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日本、最古の原始銀河団発見!

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こちらは、まだ25日だが、昼のテレビニュースで、日本が、最古の??銀河??発見、??億年前とか言うニュースがあった。

予期してなかったし、メモする暇なかったし、宇宙とか銀河とかに知識ないし、数字は私の把握限界過ぎてたし、このニュースはあっという間に終わってしまった。しかし、説明は理解できなくても、この素晴らしい銀河のカラー写真映像(無数の星がびっしりひしめきあっているがその中の小さな一部に印がつけられている、赤、青の不思議な映像)がでて、それを一瞥できただけでも嬉しかった。このカメラはすごい。やっぱり日本の仕事だ。

今、日本のネットで探索してみると、テクノロジーとか、マイナビニュースというので詳しく説明されていて、スイスのニュースで見たのと同じ写真が付いている。当たり前の事だが。

米ハワイにある日本国立天文台や宇宙総合研究所、日本の大学などの教授専門家のグループが携わり、撮影にも成功し、24日に発表したらしい。最古の原始銀河団を発見。127億年前。「スバルの望遠鏡」もすごい。

日本のメディア、ヤフーに出てくるテレビ動画では見れなかったので、日本人は皆このニュースを知っているのかなと思ってしまった。結果だけでなく、この機会にこのような研究所の仕事を少しでも国民に知ってもらえばいい。良い機会だ。それこそ日本人が好きな、嬉しいにユースに違いない。

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小さな記事だが、津波でながされたサッカーボールがアラスカの小島に漂流、発見され持ち主のミサキ ムラカミさんに返される事になったことあった。面白い記号のような字がかかれたサッカーボールの写真がついていた。

ミサキ のラッキーはこのボールを見つけた人の奥さんが日本人で、ボールに書かれた日本語に注意が注がれた事だ。彼女が、日本のミサキ ムラカミさんと電話で、ボールを送り返す約束をしたこと。日本のメッセージも書いてあった。思い出の記念ボールだったようで良かったですね。

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知り合いのスイス人写真家が用事で電話してきたが、最後にこんな事を言った。昨年6月ごろにキャノンの新しい性能のあるカメラ(部品だけ?)が雑誌に載り、それを注文したという事だ。しかし、それはまだ製造されず、2月に出来るといわれたが、いまだ手に入らない。そのうちに、ニコン?が同じ精巧な物が出来たらしい。日本はどうしてこんなに時間がかかるのか。製造とマネージメントがだめだ。

彼の言うには、ソニーは、研究費はアップルの何倍も投資していて、素晴らしし研究をしていても、決定、実行に移す事が出来ず、話し合いばかりで時間が過ぎてしまう。製品になるのが遅い。それにきらめくような魅力のあるものがなくなった。アップルやサムソンの新製品発売には、ストリートを規制しても、胸をわくわくして買いたい人が長い行列で座り込みになるほどだ。しかしソニーの新製品のために行列ができることはほとんど聞かない。・・・・・そんな事を電話で言っていた。

・・・・・まあどれほど彼の個人的な経験と見解かは判断できないが、発売の前に行列しているのは確かに日本の製品ではない。・・・・・・



チューリッヒ         F.S.

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by swissnews | 2012-04-26 06:52 | 科学・技術・研究 | Comments(0)

雅子妃の最近がドイツテレビに

ZDFは、ドイツの第二国営テレビだが、夜のニュースは19時に始まる。忘れないように習慣として少し前にテレビをつける。その前の番組は、世界の文化、映画、スター、人物など庶民が知りたい話題が取り上がられる。台所で夕ご飯を用意しながら聞き流している。

4,5日前か、ある世界の皇室専門家のレポートがあり、日本の皇太子妃・雅子様の最近の様子が聞こえてこない、ぜひ知らせてほしいという多数の(ドイツ人市民)声に応えたものらしい。このような専門家は物知りで、なんでも興味深く語るのが仕事だ。急いで居間に戻りテレビを見た。

雅子様が公に出られたのは、津波被災地仮の避難所にお見舞いに行かれたときが最後である事。避難者と同じ床で話されている様子が映った。結婚前の外交官として颯爽と活躍されていたお姿、結婚式の様子、愛子様の出産などの映像も出た。その後、デプレシーブな、病状が続いていること、男子を産まなければならない日本の閉鎖的、保守的な圧力やモッピング(いじめ)もあったらしいとハッキリいっていた。・・・・・本当のところは私などはまったく知る由もないが・・・・

