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日本の中国に対する依存性

東京Tagi特派員 CN, 24日、経済欄、ほぼ一ページを埋める記事で写真入り。

輸出、労働力、観光、等々、それでも自由貿易協定を拒む東京。

中国人の観光客でにぎわう福岡市の、TENJINの様子。東京、富士山、北海道の様子。4月から6月の間、中国人が日本で出費した金額は、589Millio. Sfr.(大体500億円近い)にのぼる。7月からビザ緩和になったらもっと増えることは必至。中国人観光客は一人当たり14万円消費すると言われる。今回の船長逮捕の影響で、一万人が、来日をキャンセルした。

しかしこのような観光ブームは、日本の中国依存性をあらわす表向きな現象に過ぎない。(もっと大きな問題がある)今までは、日本にとって中国はいい輸入国だったが、今は、輸出国としても大事になった。

日本はリーマンショックのあと、もっと落ち込むことにならなかったのは中国のおかげであり感謝すべきだ。20%もの輸出が中国に行ったからだ。
野村研究所のChi.Hung.Kwanの予想では、2026は、39%の輸出を中国が受け入れてくれることになるらしい。(自動車、精巧機械、薬品など)。それにかかる両国のタックスは、すごい額になるが、北京も東京も真剣にパートナーとして実質的な協議に入る気配はない。

中国製衣服

中国なしでは、日本の美食もレストランで味わえなくなるし、大半の人は、裸で暮らさなければならないようになる。食料品自給自足率は50%以下であり、その15%は中国から、また、衣料品は95%で、そのうち90%は中国からのものであるからだ。

電気製品も日本企業でも、中国で生産されているものが多い。今まで、中国人上流階級は日本の性能のよいものを輸入していたが、今では自国の製品も性能がよくなり、日本のものを買う必要はなくなった。

それだけではない。地下資源、特に、レアアースなどは90%中国頼みだ。今回のレアアースストップの信号は、日本をかなり刺激した。中国は今や日本のノウハウをそんなに必要としなくなったので、貿易パートナーとして協定を結ぶ時期を延ばすと、日本にとってますます不利になる。

今はまだ両国がお互いに経済的に補充しあっている。日本はハイテクに優れている。中国の強さは低テク製品生産である。だから真剣勝負は中間テクである。この3分の一は日本の輸出によると、Kwanはいう。しかし新しい現象として、例えば、中国企業が日本個人の家にソラー製品を売り込んでいる。

だから、自由貿易協定はすでに難しいものになっている。ただでさえ労働力を近国に頼らなくてはならない日本は他国への依存性は高くなった。

中国人労働力

一方では、中国人若者が日本で教育を受け、日本で安定した就職先があり、本人が望めば、中国籍を放棄し日本に帰化できるようになっている。
日本経済は他方では、農村、漁村などで働いてくれる単純労働者中国人を必要としている。(最低給保障なし)しかし彼らはまた中国に帰ってくれるので、外国人としての統計には表れない。

日本と中国のKonfliktは一体全体何に(原因)因るのか。
尖閣諸島問題について別枠で詳しく説明してありました。

今日、25日は、ヨーロッパ総合、スイス、ドイツすべてのテレビニュースで、中国人船長の英雄的帰還が報道され、専門家のコメントもあり、大きな問題になったようです。

チューリッヒ   F.S

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by swissnews | 2010-09-26 03:47 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

尖閣諸島をめぐる話題など

政治

中国船船長逮捕による波紋や、尖閣諸島をめぐる話題については,私の新聞でもあまり大きく扱われなかったので、オンラインで調べてみました。

『日本と中国のconflict尖鋭化する』 Blick紙。
『中国と日本はまだ争論中(Disput)』 NZZ紙。
『日本と中国は Collision course 』 Tagi紙。
『日本はナショナリズムを警告する』 20分紙。
22日、NYでは
『中国首相が日本に対して更なる措置をと(drohen)脅かす』 NZZ紙。

23日、NYで前原外務大臣が、EU外交代表に、この問題について理解を求めたと、日本メディアで読みました。

中国との外交はますます複雑になっていくようで、どの程度影響が広がっていくのかわかりませんが、アメリカのサポートがあったとしても、日本独力で解決してほしいものだと、素人ながら思っています。
それは、今まで、多くの先進国が、それぞれ中国を侮辱したということで短期間、絶交状態近くなったことを見聞きしているからです。そしてそのような問題は、それぞれほとんど独力で解決しなければならなかったように見えました。(無論内情は違うのでしょうが)

因みに、スイスは1950年に、欧州の国で初めて現在の中国と国交を結んだ勇気ある国で、つい最近60年交友記念式典があったばかりです。しかし何度か、不協和音になった経験もあります。

経済

日本の為替介入、円売り介入については大きく報道されました。単独円売り介入について、アメリカとEUが批判していたのを聞きましたが、どうしてかは理解できませんでした。

スイスはいつも単独で介入します。現在、スイスフラン高が続き、日本の円高とおなじ運命で、来年は輸出が困難になり成長率が低くなることは、国民に知らされています。しかし不景気にならないように、物価を下げず、消費を渋らず、一人一人が自分の生活スタンダードを変えないように努力をしていることがよくわかります。

文化。二人の超一流日本人アーティストが活躍。


小野洋子さんの『毒」と題する展示会が、ベルリンで開催され、インタビューがありました。暴力がテーマで、ジョンレノンが撃たれた銃痕がインスピレーションになったらしいです。

