。そうでないときはがっかりする。勿論、悪い犯罪者などのときは、ホッとする。

昨日の、「20分」新聞に、片手で逆立ちして、一方の手で、開脚しているかかとを触れている最高にカッコいいポーズをしている若いアジア人の写真がでていた。ブレークダンサーだ。

「スイス人Benny Kimoto が踊りながら世界を廻る。」このような名前をみるとすぐに、彼の父親が日本人で、母親はたぶんスイス人であると確信がもてる。その通りであった。

16歳で、ブレークダンスに魅され、両親の反対を押し切り、ドイツのベルリンに行き、修行を積み、苦労を重ねてた。32歳になった今「Flying Bach]というグループを立ち上げ、世界ツアーに行くほど有名になった。

オスロの公演でインタビューに応える Benny Kimoto氏の苦労話と、バッハのクラッシック音楽に振付するようになったイワレなどが話されている。・・・・・皆さんもこのグループの名を探検すると写真が見れるでしょう。・・・・

私も子供を持つ親だから言えるが、特にこの日本人の父親の気持ちがよく分かる。16歳の息子が路上で踊るブレークダンサーになりたいと他国へ行くなど言ってきたら、やはりきっとかなり反対した事だろうと想像できる。

欧州のほとんどの国では18歳が成人となる。この年を過ぎると子供は最終的には自分の意思で道を選び、決める。しかし16歳だと、親の責任範囲にあり、それぞれの家族で約束事が決められる。

18歳以上になると、(あるいは女子の場合は恋人が出来るのでモット早く)親と別居する子供がほとんどとなる。大学は大体20才過ぎるが、私の学生も100%そうだった。最初の頃まだ親と同居する生徒を「ママホテル」から通っていると冷やかす。

それと同時に、自分で健康保険や、銀行の口座をもち独立する。25歳まで勉学中の子供を持つ親は、生活費を援助する義務がある。就学が証明されれば、今までのように子供手当てが25歳までもらえる。学費は普通の大学でスイス人学生は一年10から20万円だが、特殊な学部ではすこし高い。私の勤めていた芸術大学は、EU連盟国ドイツやオーストリアからの生徒もかなりいて、スイス人以外の学費は高く、EU連盟に入っていない、しかも物価の高いスイスでは皆苦労するようだ。・・・・その反対にEUに入っていないスイスの若者は、連盟国で勉強するときは別の不都合がある。・・・・

伝統のある寮制の私立学校は、世界中から生徒、学生が集まり信頼のある格式の高いものが多い。

ずっと前の事だが、私の子供も20歳になった時に家を出て行った。(たいていは、2から4人ぐらいのシェアアパートメントに住むことになる)生活費は子供の口座に振り込んだが、健康管理は自分でするようになったので楽になった。

こちらの親の感覚は、成人になった子供を社会に送り出すことを誇りに思う。独立させた、独立してくれたと喜ぶ。

南ヨーロッパ、つまりギリシャ、イタリア、スペインなどは、空間的な独立が一般に遅く、時には35才過ぎても母親を尊敬しすぎるのか、甘えるのかベッタリ同居する傾向があり、社会問題になっていた。・・・・・しかし今はそんなこと言っていられないようになった。家族で誰かが定職あればよいことになり、別居できず寄り集まって暮らすようになってきたらしい。・・・・・

最近、ドイツでもスイスでも経済的事情が厳しくなり、なかなか独立できない状態になってきた。ドイツ政府など、なるべく長く親と同居して、住居問題を緩和する事を推薦している。考ええてみると、親の家には大抵まだスペースがある。

私の知人は、同居をさせているが、22歳の収入のある子供から家賃と食費をちゃんともらっている。このようなことはハッキリしている。(日本人の親は一概に甘く、シンボル程度1万円もらっていると私の女友達はこっそり打ち明けてくれた。)

