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カンヌ国際映画祭・是枝裕和作品が審査員賞受賞

是枝裕和監督作品「そして父になる」が、審査員賞を受賞する!。

おめでとうございます。

カンヌ、ベルリン、べネチアなどの欧州3大国際映画祭は特に自国作品がノミネートされてなくても毎日、テレビ新聞で紹介される。

ドイツの「朝のマガジン」「ユーロニュース」「昼、夜のニュース」スイスの「特別カンヌ映画祭番組」など、毎日、見れるだけ見ていた。

特に「朝のマガジン」ではその日公開される作品から2作品選ばれ作品内容と専門家のコメントがあった。

「そして父になる」は紹介がなかったが、三池監督の「藁の楯」の映画シーンが紹介された。黒い背広を着たスタイルの良い日本女優の勇敢な葛藤シーンが映った。内容の説明とコメンテーターは、作品や演技は大きな長点はないがちょっと特異な社会性とかいっていたようだ。

授賞式の報道は、ほとんど「パルムドール賞」の「アデルの人生」がおおきく取り上げられた。フランスでは今日から同性愛者の結婚養子受け入れが許可になったことも、少しばかりは影響したかもしれないとコメントしていた記者もいた。しかし短い映画シーで見た限りでも、この若い二人の女優の演技の強さは圧倒的で、しかも繊細だ。

他の報道は、最優秀男優と女優賞、コーエン兄弟監督、脚本賞中国人監督シャ・シャンクーの紹介などがあった。

審査員たちの中に素晴らしい桃色の着物を着た河瀬直美監督の姿が一瞬映った。

全体を通していつも思うことだが、日本のメディアは、日本人の快挙を喜ぶあまり、他の作品に一切触れない。金賞がどこのどんな作品であっても紹介すらない。何でも日本が「賞」を得さえすれば「すごいな」と満足する。世界の映画芸術そのものはあまり関心がないようだ。

もう何年前か、河瀬監督の作品が賞を得たときは日本では無名に等しかったらしかった。この映画を見たが制作費はほとんど?フランスから援助されていたと聞いた。日本は新人の価値を知ろうとも、育てようともしないのかもしれない。しかしいったん成功すると日本でもチャンスができる。

是枝監督の映画は、数年前チューリッヒのポディウムで特集があり、彼の初期の多くの作品(実験的、記録的、即興的な作品製作過程)が話題を読んだ。「誰も知らない」などは大きな映画館で上映された。私はこちらでプログラムに載ったほとんどの作品を観た。

スイスの芸術家も似たような傾向があり、保守的な人には受け入れられず海外で成功すると、スイス人はまるで自国で育てたように誇る。最近はかなり変わってきたが。

今度はベルリン映画祭だ。どんな日本の映画がコンペテーション部門に取り上げられるか楽しみにしている。


もう一度、是枝監督おめでとうございます。スイスにはたくさんのファンがいます。

因みに、今回のカンヌ映画祭には、コンペテーション参加映画の他にいろいろな国の映画が招待されていました。スイステレビでかなり詳しく報道していたのはあるフィリピン映画でした。

大戦中の日本軍がフィリピン市民を何日間も飲み水なし、地獄の苦しみをさせ鉄道などで輸送し、(5万人?何人?餓死にさせた?はっきり聞き取れなかったが)た実話を映画化したもので、日本人軍兵と同じ顔をしたフィリピンアジア人市民が苦しんだ壮絶な映像が紹介された。(途中から見たので題名がわからなかったし、なんという事件か、私は教育されてこなかったが地元では誰でも知ってる話らしい)

この映画監督とのインアタビューとフィリピンの映画の将来なども話題になっていた。

チューリッヒ    扶美

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by swissnews | 2013-05-31 03:14 | Comments(0)

80歳の日本人登山家エベレスト登頂

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桜に似たような花は沢山あるのですが、今年はもう終わりになります。
(何十年も、桜ににた木と思ってきたのは、セイヨウハナズボウ・ユダの木の一種とわかった)

昨日の新聞夕方になってから読みました。短い記事でしたが、目立つところに書いてあり目に留まりました。

三浦雄一郎氏の、70歳、75歳、80歳の3度目のエベレスト登頂であること。

70歳、75歳のときすでに、世界最年長記録を打ち立てて、更新してきた事。

今回の80歳の登頂は、世界最長の新記録になること。

心臓問題も克服しての成功であったこと。

彼は1970年、エベレスト8000メートルの高さからスキーで滑り降りた世界最初の冒険家でもある

・・・・・以上・・・・・

今、日本の電子ニュースを見たら、6500ぐらいの地点まで下山したようですが、どうか、ゆっくり、楽しみながら下山して元気に帰国してほしいときっと世界中の人が願っているでしょう。