村上隆さんの作品が、パリのベルサイユ宮殿に展示されていますが、皆さんご承知のように、宮殿王朝ゆかりの人たちを中心に反対運動があり、彼らの主張も、主催者と村上さんのコメントも動画で紹介されました。

チューリッヒ       F.S

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by swissnews | 2010-09-23 22:22 | 竹島・尖閣・日中韓の問題 | Comments(0)

映画「ノルウェイの森」-石岡瑛子氏の大きな記事

2日、ベネチア国際映画祭のコンペテ-ション出品作品「ノルウェイの森」の記者会見がテレビで紹介されました。日本人出演者3人の姿が映り、その後、ベトナム人トラン・アン・コン監督のインタビューがあり、作品の意図などを話していました。

村上春樹の作品はほとんど訳されているといわれ、10年以上も前の話ですが、チューリッヒ一番の老舗本屋に勤めている知人が、その中でも『ノルウェイの森』が一番売れていると言っていたこと思い出しました。



スイスにも無論週刊誌や、月刊誌がありますが、高いので買いません。
しかし、昨日のように歯医者に予約あるときは、30分も前に出かけ、待合室でそのような雑誌読み漁ります。

あるスイス週刊誌が来週から始まるVAREKAI (Cirque du Soleil)というサーカス公演について、たくさんの奇抜な写真と、石岡瑛子さんのインタビューを載せてました。

彼女はハリウッドのオスカーや、エミー賞を受賞した世界的な日本人舞台衣装デザイナーで、この特殊なサーカスの衣裳を創り出す苦労を語っていました。

その中で彼女は、衣裳は、きらびやかな照明に耐えられる華やかさが要求されるが、アーティストの技より目立ってはいけないと言ってました。なるほどと思いました。

欧州には、日本人の舞台装置家、衣裳家、マスク家(髪結い、化粧)がかなりたくさん活躍してます。一概に、日本人の仕事は丁寧で、こちらのセンスにあわせる柔軟性と、アジア的な独創性も備えているのが有利なのか、評判が良いと聞いています。

チューリッヒ    F・S

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by swissnews | 2010-09-09 23:52 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

津田理子、岡田利規とchelfitsch、YAMATO

本題に入る前にひとつだけ、28日のTAGIに載った半ページにも及ぶ長い記事を紹介します。

謝罪、しかし大きなGESTE(ジェスチャー)なし。困難な隣国関係、日本による韓国ANNEXTION(併合地)100年目。
1965年の、日本と韓国間の規格化条約とでも言うのでしょうか、これはアメリカに強制されたものであること。元従軍慰安婦賠償問題は、その後に出てきたものであり、条約に含まれたこととかどうか、解釈が難しいということでした。

最後に、1970年、ウィリー・ブラントがワルシャワゲットーの犠牲者花輪の前で、ヒザマズいたdemutigな、(へりくだった真摯な)あの劇的な行為をあげて記事を結んでいました。(TAGIコレスポデントCNが言いたかったのは、このような大きなジェスチャーのことらしい)
W・ブラントは、当時、西ドイツの社会党党首であり、この行為が冷たい西と東の関係を緩和したと高い評価にもなり、1971年に、ノーベル平和賞をもらいました。


今週はまた日本人芸術家の活躍が目立ちました。

津田理子さんは35年ほど前から欧州の権威あるコンクールで数々の賞を受賞し、以来チューリッヒに住み着き活躍しているスイス国内では、日本人第一人者のピアニストといっても言い過ぎではありません。
彼女のように、何十年もの間、ソロ公演、オーケストラのソリストとして、あるいは他の楽器ソリストとの企画、音楽指導者として、日本、スイスを中心に精力的に活躍していくことは、一度コンクールで優勝するより難しいことなのではないかしらといつも驚嘆していました。

今回は、ソロコンサートのほか、世界的に知名度の高いバンドネオン奏者、Daniel Binelli との共演と二晩堪能しました。
クラッシック音楽をよく知らない私は、いつも鳥肌が立つような、ほとんど息苦しいほど集中させられるので、早く終わってほしいとか、反対にもっと聞きたいとか言う気持ちと戦うことになります。
演奏を終えて彼女がすっきりと立ち上がると、何事もなかったようなゆったりとした、優しい姿になり、私も解放されます。
来年がまた楽しみです。

チューリッヒには、毎年この時期に、世界の斬新な演劇やダンスの舞台作品が紹介される「Theater Spektakel」が15日間、10ほどの会場で催され、毎年、アジア各国からもいくつか面白い作品が公演されます。
今年は岡田利規とchelfitschが3回公演され、大成功したと聞きました。

この現代日本若者の複雑な会話は、(まるでカタツムリの角のように伸びたり、引っ込んだり、点も、丸もなく延々と続く)日本語で演じられましたが、舞台にドイツ語訳が映し出されました。上手に訳してあったので感心しました。
現代の日常状況で、明瞭に発言できないもどかしさと諦め、小心な切ない若者の願望と、ぎこちない会話を、不器用な動きで象徴した、ユーモアと皮肉にあふれた大変独創的なものでした。

スイス人同伴者にあとで聞かれました。この女性事務員は、冷房装置で健康を害するまで、どうして社長に苦情したり、同僚と議論しないのか。あるいは、暖かい靴下を履いて、自分の健康を守らないのかと。

もうひとつ日本の芸能文化を代表する和太鼓「YAMATO」が、現在、例年のように、一般市民、庶民を魅了してます。欧州にはもうすっかり定着した感があります。

チューリッヒ   F.S

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by swissnews | 2010-09-01 22:37 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

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