アメリカの話によると、不況になり、一度独立し別居していた子供が又帰ってきて一緒に暮らすようになり、さらに高齢の義理の親も家を失いやってきて、いわゆる40,50代の夫婦は厳しい状況になっている。このような3代の同居家族を「サンドイッチ家族」と言うらしい。おおらかなに暮らしてきた60代以上の親たちと子供に挟まれ、経済的な責任も持たなくてはならなくなった働き盛りの夫婦は将来の夢も縮んでくるそうだ。

欧州もそのような傾向にナルかもしれない。

しかし、成人した子供はどこに住もうと、自分ですべて責任が取れるように育てたのだからそれでいいわけだ。親にとっては子供であるが、同時に社会の人になる。そして若い彼らは、自分たちが苦しくなると、政治を変えなければならないと気づく。すべての政党には青年部もありそこで活躍することもできる。だからデモもあるし、選挙にも結構積極的に参加していくようになる。つまり親には頼れないので国を動かしていく必要性を身近に感じるからか。
(実際には親は経済力などあっても直接助けないことが多い。冷たいようだが親には親の余生があり権利であると考える)

親は、子供たちと対等の社会人として尊厳しまがら対応でき、それを楽しむことが出来る。当然ながら親が助言する事、議論することは盛んに行われることが一般的だ。孫の世話を週何回とか決めている人もあったり、親の病気で退職を早めて看護する子供もいるし、人情的なことは世界中同じといえるのではないか。

しかし、子供の独立が教育の目的で、成人になれば社会の一員になり、自分のエゴで束縛できないという感覚は、日本と多少違うところか。

ベニー・キモトさんのツアーが成功し、ご健康で活躍してくれる事願ってます。

チューリッヒ   扶美

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by swissnews | 2012-10-05 05:18 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

高山明、水木しげる、小松左京、ChimPom、大江健三郎、高橋源一郎など

Neue Zuercher Zeitung(NZZ)ノイエ・チュルヒャー・ツアイツングというドイツ語新聞は、ドイツ語圏第一級の知識専門家の新聞であり、わたしの購入しているTAGIより格式が高い。私の同じ階の向いの医者家族がとっていて、日本特集のマガジンなど付録があれば、ドアの前においてくれる。その他に、2,3の退職老人の知人が、日本の記事をメールしてくれる。

あるイベントので一緒した知人が、少し古くなったが、3つの記事、いずれもほぼ一ページの大きなもので、大きすぎてメールできなかったといって手渡ししてくれた。せっかくなので、ひとつ紹介したい。

3月12日の文芸欄まったく一ページを埋めた記事だ。「地獄からの一歩」とでも訳せるタイトルだ。「愛と慰み・批判と哄笑」「再建激感ドラマ的・道徳精神的」「皮肉的」など日本の芸術家たちがどのようにしてこの3重苦(東日本大震災)に反応してきたか。

この女性記者は日本の芸術家をよく調べている。移動演劇的な実験を続ける高山明氏の「Refrendum Projekt 国民投票プロジェクト」のキャラバンカーの写真が大きくの載っている。

この記事は、何らかの意味で、3・11前に日本の消費世界、資本主義、豊におごれる市民、日本の危機を予想し、警告してきた芸術家の話から始まる。

水木しげるの漫画は、ずっと戦争、お化け、死をテーマにしてきたが、すでに、1979に原発で働く派遣労働者の様子も公にしていて、事故後、ニューヨークでこの漫画が紹介された。「フクシマ原発の暗闇」とでも言うのか。

小松左京の「日本沈没」は、あまりにも有名だ。・・・・この原発事故の直後に、この小説を頭に浮かべたのは私の古い友達だけだったろうか。・・・・・

黒澤明も1990に「夢」という晩年作品で、「赤い富士山」としてこの悲劇を予告していたのではないかとおもわれる。

Ushio Ryuta 氏、Chim Pomの活躍についてかなりのスペースをとり説明されている。「次の時代の人たちが、3.11の後にいったい何をしてきたのかという問いに答えられるようにしていきたい。