それと、弟皇太子様とそのご家族の写真、男子誕生などの報道もあり、複雑で緊張感が窺われる皇室の現状を語っていた。しかし、雅子様をかばう皇太子様の立場を説明し、この解説者は、雅子様の健康を祈るドイツ人(ヨーロッパ人)を代表しているような語りようであった。

・・・・・私の感想・・・・・ヨーロッパでは一般に、外交官としてのキャリアを持ち、世界人であり、美しい雅子様は、新しい日本の息吹として非常に好感をもって期待されていた感がある。だからなお更「痛ましい」ととらえるようだ。特に女性の強い欧州に長く暮らしている私個人も、大変残念だと思う。キャサリン皇太子妃とか、ブータンのモダンな王妃については、すぐ「カッコいい」「すてきだ」などという日本人は、自国にも素晴らしい「雅子様」がいられることを忘れている。「世界に出せる人物や顔がない」と嘆いている反面、自国のものには閉鎖的、厳しい規制をして閉じ込めておく。彼女の顔は「国益」のシンボルだと私は思うし、スイス人にそのことを指摘されることがある。将来、海外では、日本の閉鎖的な皇室に魅力を失い興味を示す人が少なくなり、幻の存在になるかもしれない。どっちにしろ欧州の皇室継続に対しても抵抗運動もあるぐらいだから・・・・・・・・・

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あまりに多すぎる背広を着た(現代の)サムライ」という半ページほどの記事が、経済欄にあった。「2005、世界の最悪マネージャーに選ばれた元ソニー社長Nobuyuki Idei」の顔写真つきだ。

現在の日本伝統大企業、東電、オリンパス、ソニー、シャープその他・・・が世界に取り残されたかという分析である。そのシステムに問題があったという見方だ。

絶対的忠実を誓う「侍」は、武器をもって戦ったが、そのサムライ的なシステムが成功した時代は去った。
しかし、今でも絶対的忠実、そのために見ざる聞かざる言わざるを守る「刀」の代わりに「背広」を着た「侍」が多すぎるのが、日本企業の発展を妨げているという記事だ。

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2日前のSF1昼のニュースで、オリンパス臨時株主総会が行われ、新経営陣が承認されたという短い画像が映った(10秒ぐらいか)。10人か20人かの黒い背広をきた(年寄り)男性たちが、一人づつ立ちあがり、硬い表情で完璧な敬礼をしている姿だ。・・・・・このような姿、特に男性だけの集団はヨーロッパではほとんどないので珍しく映る(このような儀式的なお辞儀の仕方なども「サムライ」的に映るのかも知れない。・・・・・新しい企業の方針もあいまいというか、はっきりしないとそんなことだった。

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「動物園から熊が脱走」二人の女性が襲われ死亡という短いニュースが、Tagi の話題欄にあった。今年は特に雪が多くて除雪時手なかったのかしら。とてもお気の毒です。

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「115歳」世界で一番長命男子は日本人。Jirouemonn Kimura さんが誕生日を祝う。横になってっる時間が多くなったが、今でも食欲は旺盛で、7人の子供たち(二人は死亡)と14人の孫、25人のひ孫さんがおられる。・・・・・おめでとうございます。・・・・・


チューリッヒ       F.S.

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by swissnews | 2012-04-22 19:04 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

女川の養老院、スイスの義援金などで運営開始

2日前のスイスSF1の夜のニュースで、以前の女川病院を養老院に再建し、とりあえず開院まで漕ぎ着けたことがかなり詳しく報道されていた。

スイスの義援金23Millionenスイスフラン、(大体19億円ぐらいになるか)Rote Kreuz,(スイス赤十字), Caritas(カリタス), Gluekskette(幸運の輪、一時的な災害に対する一般義援金、ポストなどを通した義援金)などで実現にという報道だった。

女川の津波で流された地域。床が持ち上げられ鉄筋の枠だけ残り90度に横向きに傾いた2階建ての病院が映し出され、改めて津波のもたらした巨大な力がどんなものだったか知らされた。女川市は、854人の死者を出し(8.3%の住人)だった。

このスイスのニュースでは、女川の養老院が、使用できる最低限の建物を援助し(建物が映り)、又、スイスの医療機械を持ち込み(その最新の機械も映った。)、地域の女子高校(中学校?)の音楽部への楽器援助(女子のグループが演奏していた)などを説明していた。