このようなことは、終わってしまえば一言で言い切れることですが、考えただけで気の遠くなる業績ですね。

************

スポーツのことですが、最近ドイツのサッカーポツダムに所属する大儀見選手の活躍が語られていました。

ドイツチャンピオンシップで彼女のゴールによっても一点及ばず、チームは2位になったようでした。

その時、彼女がけっこう長いインタビューに答えていました。

彼女のドイツ語は上手で、生き生きしてました。

嬉しい事です。怪我をしないで今後も活躍してほしいものですね。


チューリッヒ   フミ

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by swissnews | 2013-05-25 15:35 | スポーツ | Comments(0)

ユーロニュース・阿部首相と橋下市長の顔拡大旗の下で、抗議する韓国人軍人。

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チューリッヒで一番多いと思われる並木。西洋トチノキ、ドイツ語ではロスカスタニアン、白い花と赤い花の木がある。

私のブログでは偶然に聴いたり、見たりした日本のニュースを皆さんにお知らせするのが趣旨です。

日本を励ます為に日本の良いところ、おいしい所をさがし、知らせるブログが圧倒的に多いようなので、私は日本人にとって多少不愉快な事でもなるべくここに書くことにしたのだ。

ユーロニュースのことはもう何度も書いてきたので省略するが、ノーコメントという報道のつなぎ時間がある。まったくの動画だけで、市と国名だけでる。訳はないし、何をしているかちょっと自分で考えることになる。なぜという疑問は、後で、その日のニュースを見れば大体答えはでてくる。

昨日、23日、ソウル、韓国というタイトルで、大きな旗に描かれた阿部首相と橋下大阪市長の顔が高々と掲げられ、その下でシュプレヒコールで士気を挙げている軍服韓国人の集団が映った。

韓国の熱気ある、忍耐強い集団抗議は、このノーコメント画像では、常連というほどしょっちゅう取り上げられる。抗議目標が自国の何かであったりするか、中国であったり、日本である。

布製の旗に書かれているのは日本の主要政治家の顔らしいということは、解釈なしでも欧州人ならすぐわかる。

・・・・・又か!・・・・やってるな・・・・・相変わらず血気がある・・・・・又、日本が何かしたのか・・・・隣どうし似たものどうしがため息がでる・・・・(いい加減に両方やめてほしい。これは、ユーロニュースを見ている多くの日本人の感想だろう)

アジア歴史に詳しい専門家が、私の子供にメールしてきて、それが転送されて私のところに届く。正直言って私はいろいろ無知だったことがわかる。

1996の国連の人権委員会により報告されたいわゆる「ラディカ・クマラスワミの報告書」で、当時日本軍がアジア人やオランダ人女性を犯したことは証人ある報告として次の年4月に決議されたことである。具体的に日本が謝罪すべき事、その後の教育責任など書かれているようだ。つまり世界的には一応このような見解が一般的に知られて受け入れられている。

その後日本人証人などの、不服意義があったりでいろいろ、主に日本国内でこの決議に反対する気運がまだまだあるようだ。それならなぜ今まで、国連の判断に正式に反対して修正を求めて来なかったのか

国内でもう何人の政治家とか、ジャーマリストが「慰安婦などなかった」といい、国民が「そうだ!、そうだ!」といっても国連の見解に影響を与えるほどの力にならない。そのような力を持つ日本人がいなかったのだ。それなら「黙る」ほうがいい。

結局は他国に対する憎悪をあおるだけで、多くの時間とエネルギーを失うからだ。

今回の支離滅裂な橋下市長の個人的な話など聞いても面白くない。そんな時間などもったいない。「英訳」が悪いとか、あまりにも情けない。理解を得たって、得なくたって、具体的な要求がまったくわからない。何を変えたいのか。何をしたいのか。国連の見解を修正する力があるのか。

昔、「銭湯」で、ある権力家のおじさんがいつも大きな声で他人の批判をしていた。その声は、女湯まで響き渡り、子供心にも、いやな思いをしたことが思い出される。今回の橋下市長の言動は、日本にいない私には、情報が少なくそんな「銭湯で威張っているおじさん」しか印象がわいてこない。

女性の皆さん、「まあまあ」といい加減な妥協してにないで徹底的に、責任を追及してください。

「日本の女性は、これほどの女性の人格を卑下されても結局何も出来なかった」と、海外の女性にもがっかりされる事にならないことを願う。

チューリッヒ   フミ

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by swissnews | 2013-05-24 19:24 | 竹島・尖閣・日中韓の問題 | Comments(0)

教育の格差をなくすということが、教育の多様性を規制することにならないようにと願いながら。

教育の格差というテーマで、親の収入に応じた教育はやむを得ないと考えるか、すべての子供は均等な教育チャンスを持つべきか、という選択をあえてしなければならないとすれば、私は後者を選ぶだろう。日本は先進国なのだし経済力からして当然だろうと思うからだ。