彼らは、事故後すぐに、ボランティとして現地で清掃活動をはじめ、同時に現地で、総合芸術プロジェクトをする興味のある新しい形のパーフォーマンスだ。彼らは以前から前から広島、ナガサキ問題と取り組んでいた。

事故後すぐに動き始めた写真家たち。Obata Kazuo氏,kanjo Take 氏などの世界に向けた写真シリーズのこと。

高山明氏の演劇的分野からの活動。原発についての国民投票を!というモットー!この声明のなかには、オーストリアの国民投票で原発を(施設は出来上がっていた)拒否した歴史的な例をあげていた。(この原子炉は、博物館として、楽しいところになっているし、ドイツにも遊び場になっている原子炉がある。)

このような新しい形の活動は、まだまだ日本の国民に、特に地方では、関心や共感がまだ薄い。

少し、バイブル的、モラル的、セラピー的な文学として、吉本バナナ氏(Sweet Hereafter)や和合亮一氏の(詩のつぶて)などを文学を示唆していている。

日本には、「震災文学」というような、広島、長崎などをテーマにした文学がたくさんあること。

マイスター文豪、大江健三郎についてかなり長く書かれている。彼の実活動。自分でも「最後の(ロマン)小説」として、「群像」2012にのっている作品を紹介している。「In Late Style」は、彼の故郷四国の森の小さな村の出来事であり、・・・・私は「飼育」という初期の作品を思い出した。やっぱり四国の森深い村で・・・・・原子炉の爆発雲が日本全部を覆うという感じである。「原発については文学者としての自分の人生での最後の大きな階段になる。」

高橋源一郎の「恋する原発」は、パロディとか、Pathos 劇的な皮肉な、笑いを呼び起こすものだ。

又、東京Temple 大学のShinya Watanabe氏は、今回の現象を、第二次世界大戦の前と後の背景を比較している。彼は、「日本芸術基金」を提唱し、戦後の厳しい時代を乗り越えてきた独立性、人間性に期待を寄せている。

*********

このような一ページびっしりに書かれたNZZの記事を、全部読む人は少ないだろう。しかし、ざっと読んでくれる人は多いのであり、わたしのために、記事をわざわざ切り抜き渡してくれる人もいるのだ。

大体このような大きなスペースをとる記事、遠い日本の文学マイノリティの記事を取り上げてくれる、編集長にも、書いてくれた記者にも、感謝したい。

このようにこちらの新聞で、今、日本で行われている、静かな、あるいは、躍動的な活動があることを知り嬉しい限りだ。

特に新しい若いパーフォーマーや、新しい多芸術部門合体が、もっともっと市民に浸透していく事を期待したい。

私は芸術大学で仕事をしていたので、演劇、音楽、映画、アート学生が常に、共同で作品を作り、路上などでアピールしていたのをよく見てきた。観客を自分で集めてくる練習も、ひとつの課題だったから。




チューリッヒ        F.S.

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by swissnews | 2012-04-04 23:05 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

ローザンヌ国際バレエコンクールで菅井円加さん優勝

今日6日、私のTAGI新聞、文化欄にローザンヌのこのコンクールの記事と、久々に5位に入賞したチューリッヒのバレエ学校生徒M.Gさんの大きな跳躍している写真が載っていた。

これはスイスの新聞だし、国際コンクールでの成功は、特にドイツ語圏(ローザンヌはフランス語圏)での成功は大きな出来事になるわけだ。

しかし記事の最初は無論優勝した日本人菅井さんのことが記されている。17歳6カ月。丸顔で黒髪を丸く結い上げている。クラッシックのソロは「Razmonda]を zelebriert 厳かに踊った。特にコンテンパラリーのバリエーションでは、大きな拍手喝采を受けた。

