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ダボス会議と野田首相

一年が経つのは本当に早いものだ。昨年のダボス会議には、菅首相が20から30分だったが、客人として招かれ講演したこと思い出した。そのときに強調した言葉「絆」が、その後まったく違った大震災の後の日本にとって本当にこの「絆」という意味が大きな比重を持ってきた。まるで予感があったみたいな感じだ。このブログの2011.01.30でこのことを書いた。

今回のダボス会議では、私の新聞には日本のことや、客人の事、今のところまったく書かれていない。

今日、29日の午前中だが、ユーロニュースで、このダボス会議WEFのことが報道され、国際通貨基金IMFの専務理事であるクリスチーネ・ラガルドさんが、ヨーロッパ経済危機救助の為、世界に基金救助を訴えている姿が映った。彼女は、大きめなハンドバックを持ち上げ皆に示し、この中にその援助をあつめているところだといった。

それに対して日本から回答があり、野田首相がインドや韓国と協力し、ヨーロッパを危機のリスクを少なくする為、援助する覚悟があると表明したとあった。(これは、衛星中継?からの返事?)

日本のメディアでは、野田首相が、衛星中継を通して、「消費税引き上げ改革を必ずやり遂げる」とか、「先送りしない政治」を、ダボス会議で表明したと読んだ。また、リーダーシップの素質についての質問に答えている姿が映っているようだ。

しかしこのニュースはは、こちらではすくなくとも私のような一般人にはまったく届かない。インターネットで調べてみても難しい。

渡辺健さんのことも、インターネットで調べてみたが、ほんの一行ぐらい書いてあったのが見つかった。とにかく、この会議は、ものすごく規模が大きく、同じ時間に平行にいくつもの会議が進行しているようだ。つまり、韓国とも、中国とも、ブラジルなどとも、話題になるが、こちらで報道されるのは、世界に共通したテーマがメディアでは取り上げられるのかもしれない。

結局こちらでは、日本の国内のことは興味がうすく、大事なのは、日本がお金を出してユーロ圏を援助してくれるかどうかということである。だから、ユーロニュースで、短くてもこの嬉しい報道をしたのである。

数年前までは、スイス国内で大きな「反ダボス会議」のデモがあり、ダボスまで満パイ電車で駆けつける人たちで、小さなダボス村はいつも身動きが出来なくなっていた。重要客人は、ヘリコプターで、安全第一でやってくる。

最近は、ベルンなどの都市で「反ダボス会議」のデモなどが行われるようになった。

スイス在住日本人から聞いた話だが、会議出席者、重要なシンポジュームで発言する日本人枠が、少なくなっていて、それを確保する根回しというのか、そんな努力も大変であると聞いた。

チューリッヒ       F.S.

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by swissnews | 2012-01-29 21:25 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

日本とスイスの医療福祉における違いの一例

眼科の検査に行ったとき、待合室で医学雑誌をパラパラとめくっていた。棒グラフの表が大きく載っていて、抜きん出て高いのが、「Japan]と書いてあったので良くみた。それは、国民が医者を訪ねる回数の国際比較であった。次のドイツが日本の60%ぐらいだったし、OECD国の平均は、ざっとみて日本の半分以下だった。残念ながら医者に呼ばれて後は読めなかったのだが、もっといろいろな観点からのグラフがあったに違いない。だからこのびっくりするほど高い日本の病院通いのグラフだけ取り上げ問題には出来ない。

しかし、傷害保険についての日本とスイスの思考の違いが分かる例があるので書くことにする。

私のブログ、2011.01.20「NPOナルクがスイス人の興味を」という題で書いた続きという事になる。

30年以上スイスに住むAさんが、突然身体障害者1級になるという不幸に見舞われた。スイスの日本ナルク支部では、4,5人のチームを組んでAさんを援助している。その中のBさんに又会ったので、その後のAさんの状況を聞くことができた。

Aさんはスイスで1級身体障害者と認定されたが、どれほどの保障が、国や、地域から得られるのかすぐに返事が得られなかった。彼女の生活スタンダード、つまり、住居費、資産、収入、援助などあらゆる条件が考慮されるからだ。つまりある程度の高いレベルで生活している人には少ししか支給されないか、市の安い住居に移るかだ。そんな危惧もあった。