このようなニュースは、お金を提供したスイス人が目で見て納得するようにきちんとした数字も出てくる。インドネシア、ハイチ、その他の義援金も必ず、地元の学校とか病院とか何か、形として貢献され、それをしっかり見て、納得した国民が次の危機にも援助しても安心という気持ちを植えつける。

昨日のTAGIでは、半ページのスペースでこのことを載せていた。テレビでは正しく聞き取れなかった数字も書かれていた。人口760万人のスイス国としては、23Millionenn Sf.義捐金は少なくない。それもこれはまだほんの一部で、他の支援も続いているらしい。

TAGIの記事には、女川の海を背景に、津波災害の記念碑(仮の)の前でスイスの日本大使Urs Bucher 氏がこの開院式の除幕式行ったという写真があった。その他、100歳のMumeo Watanabeさんの顔写真がついている。

女川の住人は、津波はあったにせよ、生まれたときから「海」を見て育ったのでその海が見渡せる高台に住める事が生涯の「慰み」でもあり大事だと、医院長のTosihiko Abe氏が語っていた。

ここに住むようになる高齢者は、多くの身内、隣人、思い出の家を失い、孤立され、それでも生き残った人たちだ。81歳の佐藤シズエさんは、津波のとき、走って逃げ助かったが、家はすっかり流されてしまった。(このようなお年寄りが一生懸命走り、避難する姿を想像すると涙が出てしまう)彼女はこの養老院に入る事になり笑顔もでてきた。そして、100 歳になる新しい同居者Mumeo 渡辺 さんと一緒に窓から海を眺めていた。・・・・どうか、この窓から見える海が、願わくは佐藤さんたちの傷を癒し、新しいお友達も出来、仲良く余生をおくれることになればと心からねがう・・・・ 

Hiromi Agatsuma さんの記事もあった。彼女はこの病院で仕事をしていて、津波が襲ってきた当時の状況を赤裸々に語っていた。あまりのすさまじさで、息が詰まってしまう。

この新しい養老院は、まだ最初の石を埋め立てただけで先には大きな問題もある。しかし三陸沖の被災地沿岸で一番先に完成したもので、地元の人もスイス人関係者も感慨深いものがある。スイス大使は、この地元の人々の根気強さや、誠実さに感動した事を語り、同時に、スイス国民がこれを援助した事を誇りに思っていることを語ったらしい。


チューリッヒ         F.S.

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by swissnews | 2012-04-17 22:02 | 東北・津波・地震 | Comments(0)

ソニーやシャープと台湾Hon-Haiのこと

この二、三日、ソニーの赤字経営に触れなかったメディアは無かったといってもいい。ドイツ語テレビニュースの各局、ユーロニュース、又、新聞、雑誌、オンラインでは必ず目に付く。今もユーロニュースで、平井社長が新しい決意を語っている言葉を5秒ほど日本語で聴いているのだ。

私の子供が、「日本のニュース」が全部集まってくるようにPCのリンクを作ってくれたが、ほとんどが経済紙の記事で自動車、ゲーム、取引など、読んでも分からないので、今まではめったにそのクリックを押すことはなかった。「なでしこ」のときはあまりの嬉しさでそこのリンクで集まったタイトルを読み比べてとても楽しかった。

しかし、今そのリンクを開け、何十という新聞のソニーについての記事を読んでも楽しいわけがない。

私のTAGI紙にはもう2日前にソニーについての大きな記事が載っていたが、昨日、又似たような記事が載っていた。

日本のエレクトロニクス事業収益損失。ソニーやシャープの赤字増額。韓国の(Konkurrenz)競争に追いつかなくなる。

特にテレビなどの製品価格は、一部では31%も低下にもなるようだ。


シャープはそれだけではなく、台湾のHon Haiホンハイという会社に10%の株だけではなく,大阪のサカイ工場も受け渡す事になった。大きなテレビ画面?を生産している特殊最高級な現代工場らしいがそこの97%が、この台湾会社に属する事になるらしい。需要が半分に減ったので。

このように急激に下降する日本のIT企業に対して、政府が救助の手を差し伸べるべきかという議論が、日本では又持ち上がっているようだ。昨年、東芝が、スイスのLandis and Gyrを買い取ったときに援助したようにだ。(このことについては、こちらのNZZなどに、私的企業に税金をつぎ込むという批判的な記事が載っていた)
2011-05-25武田、東芝のショッピングツアー

2月に、東芝、ソニー、日立に合同家電援助として、「Japan Display]という名の元で70%が日本の国家の利益になるという試みが計画されているが、この共同作業のモデルがまだ示されてないというようなことが書いてあった。