この優勝に伴い、彼女は一年間、世界の有名な学校や、劇団に留学でき、その他に16000スイスフラン(大体140万円)が生活費やお小遣いとして得られる。彼女はまだどの学校へ行くか決めてないようだが、人生の転機になることははっきりしているということが書いてあった。

この後の記事は、バレーとコンテンパラリーの比重。コンクールの条件。チューリッヒのバレー教育。レベル。練習条件。バレー教師の話などいろいろな課題がかかれてあった。勿論、M.Gさんのことも。

・・・・・・・・

このコンクールには毎年多くの日本人や、中国、韓国、台湾などから参加があり、最終審査に選ばれる半分もアジア人になる事だってある。バレエのコンクールだけでなく、音楽楽器、オペラ歌手のコンクールでもアジア人が圧倒的に数が多い。だから、欧州の、交響楽団や伝統的な劇場バレエのアンサンブルには日本人、アジア人が必ずいるといっても言い過ぎではない。

ローザンヌのバレエコンクールは今年で40回を迎かえ、今回は旧入賞者が審査員を勤め、吉田都さんもその一人だ。日本人が入賞したことは幾度かあったが、優勝は、ずっとさかのぼり、熊川哲也さんになるのかもしれない。とにかくおめでたい事だ。

このコンクールは、奨学金とか留学の機会を得る為のものだから、その必要があまりない本場の伝統のある国の若者は参加しないことが多い。つまり世界一とかは一概に言えない。イギリス、フランス、ロシアなどには、レベルの高い若者が沢山いるからだ。だから将来は厳しいといえるが、菅井さんがバレエあるいは、コンテンパラリーのダンサーとして、大いに活躍することに期待したい。

・・・・・・・・

ひとつの情報として書き加えるなら、菅井さんが進むであろう道は、現代舞踊家であるが、大きな劇場で、有名な振り付け師の作品を最高のインタープレートをし、観客を魅了する芸術家になることだと想像される。

例えば私も同じ現代舞踊家であるが、創作家なので、現代創作舞踊家とよぶ。他人の振り付けしたものを踊るのではなく、自分の動きを追及するのが仕事なのである。まあ、マイノリティーのダンス芸術ではあるが、欧州にはこのための「国際現代Choreographie 振り付けコンクール」というのもいくつかある。私も昔賞をとったがあったが、技術重視、崇拝の日本人には興味のないものだ。しかし欧州にはこのような現代創作舞踊家の日本人がけっこう活躍している。

 チューリッヒ          F.S.

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by swissnews | 2012-02-07 01:46 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

坂 茂氏がスイス新聞社Meetingの式辞演説者に

私が購入契約をしているスイスドイツ語圏の新聞Tagesanzeiger(通称 Tagiと呼ばれる)は毎年、大きなMeetingを行う。今年は、スイスナショナル銀行の最高責任者ヒルゲガルト氏が、式辞演説をすることに決まっていたが、彼が不正事件で辞任したので、急遽日本人建築家である坂茂(Shigeru Ban)氏が引き受けることになり、昨日、財界、政治界、文化、芸術界から選ばれた300人の有名人の前で、講演し、参加者を魅了したという事だ。

この記事は、今日18日Tagi紙のチューリッヒ市欄一面に及んだ。坂氏はパリ、ニューヨーク、東京、チューリッヒを飛び回る国際的なスター建築家であり、チューリッヒにゆかりのある方だ。メディア建築を手がけてきたし、これからも「タメディア新築」を企画していてその構想もビデオで説明したようだ。彼の大きな写真と、青写真、有名人たちの沢山の写真もあった。この有名人のコメント・・・・・

・・・・「不運の中での幸運」(坂氏が引き受けてくれたこと)