その間、60才を過ぎたこともあり、日本に帰ってもう一度診察してもらい、日本に住む可能性も含め半年の間帰国していたという事だった。日本でも、すぐ一級の身体障害者と認定され、日本で得られる補償金や自分のスイスからの保険などをいれれば、日本でかなり良い生活ができることが分かった。

その後こちらに帰ってきたときスイスの福祉判定が知らされ、Aさんは今の生活スタンダードを下げなくても福祉が受けられ、具体的な補佐も保障された。

この話は又聞きで、部分的なひとつ例に過ぎないので全体的に解釈は出来ないが、この例だけに限って言うと、日本では、度量の大きな福祉(国債の多い国にはに似合わないような)で、大金持ちも貧乏人も一概に同じ額がもらえる。これが日本人の考える公平性らしい。

スイスは、個人の人間的な総体的な最低レベルを保障するが、国の税金が、金持ちに必要以上に使われる事を防ぐ。それがスイス国民の考える公平性というものらしい。

スイスの賃金は、たぶん今でも世界一だと思うのだが、物価も世界一高い。スイスの国でいろいろな福祉を得て、東南アジアなどの物価の安い国で、気候を楽しみ、安い使用人をはべらせ、暢気に余生をと考える人が多くなった。それで、スイスの政府も監督を厳しくし、このような国に、探偵を送り込み摘発していく。発覚すると福祉資金が打ち切られたり、その国の物価に合わせて引き下げられる。

もしこのAさんが、例えばタイにでも住むようになったとすると、同じ1級障害者でも、福祉金はタイ国レベルに下げられるのだ。結局税金は国民が払うものだから、使い道には厳しいといえる。

こちらの例・・・・・こちら・・・・

スイスの健康保険や初診料に代わるものは非常に高いが、その代わり、出産やお葬式までほとんどただで国家が面倒見てくれる。また積極的自殺安楽死援助が認められていることは世界的にに知られている。

日本の医療制度は世界一と誇り高い。しかしこのシステムを、将来保っていくことが出来るかということは日本に住む皆様が一番知っているに違いない。どっち道、改革、改正なしにはやっていけないはずだ。

ついでにもうひとつ、何度でも書きたいのだが、私がここへ来た40年も前、すでに、韓国人、フィリピン人の看護婦さんたちが働きに来ていて、ドイツ語を一緒に習った。その当時の高齢者患者は英語など教育されていなかった人がほとんどだが、この外国人看護婦たちが、ドイツ語をマスターするまで、英語の片言を習いだし、必死で会話しようと努力してくれたと話していた。

日本人は最低6年英語を習っているではないか。外国人看護婦になぜ厳しい日本語試験を課すのか。はじめは英語で話せばいいではないかと思う。

又、日本では、外国で習得した医者の資格を認めようとはしない。こんな国は日本しかない。昨年の大震災のときだけ、援助に来た海外の医師に、例外的に診察を許可した。この許可がでるまで待たなければならなかったとか、こんなニュースを聞けば、日本のあまりの閉鎖的な傲慢さにあらためて唖然とさせられるのだ。日本の医師たちなんか、国外の被災地ですぐ活動できるのに。

もうひとつの記事「スイスと日本の医療意識の違い」は
・・・・・・・こちら・・・・・・・


チューリッヒ         F.S.

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by swissnews | 2012-01-23 18:58 | 社会・福祉・医療 | Comments(0)

坂 茂氏がスイス新聞社Meetingの式辞演説者に

私が購入契約をしているスイスドイツ語圏の新聞Tagesanzeiger(通称 Tagiと呼ばれる)は毎年、大きなMeetingを行う。今年は、スイスナショナル銀行の最高責任者ヒルゲガルト氏が、式辞演説をすることに決まっていたが、彼が不正事件で辞任したので、急遽日本人建築家である坂茂(Shigeru Ban)氏が引き受けることになり、昨日、財界、政治界、文化、芸術界から選ばれた300人の有名人の前で、講演し、参加者を魅了したという事だ。