しかし、シャープのマネージャーはこのような国家の援助を、「もし今、自国で連合体Allianzとなれば、将来、世界のマーケットのなかで、成功していけるとは想像しがたい」と拒否していると書いてあった。

台湾のホンハイのチーフ、Terry Gou氏は「シャープは素晴らしい世界のブランドだ」という。これからはもっと発展しくだろう。このホンハイ社は中国に100万人の従業者を抱え、数年前まではシャープと同じぐらいの規模だったが、現在は4倍もの力を持ち、アジアの有力なマーケットになるだろう。

別枠に、小さいながら、Terry Gorさんの写真と短いプロフィールが載っていた。

少し前に
「日本の家電が売れない原因のひとつ」2012ー02-06という個人の見解を書いたので参考にしてくれれば嬉しい。


チューリッヒ          F.S.

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by swissnews | 2012-04-13 00:43 | 企業・労働・賃金 | Comments(0)

アルプスのチョウザメ養殖とカビア製造

南ベルン州のアルプスにあるFrutigen フルーティゲンは、目立たない小さなスキー観光村だった。しかしLoeschenberg トンネルにあわせて6年前にまったく奇抜な試みが実現し、この村は有名になった。

トンネル工事で、アルプスの清い冷たい川の水が地熱の温かさで、水も暖かくなったらしい。それを、下流の魚たちを守るために冷たい水と、汚れを排除する工事と、この暖かくなった清い水を利用する3つの仕分け工事が成された。

カビアで有名なチョウザメは、まだその形態も研究され尽くしていないのに、絶滅の危機にあるらしい。そこでこの温かい水を有効に生かし、チョウザメの研究、カビアの生産、地熱エネルギー研究と、その科学展、熱帯植物園、無論観光の目的もあり、ベルン州の電力会社や、コープも後押しして開園された。(Frutigen Troppenhaus) フルーティゲン・トロッペンハウスと呼ばれる。

35,000のチョウザメをシベリアから輸入し、現在60,000に増殖とあった。カビアもやっと、年間3トン生産されるようになり、そのうち2トンを輸出している。「アルペンカビア」だ。残りの1トンはスイス国内用といわれる。

出不精な友達を誘いだし、2週間前行ってきた。シーズン最後のスキーやスノーボートを楽しもうとする若者がが乗り込んできたが、山の麓はすっかり春の息吹でこぶしの花が満開する少し前だった。

展示物を見るより、昼食のためのレストランの席がが気になり、先に場所を予約してからゆっくり館内を回った。チョウザメがいろいろな大きさというか、その年令で分けられていた。工事中のものもあったから、拡張されるのかもしれない。

熱帯植物園には、大きなバナナやパパイヤ、マンゴーの木もあった。

昼食時はやはりかなり満席であった。この熱帯植物園特産の果物ジュースをのみ、前菜は、カビア、主食は、チョウザメを食べる事にした。

前菜は、大根ときゅうりの薄切りをオレンジ汁につけたあっさりした歯ざわりのよい野菜の上に、ウズラの卵をゆでて半分に切ってあり、その白と黄色がかわいかった。その上に、黒いカビアがほんの少し上品にのっていた。私は、ソビエト連邦のときや、ロシアになってからも地元でカビアを食べたことは何度かあったが、このアルプスカビアがおいしいかどうかなど、味を比べて思い出すことなどまったく不可能だった。

現在、このアルプスカビアの値段は、250グラム、1,530スイスフラン(12万円ぐらい)だということであった。だんだん研究してもっと上等なものになるかもしれない。今始まったばかりなのだから。

主食のチョウザメは、柔らかく、バナナのつぶしたものとアーモンドの薄い衣がついて、上手に焼いてあった。

最近投げやりになっているクックに、又挑戦しようかななどと誓い合って、この昼食を楽しんだ。その後又、展示など見て帰ってきた。

後で読んだが、このカビア製造のアイディアは、スイスに住むあるロシア人夫婦が提案したものらしく、このアイディアと、それを実現させた投資家、科学技術、地元の人の勇気などが実を結んだといえる。

世界には、いろいろ奇抜な目を引く村や、街がある。伝統的なエキゾチックだけでは成り立っていけない地域や、産業がグローバルなアイディアで活気を得るようになった例だ。

名前は忘れたが、有名な現代芸術家を招待し、アルプスの村中の家が、視覚錯誤のアート屋根になり観光客が来るようになった村もある。



チューリッヒ          F・S・

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by swissnews | 2012-04-08 18:57 | 科学・技術・研究 | Comments(0)