・・・・「坂氏に始めてお目にかかったがとても興味深い方だ。」

・・・・「建築はもしかしたら、財政政治なんかより、インスピレーションがある。お金の話題は今飽き飽きしているから」

・・・・「彼の声はソフトで、柔らかい。しかしその中に潜んでいるのは昼夜にわたる厳しい仕事から生まれる高い業績だ。」

・・・・「日本人としては(珍しい?)美しい英語だった。自分の専門テーマに深く根を下ろし、熟考している。」

・・・・「冷たいメタルから、彼の暖かい素材に」

・・・・「彼の素材は地にしっかり足を下ろし、軽く、フレンドリーで、オープンだ。」

・・・・インドのスラムで一年間仕事をしてきた女性建築家のコメント「現代の建築は、周りからの圧力が多く、実際に、社会的な奉仕に貢献する時間が少なくなる。坂氏のように、すばらしい仕事をするだけでなく、社会的に不利な貧困な人たちへ力を注ぐ事のできる建築家は少ない。」

・・・坂氏がチューリッヒの女性市長であるC.Mと一緒に映っている写真があった。彼女は得意な英語で、坂氏とかなり長く話をしたとか書いてあった。彼女は数年前から我々の市長であり、レスビアンであり、恋人を同伴する事も多い。

余談だが、私は劇場などでプライベートな彼女たちの姿を何度かみたことがある。昨年ある音楽家の表彰式で、後ろのほうで座っていたら、隣に来て「ハロー。ここ空いてますか」「もちろんどうぞ!」「もうすぐ始まりそうね」彼らはそういいなが私に握手をしてきた。まったく知らない人でもやっぱり政治家だからそれぐらいの社交が必要だ。彼女はまだ40代だがまだまだ何年も市長をしてほしいものだ。

またまた余談になるが、最近バーゼル市の教育委員会の最高の地位についたのも、レスビアンの女性だと読んだ。ドイツの大都市、ベルリンやハンブルグの市長も同性愛者の男性だ。

・・・・話は又、坂氏に戻るが、チューリッヒラジオのプログラムチーフのコメント
・・・・「我々のラジオスタジオも紙で造られるとしたらどんなだろう。もしそうなるなら、喜んで、坂氏に私の今までの原稿全部提供したいわ!」

彼の経歴や、今までの仕事について別枠で詳しく書かれてあった。

私のブログ、2011,05.08に「坂 茂氏の建築がチューリッヒに」彼の仕事の事を書いたので、読んでくれたらうれしい。


チューリッヒ        F.S.

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by swissnews | 2012-01-19 07:36 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

その後の日本。スイステレビ特別レポート。

4日のスイス第一テレビ、22時20分から大体30分ぐらい「Kultur Club」カルチャークラブという番組で、大震災の後の日本を伝える特別報道が組まれた。若い女性レポーター(日本、中国、韓国などの専門家)が、数日日本を歩いたレポートだった。

メモ用紙を準備してテレビの前で構えていたが、人の名前は、3秒ぐらいしか映らず、書き取れなかったものもある。スイス人アナウンサーの発音を書いても、日本語にはならないときが多い。

総体的に言うと東日本大震災のあとで、日本は変わったか?というテーマだった。「主張する新しい文化の兆し」「行動し出した若者」とかいうPositivな反響が報道されていた。

・・・・東京。坂本龍一氏とのインタビュー。彼の芸術活動や援助活動。日本に発言し、行動する文化が生まれつつある。

・・・・脱原発デモや集会。ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏が、みなの前で語っていた。10ミリオン署名運動。しかしまだ1ミリオンしか集まっていない。

・・・・東京渋谷の夜の世界。ネオンが少し暗くなったといっていたが、レポーターは、すごく明るいといっていた。すし屋さんと魚の問題。

・・・・神田かおりさん?という「噺家」の政治主張と活動の魅力。

・・・・地下鉄の自動切符売り機械にかかる電力。

・・・・松本はじめさん?のセカンドハンドの店と「素人の乱」?無駄な消費の面白い話。

・・・・大阪、新幹線。富士山

・・・・建築家、安藤忠雄氏が一時間も時間をとってくれたこと。死者が横たわった津波現場に何かを建てるのは忍びない。木を植えることが一番いい。記念館も準備。

・・・・埼玉県の芸術家、加藤つばささんの仕事が紹介された。

・・・・「CHIM POM]チンポンとか言う音楽家、ビデオ、イベントの様子。

・・・・・自分の友達が津波で死んだと語った若い写真家Kazuma Obara氏の活動。津波現場だけでなく、リスクも承知で、原発現場で胸を打たれるような写真を撮りまくった。