この記事は、今日18日Tagi紙のチューリッヒ市欄一面に及んだ。坂氏はパリ、ニューヨーク、東京、チューリッヒを飛び回る国際的なスター建築家であり、チューリッヒにゆかりのある方だ。メディア建築を手がけてきたし、これからも「タメディア新築」を企画していてその構想もビデオで説明したようだ。彼の大きな写真と、青写真、有名人たちの沢山の写真もあった。この有名人のコメント・・・・・

・・・・「不運の中での幸運」(坂氏が引き受けてくれたこと)

・・・・「坂氏に始めてお目にかかったがとても興味深い方だ。」

・・・・「建築はもしかしたら、財政政治なんかより、インスピレーションがある。お金の話題は今飽き飽きしているから」

・・・・「彼の声はソフトで、柔らかい。しかしその中に潜んでいるのは昼夜にわたる厳しい仕事から生まれる高い業績だ。」

・・・・「日本人としては(珍しい?)美しい英語だった。自分の専門テーマに深く根を下ろし、熟考している。」

・・・・「冷たいメタルから、彼の暖かい素材に」

・・・・「彼の素材は地にしっかり足を下ろし、軽く、フレンドリーで、オープンだ。」

・・・・インドのスラムで一年間仕事をしてきた女性建築家のコメント「現代の建築は、周りからの圧力が多く、実際に、社会的な奉仕に貢献する時間が少なくなる。坂氏のように、すばらしい仕事をするだけでなく、社会的に不利な貧困な人たちへ力を注ぐ事のできる建築家は少ない。」

・・・坂氏がチューリッヒの女性市長であるC.Mと一緒に映っている写真があった。彼女は得意な英語で、坂氏とかなり長く話をしたとか書いてあった。彼女は数年前から我々の市長であり、レスビアンであり、恋人を同伴する事も多い。

余談だが、私は劇場などでプライベートな彼女たちの姿を何度かみたことがある。昨年ある音楽家の表彰式で、後ろのほうで座っていたら、隣に来て「ハロー。ここ空いてますか」「もちろんどうぞ!」「もうすぐ始まりそうね」彼らはそういいなが私に握手をしてきた。まったく知らない人でもやっぱり政治家だからそれぐらいの社交が必要だ。彼女はまだ40代だがまだまだ何年も市長をしてほしいものだ。

またまた余談になるが、最近バーゼル市の教育委員会の最高の地位についたのも、レスビアンの女性だと読んだ。ドイツの大都市、ベルリンやハンブルグの市長も同性愛者の男性だ。

・・・・話は又、坂氏に戻るが、チューリッヒラジオのプログラムチーフのコメント
・・・・「我々のラジオスタジオも紙で造られるとしたらどんなだろう。もしそうなるなら、喜んで、坂氏に私の今までの原稿全部提供したいわ!」

彼の経歴や、今までの仕事について別枠で詳しく書かれてあった。

私のブログ、2011,05.08に「坂 茂氏の建築がチューリッヒに」彼の仕事の事を書いたので、読んでくれたらうれしい。


チューリッヒ        F.S.

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by swissnews | 2012-01-19 07:36 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

海外で聞くインド人と彼らの教育

最近は、人が密集するお祭りや、行事にはめったに出かけない。数年前、日本から来客があり、夏のチューリッヒ湖祭りに行ったのだが、そこですれ違ったインド人やスリランカ人家族の多さにびっくりしたものだ。お祭り好きな民族だから、近郊に住んでいる人も全員出かけてきたのかもしれない。

昨年は、3,500人のインド人集団ツアーが話題になった。5つのホテル、26台のバス、32人の観光案内人が、総出で5日間のツアーをこなした。まあ、1,500人ツアーなどは年中行事だ。彼らは昔のような上流社会の旅行者ではなく、むしろ質素な普通階級の人たちだ。

私が40年前、形だけ籍をおいていたドイツの大学で、メンザなどでインド人の学生をかなり見かけた。服装からして、いろいろな階層の若者や、教授たちだった。それからすぐドイツ政府では、インド人コンピュータープログラマーなどの専門家を優遇して、労働許可を与えているという事を聞いた。今でも大歓迎らしい。

スイスでも、専門家不足で、条件は同じだ。

インドのWollywood映画 が人気になり、特に雪のないインド人がアルプスの山を背景にした恋愛物語が流行して、スイスのアルプスの田舎での撮影が相次いだ。村人たちは、カレーの匂い(臭い)に悩まされながらも、お金のために村全体を貸し出した。