高山明、水木しげる、小松左京、ChimPom、大江健三郎、高橋源一郎など

Neue Zuercher Zeitung(NZZ)ノイエ・チュルヒャー・ツアイツングというドイツ語新聞は、ドイツ語圏第一級の知識専門家の新聞であり、わたしの購入しているTAGIより格式が高い。私の同じ階の向いの医者家族がとっていて、日本特集のマガジンなど付録があれば、ドアの前においてくれる。その他に、2,3の退職老人の知人が、日本の記事をメールしてくれる。

あるイベントので一緒した知人が、少し古くなったが、3つの記事、いずれもほぼ一ページの大きなもので、大きすぎてメールできなかったといって手渡ししてくれた。せっかくなので、ひとつ紹介したい。

3月12日の文芸欄まったく一ページを埋めた記事だ。「地獄からの一歩」とでも訳せるタイトルだ。「愛と慰み・批判と哄笑」「再建激感ドラマ的・道徳精神的」「皮肉的」など日本の芸術家たちがどのようにしてこの3重苦(東日本大震災)に反応してきたか。

この女性記者は日本の芸術家をよく調べている。移動演劇的な実験を続ける高山明氏の「Refrendum Projekt 国民投票プロジェクト」のキャラバンカーの写真が大きくの載っている。

この記事は、何らかの意味で、3・11前に日本の消費世界、資本主義、豊におごれる市民、日本の危機を予想し、警告してきた芸術家の話から始まる。

水木しげるの漫画は、ずっと戦争、お化け、死をテーマにしてきたが、すでに、1979に原発で働く派遣労働者の様子も公にしていて、事故後、ニューヨークでこの漫画が紹介された。「フクシマ原発の暗闇」とでも言うのか。

小松左京の「日本沈没」は、あまりにも有名だ。・・・・この原発事故の直後に、この小説を頭に浮かべたのは私の古い友達だけだったろうか。・・・・・

黒澤明も1990に「夢」という晩年作品で、「赤い富士山」としてこの悲劇を予告していたのではないかとおもわれる。

Ushio Ryuta 氏、Chim Pomの活躍についてかなりのスペースをとり説明されている。「次の時代の人たちが、3.11の後にいったい何をしてきたのかという問いに答えられるようにしていきたい。

彼らは、事故後すぐに、ボランティとして現地で清掃活動をはじめ、同時に現地で、総合芸術プロジェクトをする興味のある新しい形のパーフォーマンスだ。彼らは以前から前から広島、ナガサキ問題と取り組んでいた。

事故後すぐに動き始めた写真家たち。Obata Kazuo氏,kanjo Take 氏などの世界に向けた写真シリーズのこと。

高山明氏の演劇的分野からの活動。原発についての国民投票を!というモットー!この声明のなかには、オーストリアの国民投票で原発を(施設は出来上がっていた)拒否した歴史的な例をあげていた。(この原子炉は、博物館として、楽しいところになっているし、ドイツにも遊び場になっている原子炉がある。)

このような新しい形の活動は、まだまだ日本の国民に、特に地方では、関心や共感がまだ薄い。

少し、バイブル的、モラル的、セラピー的な文学として、吉本バナナ氏(Sweet Hereafter)や和合亮一氏の(詩のつぶて)などを文学を示唆していている。

日本には、「震災文学」というような、広島、長崎などをテーマにした文学がたくさんあること。

マイスター文豪、大江健三郎についてかなり長く書かれている。彼の実活動。自分でも「最後の(ロマン)小説」として、「群像」2012にのっている作品を紹介している。「In Late Style」は、彼の故郷四国の森の小さな村の出来事であり、・・・・私は「飼育」という初期の作品を思い出した。やっぱり四国の森深い村で・・・・・原子炉の爆発雲が日本全部を覆うという感じである。「原発については文学者としての自分の人生での最後の大きな階段になる。」

高橋源一郎の「恋する原発」は、パロディとか、Pathos 劇的な皮肉な、笑いを呼び起こすものだ。

又、東京Temple 大学のShinya Watanabe氏は、今回の現象を、第二次世界大戦の前と後の背景を比較している。彼は、「日本芸術基金」を提唱し、戦後の厳しい時代を乗り越えてきた独立性、人間性に期待を寄せている。