・・・・原発被災地のお寺に今でも住み続ける、禅のお坊さんでもあり、作家でもあるSok?yGenko(お名前が書き取れなかった事すみません)僧の話で、避難するか、留まるか迷った話。今、平和な事。禅のこと。多くの人が、共同で、何かをする。コミニケーションの大事さなど語ってくれた。

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この若い女性ジャーナリストは、日本の新しい息吹みたいなものハッキリ感じ取ってきたようだ。




チューリッヒ         F.S.

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by swissnews | 2012-01-06 08:05 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

「未来の友達」スイスの中学生が日本語で歌う。

何度も紹介したが、スイスの国が援助しているSwissinfo.chというブログがある。スイスに関する事を、世界に報道する為に、それぞれの国の記者が自分の母国語で発信している。

数人の日本女性が(記事を読むかぎり)何年住んでいても知らなかった面白いこと、新しい出来事を書いてくれるので楽しみにしている。

今日、「未来の友達」という動画についてかいてあり、これはすでに一万回以上ユーチューブでアクセスされているという事だ(
Youtubeリンクはこちら)。スイスのベルン州の中学生が、東日本大震災の被害者にメッセージしたオリジナルの歌を日本語で歌っているのだ。詳しくは、スイスインフォで!

私はもう3度ほどこの歌を聴きましたが歌詞もいいし本当に真摯なきもちがつたわってくる。
これをみた皆さんは何を感じるでしょうか。今日は、スイス人の子供のさまざまな容姿について一言・・・。

こちらの学校は、特殊な伝統的私学以外制服というものがない。服、髪型、化粧、アクセサリーはすべてプライベートな事なので、学校の先生は一切関知しない。もちろん、何かの作業で危険を伴うと思われたときはそれぞれの判断がある。

子供の公開授業参観日に行けば、まず父兄の民族性がさまざまであるし、名前からしてだいたい判断できる。とくに思春期の中学生は髪の形がさまざまである。当時、息子の友達は、「雄鶏」の頭のように、虹のような色の髪の毛を立ち上げていて、会うたびにに色が変わっていた。息子も一度丸坊主にした。しかし今は、二人ともまったく平凡な面白くない髪形をしてるただの成人だ。

女の子も安いアクセサリーを工夫して自分の個性を研究している。思春期の子供たちの悩みや興味は世界中同じだ。スイスの子供たちは、体型、肌の色、髪の毛の色がもともと違っているので、はじめから「ナンバーワン」を狙わず「オンリーワン」に磨きをかける。

この画像で分かるが、日本人中学生に比べると一般に、体も大きく、成熟も早いと思われいろいろな問題もある。性犯罪、アルコール、麻薬などの誘惑は大きい。その反面自分を防御する知恵もつく。

今年の2月に北国に里帰りしたが、この寒いさなか、雪も北風もものともせず、ものすごい短いミニスカートで、上肢を丸出しにしている女子高校生か、中学生か分からないが、グループを組んで歩いていた。制服を着た少女は皆このミニスカートだ。日本の女性も魅力的な体型になり、とても頼もしく、すばらしいと思った反面、将来の健康のことを考えてしまった。

昔の友達の孫さんが高校に入って、やはりミニスカートを履きだしたが、彼女の言う事によれば、みなと同じ短さでなければ「いじめ」られるので仕方ないのだそうであった。例外なのだろうか。