インド人の数学的能力は驚異的だということが話題になり、本当だとか、そんなの偶然だとか、学問的根拠がないとか、一般のスイス人がレストランで議論していた。後で、それは彼らが小さいときから暗記している算数の九九など根拠のあることだと分かった。

現在、アメリカのナザの宇宙研究所の36%、医者の38%、マイクロソフトの34%、IBMの28%の従業員がインド人だと書かれていた。

数年前、「躍動するインド」というドイツテレビ番組で、インドの現状が紹介されていた。宇宙科学の教授が、古い工場のタービンや、古道具を集め、独自の独創的な実験室を造っていた。そこで弁当持参で自転車で通ってくる貧乏学生に、実験説明している授業風景だ。この熱心さというか、想像力あふれる教育をを知っていたから、今このアメリカで活躍するインド人の数字を読んでもびっくりはしない。

また、欧州の企業が、インドに専門学校や研究所を立ち上げ、若いインド人を教育したり、逆に、欧州で医学を勉強したインド人が、故郷インドに帰り、共同で大きな病院を立ち上げ、世界中の金持ち患者を集める事に成功しているという。

その他、斬新な、なるほどと思わせる商売の例が沢山報道された。買収、収賄などが減ってくれば、この国はもっともっと住みよい国になるし、英語力があるし、やる気満々だからすごい。

「インドの英才教育」が、最近日本でも認識されるようになり、東京でも日本人枠はいっぱいになっていると読んだ。5歳からはじめるすごい教育メソッドというかシステムらしい。スイスには、その他、いろいろな国際学校インターナートがあり、それぞれの教育長所を謳っている。

イギリスはもちろん、歴史的にインドと深い関係が有り、インド人が在住している。政治、経済界にも影響力のある最高の地位を得ているインド人も沢山いる。

だから世界的資産家のなかにはインド人が多いのは当然の事だ。



チューリッヒ         F.S.

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by swissnews | 2012-01-15 06:35 | 教育・宗教・人材 | Comments(0)

澤穂希さんとメッシが並ぶ写真

今日は、やっと明るくなったばかりの8時頃、思い切って外へでて、無料新聞「20分」を停留所に取りに行った.しかしもう一部も残っていなかった。それで健康にもいいし手前の小さな停留所まで息切れしながらもギョッギングのまねをして、新聞を探しに行った。箱の底のほうにまだ数部残っていた。オンラインで見れるのとは、内容も違うし、たまにはやっぱり現物がいい。

澤選手が、世界最優秀選手に選ばれたからその反響をみたかったのだ。着物姿の写真があった。

大体どこのテレビニュースでも、朝から、短くはあっても、メッシ選手と、澤選手の顔写真が並べられ、数秒間、なでしこが勝利したときの映像も報道されたところもあった。

実際には世間の関心ごとは、男のサッカーに比重があり、報道の90%は、メッシとか、ロウナルドとか緊張感が強い。しかし今回は、着物姿の澤選手写真や、W杯のことが追加情報としてのっていた。

私の新聞入れからTAGI紙を取り出し、すぐスポーツ欄をみた。澤さんと、メッシさんが並んでトロフィを腰の位置に抱えている写真は華やかで最高だ。そのほかメッシとバルセローナのコーチ、ペップさん、歌手のシャキーラさん、スイスの関係者などの写真もあった。

この賞は400人ほどの関係者の票を集めたものから決まるらしいがその%が載っていた。

女子
澤 穂希(日本人、神戸)       28.51%
マルタ(ブラジル人、アメリカチーム)  17.28%
アビー(アメリカ人)          13.26%

男子
メッシ(アルゼンチン人。バルセロナ)  47.88%
ロナウルド(ポルトガル人、マドリッド)   21.60%
ヘルナンドス(スペイン人、バルセロナ)   9.23%

澤さんが、マルタさんの6回受賞をさえぎり、バロンドールを獲得されることは、その筋では予想される事だったと聞いていた。


澤さん、佐々木監督、と日本サッカー協会のフェア賞、揃ってたいしたものだ。願わくは、チューリッヒで少し息抜きして楽しいひと時を過ごしてほしいものだ。

とにかくこの快挙は、ものすごい事なのです。おめでとうございます。

澤さん、どうかまだまだご自分の夢を追ってください。それがサッカーでなくたっていいのですし、ご健康でご活躍ください。





チューリッヒ          F.S.