*********

このような一ページびっしりに書かれたNZZの記事を、全部読む人は少ないだろう。しかし、ざっと読んでくれる人は多いのであり、わたしのために、記事をわざわざ切り抜き渡してくれる人もいるのだ。

大体このような大きなスペースをとる記事、遠い日本の文学マイノリティの記事を取り上げてくれる、編集長にも、書いてくれた記者にも、感謝したい。

このようにこちらの新聞で、今、日本で行われている、静かな、あるいは、躍動的な活動があることを知り嬉しい限りだ。

特に新しい若いパーフォーマーや、新しい多芸術部門合体が、もっともっと市民に浸透していく事を期待したい。

私は芸術大学で仕事をしていたので、演劇、音楽、映画、アート学生が常に、共同で作品を作り、路上などでアピールしていたのをよく見てきた。観客を自分で集めてくる練習も、ひとつの課題だったから。




チューリッヒ        F.S.

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by swissnews | 2012-04-04 23:05 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

レベルの高い日本のフィギャースケート

昨日、最後の女子の競技を終えた日本の、このスポーツにおけるレベルの高さと、層の厚さが際立っていたという印象を受けた。

まず、このニースの主催国であるフランス語の広告が、アイスリンクのフェンスにあまり見渡せず、日本の日本人の為?の広告(アルファベートにもなってないものも多く、地元の人にはどこの会社か分からない)が多く目に付いた。スポンサーにもなってるのかなと思った。

観客と、雰囲気はしかしやっぱりざわざわと元気な、自然体で発信するフランス人だ。日の丸の旗をかざしている日本人も相当いた。すぐ隣国のイタリアから来た応援者もかなりいた。

まず、男女混合で、ドイツのペアが又優勝してくれて一安心。このペアについてはドイツメディアでかなり予告していたからだ。日本の高橋成美とマービン・トランさんが3位に入ったので正直素晴らしいと思った。この選手のことは初めて聞いたのだから。

さてこれらの試合は、ユーロスポーツ・ドイツ語で見たのだが、いつも二人の専門家がコメントしていたのでその話も面白い。

羽生選手の時には、モスクワ大会ででその才能を確信したという二人は、今回の演技を見ながら例えば、ジャンプするごとにかわるがわる感嘆の最高の表現を発し、センセーショナルだと子供のように褒めていた。津波被害地仙台出身の17歳と、強調し、不注意なミスの後、大丈夫、大丈夫といった。すぐその後素晴らしい立ち直りを示してくれまったく、初々しいが、強い。しかも、まだ若い男子だが深いパッションを素直に表現し、会心の演技だった。

高橋選手も、熟練された余裕と、まろやかさ、スケールは少し小さいが、楽しんでいたし、フランス人観客のリズム拍手に乗りすばらしかった。この解説者は、はじめから、やっぱり現在の「日本の第一人者は高橋」と点数が出る前に行っていた。

パトリック・チャンの場合も、最初の連続回転で、これをこなすのは彼しかないし(その大きさ、優雅さはすごいもんだと思った)多少不安定な失敗があっても、SPで4点差を持っているので、彼の優勝はほぼ間違いないと行っていたし、その通りになった。一部の観客のブーイングは、全体を知らない人でまったく問題にならないといっていた。

女子の場合は、村上さんと、浅田さんの演技の差について解説された。一人は、スポーツ的な見地から見るとどうとか、演技総合としてはどうとかだった。村上さんについては、羽生選手と同じ17歳で、これからが楽しみと口をそろえていっていた。

イタリアのコストナー選手の優勝は、もう演技の前から決まっていたような言振りであった。それは、彼らが最近のヨーロッパ大会で優勝した演技を見ていたからだ。くじけずにここまで来た彼女は素晴らしかった。スイスの国境に住んでるし、なんとなく身近に感じられる。こんな衣裳を着こなせる彼女のプロポーシャンの良さはすごいもんだ。

鈴木選手の事は知らなかったし、初めて見たのだが、熟練した安定した演技だったし、本人も嬉しそうだった事が、本当に喜ばしい事だ。

皆さん、ご活躍、入賞おめでとうございます。どうぞそれぞれ、ご自分の目標をと夢を追い、ご活躍ください。

この解説者によれば、若いロシアの女子選手たち、最近批判の多かった男子選手たちも、力を加えてきて今後大いに期待でき、益々面白くなるという事だった。


チューリッヒ            F.S.

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by swissnews | 2012-04-01 17:01 | スポーツ | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

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