考えてみれば、私だって同じ経験をした。東京で初めて学生として一冬過ごしたときのことだ。当時「ミッチーソックス」というのがはやり、田舎物と思われたくない一心で、ソックスだけの素足で耐えた。毎晩、紫色になった足を暖めるのが極楽であった。その後、ひどい冷え性になったのはそのせいだと今でも確信していて、後悔している。

話がずれてしまったが、スイス人音楽家のこのアイディアは、出来てみれば感心するが、何でも「ゼロ」から立ち上げるのは大変な事だ。アイディア、共感、チームワーク、実行力がひつようになる。

それが「一」になってしまえば、「二」になるのはむしろ簡単だ。「三」のステップにもなる。きっともっともっと発展していくかもしれない。どうぞ
ユーチューブで聞いてください。


チューリッヒ       S.F.

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by swissnews | 2011-12-11 20:52 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

親日家スイス人サポートのいろいろ

世界中に何かの縁で、日本に、あるいは日本人に好意を持っている人がいて、それぞれいろいろな分野でエールを発信している。最近、目についたものをいくつか取り上げたい。

可動式・伸縮自在の移動式コンサートホール「ノアの箱舟」を東日本へ贈り物に!東西交流のシンボル。

ARK NOVA-A Tribute Higashi Nihon・・・・・・・Luzern Festival と Kijimoto!

ルッツェルン夏の音楽祭典は、毎年この市のすばらしいモダンなコンサートホールで行われる。クラッシックばかりでなく、現代音楽や、実験的な試みもあり、国際的に名のある音楽家や、新人が集まる最高の音楽祭だ。

このフェスティバルの総支配人Michael Haefiger 氏が東北大震災被災地の復興に貢献したいと、日本の大手音楽マネージメントの梶本真秀氏に相談し、このプロジェクトが実現した。

そして建築家である磯崎親氏が、このコンサートホールを手がけた。8月9日の音楽祭のあと、日本大使やスイス人関係者の参席の元にこの「ノアの箱舟」と呼ばれる模型のホールが厳かに披露された。

このコンサートホールは、震災地を移動しながら、それぞれの地元の条件に対応できるように最新の技術を基に作られ、500から700人を収容できるそうだ。年4回発行の日本語新聞 Grueziによると、建設には400から500万スイスフラン、つまり私の計算があっていれば、4億円前後にもなる大プロジェクトだ。寄付金でまかなうというのですから、豪華な贈り物になるようだ。来年夏頃から使用できるらしい。詳しい情報は、
www.ark-nova.com あるいは、KAJIMOTOMUSIC で読めるでしょう。

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トーマス・コーラ(Thomas Koehler)さんの日本徒歩縦断。

一人のスイス人が日本人の感激の涙を誘う」・・・・これは「BLICK」(Look at)という無料夕刊紙に出た記事だ。新潟県のある村で大勢の子供たちに囲まれてコーラさんが笑顔で映っている。50歳前後の男性で、蓑笠を被っている。

「Japan の窓」という旅行代理店を経営していた日本好きのコーラさんだったが、震災のあと旅行者が減り、日本を励ます為に、日本徒歩縦断を決心した。スタートは、宗谷岬で、被害のない裏日本の安全で美しいところをアピールしながら、最後は、九州の南端、佐多岬というところになるそうだ。現在、道のり半分の新潟県にいるわけだ。

KOTOBUKI (寿)レストラン経営のロルフ・ミュラーさんがスポンサーで、コーラさんは、日本食のすばらしさや良い思い出を書き、発信続けている。・・・・・・www.japanfenster.ch を探索してください。

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Luciano & Verena LERPE 夫妻の日本写真展ツアー

このスイス人とイタリア人夫妻は、それぞれ40歳まで仕事に没頭したが、自由に人生をというモットーで、自転車で世界一周をすることを思いつき、とりあえず出発した。それが、8年も続き、世界48カ国をまわったことになり、その中で日本が気に入り1年も滞在した。

スイスに帰国して以来、滞在した世界各国の、写真や記録を欧州各地で展示ツアーをしている。特に日本のものをまとめて公表し、自分の足で日本の文化の魅力を世界に広めてくれている。

大震災後は、日本人有志、団体と協賛で、義援金募集にも携わってくれている。

彼らの旅行を記事にしたものが、日本オンライン、BJ ブログの世界欄,欧州に載っている。世界一周自転車旅行・・・日本をこよなく愛したLuciano と Verenaというタイトルだ。

チューリッヒ       F.S.