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by swissnews | 2012-01-10 20:04 | スポーツ | Comments(0)

その後の日本。スイステレビ特別レポート。

4日のスイス第一テレビ、22時20分から大体30分ぐらい「Kultur Club」カルチャークラブという番組で、大震災の後の日本を伝える特別報道が組まれた。若い女性レポーター(日本、中国、韓国などの専門家)が、数日日本を歩いたレポートだった。

メモ用紙を準備してテレビの前で構えていたが、人の名前は、3秒ぐらいしか映らず、書き取れなかったものもある。スイス人アナウンサーの発音を書いても、日本語にはならないときが多い。

総体的に言うと東日本大震災のあとで、日本は変わったか?というテーマだった。「主張する新しい文化の兆し」「行動し出した若者」とかいうPositivな反響が報道されていた。

・・・・東京。坂本龍一氏とのインタビュー。彼の芸術活動や援助活動。日本に発言し、行動する文化が生まれつつある。

・・・・脱原発デモや集会。ノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏が、みなの前で語っていた。10ミリオン署名運動。しかしまだ1ミリオンしか集まっていない。

・・・・東京渋谷の夜の世界。ネオンが少し暗くなったといっていたが、レポーターは、すごく明るいといっていた。すし屋さんと魚の問題。

・・・・神田かおりさん?という「噺家」の政治主張と活動の魅力。

・・・・地下鉄の自動切符売り機械にかかる電力。

・・・・松本はじめさん?のセカンドハンドの店と「素人の乱」?無駄な消費の面白い話。

・・・・大阪、新幹線。富士山

・・・・建築家、安藤忠雄氏が一時間も時間をとってくれたこと。死者が横たわった津波現場に何かを建てるのは忍びない。木を植えることが一番いい。記念館も準備。

・・・・埼玉県の芸術家、加藤つばささんの仕事が紹介された。

・・・・「CHIM POM]チンポンとか言う音楽家、ビデオ、イベントの様子。

・・・・・自分の友達が津波で死んだと語った若い写真家Kazuma Obara氏の活動。津波現場だけでなく、リスクも承知で、原発現場で胸を打たれるような写真を撮りまくった。

・・・・原発被災地のお寺に今でも住み続ける、禅のお坊さんでもあり、作家でもあるSok?yGenko(お名前が書き取れなかった事すみません)僧の話で、避難するか、留まるか迷った話。今、平和な事。禅のこと。多くの人が、共同で、何かをする。コミニケーションの大事さなど語ってくれた。

*******

この若い女性ジャーナリストは、日本の新しい息吹みたいなものハッキリ感じ取ってきたようだ。




チューリッヒ         F.S.

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by swissnews | 2012-01-06 08:05 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

easyイイジイで寛容な生活を!

皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。

チューリッヒ湖から、市の真ん中を流れる本流のリマット川と平行に小さなシール川が流れている。この川に沿って私の勤めていた校舎や劇場があり、何年も目の前を流れるこの川を眺めて暮らしたことになる。水は普段は少なく、真ん中に3つの大小のお饅頭のような石の島がある。大きいのでもせいぜい直径1Mぐらいか。

10年以上も前、ある朝、この3つの石の島が「真っ赤」に塗られていたのを発見した。好奇心旺盛の数人の学生が、川に下りていき、草むらの中にあるかも知れない痕跡をシャーロックホームズまがいで、調べてみたが、ペンキの一滴も見つからなかったようだ。

「下品だ」「いいじゃないか」「楽しみが出来た」「勇気があるわね」「ペンキだって結構高くつくのに」「昨夜、水は冷たかったのに、風引かなかったらいいけど」とかいろいろ話した。

ひと月すぎたころだったが、新聞のローカル欄に、この赤い石の写真が小さくでて、ペンキを塗った人が申し出てきたとあった。数日後「違う!これは自分がやったんだ」「うそだ、私だ」ということが続いたと聞いた。罰金を払ったとかはないと思う。その証拠に今でもあるからだ。