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by swissnews | 2011-10-19 21:08 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

ボンで開催される日本アニメ展

29日,夕方のドイツARD テレビニュースで、ボンでこの日から来年1月8日まで展示させる日本のアニメーション文化について2分ほどの報道があった。

テレビの、日本のアニメ動画を観ながら育った年代があること。日本のアニメはこの分野ではアメリカの作品より普及されていた。動画技術の魅力だけでなく、特殊なアジア的美的感性や日常のモラルなども、ドイツ国民に影響を与えたと語られ、「ハイディ」「ピノキオ」「蜂の子マヤ」などの画像も映し出された。

私の子供もこのような番組を楽しみにして育ったが、「蜂の子マヤ」や「Wickie(ウァイキングの子供)」が日本製作だとはまったく知らなかった。
(私自身はテレビのまえでこのようなものを5分も観る時間などなかったので)

それで、ネットでこの展示会の事を確かめてみた。

Bundeskunsthalle(ドイツ国立芸術館とでも訳するのでしょうか)で「Anime! High Art-Pop Culture」と題した日本アニメ展は、フランクフルト・ドイツ映画博物館の協賛でもあるようだ。

1961の「猿とび佐助」に始まり、いろいろなシリーズもの(欧州の文学や童話を動画化したものなども)として国際市場に乗り出した日本のアニメは、その高い芸術性(息を呑む美しい映像など)と、良いストーリー、普遍性で成功した。今回はこのようなアニメの歴史的、美的意義、作品そのものもを紹介しているとあった。

私が知らない作品がほとんどだが、知っているものもある。「鉄腕アトム」「Akira]「もののけ姫」「ぽっけもん」「キャプテン未来」などだ。

274ページの本も出版されたらしい。

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日本のアニメ文化がこのようにいろいろな意味で国際的にも確固たる評価を受けているたことは本当にすばらしい事だ。
私の思惑はしかし、どうかこれが、ただの過去の歴史、ノスタルジーとして、博物館文化として終わってほしくないことだ。

創作家になりたくて40年も前にこちらに来たとき、私の目指したスタイル、や美的価値が、すでに「博物館にしかないよ」といわれてショックを受けた。創作を始める根本的な個人や、社会的な価値観がまったく違っていて、その多様さを知る事からはじめなければならなかったからだ。

「当たり前」といわれる感覚を「当たり前ではないのではないのではないか」と常に新しい課題に触れていかなければこちらではついて行けない。動いているスピードも日本とは違うようだ。

歌舞伎だって、漫画だって何だってはじめは、異端的なものだったはずだ。どんなザブカルチャーや、異質なもののなかからも、芸術性の高いものや、普遍的なもの、商業価値もあるものも生まれるかもしれない。そしてそれを自分で発信していかなければならない。どんどん試していってほしいものだ。

すべてのノウハウはいつか真似され、技術も追いつかれる。

この前、韓国とヨーロッパ諸国のアニメコネクションのニュースを書いた。
日本アニメは世界一、日本の独自性は、アンタッチャブルなどと思い込んで、のんきにしていては、それこそ博物館行きになってしまう。

新しい息吹をもって,第二のアニメ国際市場戦略に向かってほしいなと。

今、後ろのテレビニュースで、新潟県や、福島県の、集中豪雨と戦っている人々の姿が映されている。どうか被害がこれ以上大きくならないようにと願っています。


チューリッヒ       F.S

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by swissnews | 2011-08-01 05:45 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(2)

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