その後突然「真っ青」とか、「黄色」に変わったり、「テントウムシ」のように白い丸い模様がついたこともあったが、いつの間にか又必ず「真っ赤」に戻る。そんなことがもう十年以上続いている。川の水位が下がると、石の根元が現れ醜い姿になる。水が増えると、石の頭しか見えずまるでおぼれそうに見えるので、「がんばれ」といいたくなる。

退職してもこの赤い石は、トラム(市電)からよく見える。今日は新年だからなのか、新しく塗りなおされていた。

ドイツ人はスイス人を一般に「面白くない、真面目すぎ、楽しめない人種」と皮肉るが(スイス人の方言が田舎弁だと言う事にも原因はあるが)、実際にはスイス人には冒険家も多いし、こんな無意味と思えるようなSpass冗談、楽しみ、慰み、遊び、が好きな国民だ。自分の仕事にもSpassがなくなり、苦痛に変わればあっさりとやめる人が多い。

最近、銀行員のようなきちっとした背広を着込んだ5,6人の若者がトラムに乗り込んできたが、下半身はズボンなしで、カラフルな下着パンツとソックスだけだった。銀行を皮肉ったものだとすぐ分かるわけで、乗客の顔は大体ほころんだ。とんでもないという顔をする人ももいた。

景気が悪くなれば、あまりお金のかからないこのような思い付きを発信する。何かの自己主張なのだから、無意味でばかばかしいと思っても、しかめっ面しないでみてやるし、反応してやる。度が過ぎると、トラムの中でも議論になる。

現代の芸術作品だけでなく、こちらの日常生活の中でも、風刺、良いユーモアなしにはやっていけない。おかげで私も怒りっぽくなくなった。何でも深呼吸して、もっとイイジイEASYに、他人を認めてあげようと思うようになった。

失敗続きの生活でも「Sorry][失礼」ですぐ許してもらえるし、日本のように丁寧に頭を下げたりしなくても「Danke!」「ありがとう」で、あっさり終わる。結局、寛容で、単純で、イイジイで、お互いに大きなストレスにならないようにする。

自由でいたい国民だから、あまり規制が増えないようにしているのかもしれない。

お互いが、他人のSpassを認め合い、そんなアイディアから新しい商売を立ち上げ成功したひとだっている。

この赤い石をみて、新年に当たって、こんな事を書いたのは数年前、日本でショックを受けたこと思い出したからだ。

滞在中に、テレビをみていたら何とかという若い俳優が、真っ裸で公園で寝ていたらしく、すぐ逮捕されたと言う臨時ニュースまがいの字幕が報道され、あとで大勢の警察官が家宅捜査に入ったと生放送があった。麻薬の疑いがあったとしても家宅捜査はそんなに簡単にに許可が下りないはずだが、そのときはまったく早かった。それは警察という組織、マスコミだけでなく、「妬み」「憎しみ」「敵討ち」「同情」「いやな好奇心」とか、日本人国民のヤシ馬根性が根底にあるのかもしれないと思った。個人の尊厳の軽さも。

そのとき、自分がスイスにすんでいることが実に幸せに思えた。公園で真っ裸で寝ている若者などこちらでは珍しくない。そんな人いちいち逮捕したり、家宅捜査したりする税金をスイス人は無駄だと判断するだろう。

あまりにも「がんばる」という表現が強く、外から見てるともっとイイジーになってもいいのではないかと思うが、それは老婆心かもしれない。日本には日本人の「Spass]があるに違いないからだ。みなが口をそろえていう「明るい日本」というのは、実際に何を言うのか私には分からないが、それがモットーならそれもいいし。

こちらの文献には、日本人の「おおらかさ」「柔軟さ」「賢さ」が高く評価されている。きっと希望する方向に行くと思う。皆様の健康と、日本の発展を希望してます。

今年は、スイスも経済的にも大変難しい年になると、新しい女性大統領が新年の挨拶で詳しく述べてくれた。あまり個人的なストレスで、大事なエネルギーを損失しないで、地元、国家に貢献できる余裕ももたなければと思ったものだ。

チューリッヒ           F.S.

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by swissnews | 2012-01-03 15:14 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

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