しかし、日本で言う教育の場で「格差がない」という意味と、欧州で考える「格差がない」ということと意味合いが少し違うように感じる。日本では何か、皆、均一した同じ内容を学ぶチャンスを得る公平さのことを「格差がない」というのかもしれない。

欧州の場合は、皆それぞれ違った自分の好きな道を選ぶ多様性のある教育をうけるチャンスの公平さのことを言う。

私が毎回里帰りするたびに驚くことがある。ある女友達の娘さんKの成長の事だ。友達は優秀で女子大を卒業したがすぐ結婚し専業主婦になり、一人娘Kの教育に集中した。塾に通わせ、偏差値に一喜一憂し、見事に国立大学にパスさせた。卒業したら後進国の農業援助をしたいと行って海外のことを聞いてきたので喜んでいた。しかし彼女も卒業後すぐ結婚し、子供が二人できそのまま主婦専業になった。

最近里帰りしたとき、Kの子供が小学校3年になり、進学に伴い学用品を一式新しい物に買い換えるので、おばあちゃんである私の友達と買い物に付き合った。まだ使える物でも全部取り替えクラスメートと同じものでなければ「格差」になり、いじめられるというのだ。引け目も負うと言うのだ。

「差別されれたくない」という思いから、他の生徒と同じように足並みをそろえることが「格差のない教育」ということなのだろうか。皆が「熟」へ行くのに自分はいけないということは、将来人格的にも格差が出来ると考えるのだろうか。

古い女友達の高い学歴も、娘さんKの素晴らしい能力も、直接社会に還元できなきったこと日本のために残念に思うが、教育は「個人のもの」で「社会のもの」ではないのかもしれない。それはそれでよい。

しかしそうすると、貧乏で高校にもいけなかった子供は少しかわいそうにもなる。

スイスでは、外国人が多いことは何度も書いた。チューリッヒは30%以上にもなる。その外国人の子供も当然同じ教育のチャンスがある。

自分の子供の小学校入学の日のことが今でも思い出される。私は子供にスイス伝統の牛の皮で出来たランドセルを買った。どの親も喜びは同じだで感激していた。当時、ユーゴスラビアからの難民がたくさんいて、そんな子供の一人がいた。兄弟のお古を来て、おばあちゃんの民族花柄の布袋を大事そうに持っていた。それがランドセルの代わりだった。黒人の子供もいた。
27人の子供の10人ぐらいは違う母国語を話した。ドイツ語の不足は補修時間で補った。(誤解がないように言うが、チューリッヒには外国人がほとんどいない伝統的教育の高い地区もある。)

子供たちの格差はだからはじめからあった。しかしお互いに顔を見合い、差を一瞥して、認容した。結局こちらではそれぞれの差を長点として教育していく以外にない。

こちらで最近問題になっている教育の場の格差は、宗教的な違いをどれほど考慮していくかということだ。例えば、イスラム教徒の子供は水泳授業のとき、見学したり、スカーフや長い服を着てプールに入りたいとか、男女一緒はダメ、独自の着替え室がいるとか要求が多い。

宗教的な生徒の人格を尊重するほうが大事か、中学まではスイスの慣習に順応する必要があり、他の子と同じ条件で水泳授業を受けるという社会性を尊重し、格差をなくす事が良いか。それが問題なのだ。

それ以外では、スイスでは(多くの欧州国も)教育費が最低第一職業教育まで無料である。それに、日本のように皆が高校や大学に行くわけではない。中学卒で、ケーキ職人、時計師、美容士など3から5年の専門職業訓練を受ける。その多くは、直接個人企業などで教育費も出してくれる。試験もある。商業専門学校に行く子供も多い。そして会社事務員になる。

大学に行くという事は、自分にとっても社会にとっても非常に責任のあることである。修士、学士、各種専門大学の卒業生は、スイス全体で40%にも満たない。しかし厳しい。最近女性が半数近くを占めるようになったと聞いた。

大学で学んだ事を職業にすることは当然と考えるようだ。もし、それをしないなら、数少ない大学の席を他の若者に譲ったほうが良かったというモラル的な思考もでてくる。

将来、社会をリードしていく創造的知識人の必要性は少なくなるであろう。

ますます、具体的で多様性のある、つまり、ナンバーワンを競うのではなく、皆、オンリーワンの育つ教育システムがあれば、格差などという議論もなくなるのではないかと思う。

チューリッヒ  フミ

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by swissnews | 2013-05-21 05:37 | 教育・宗教・人材 | Comments(2)

アベノミクスは「単なる藁火」か、「いや藁火よりも大きなものにも」

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なんという花の木か知らないが、向こうに見える大きな建物はチューリッヒ大学。
(この木はセイヨウハナズオウ・通称ユダの木とであることがわかった)

しばらくこちらのメディアの日本の話題に触れなかったが、実際はアベノミクスなどについてはいろいろ書かれてました。

経済音痴で訳するのは面倒だし、同じ材料というか、ファクトでも、解釈が楽観的なものと、悲観的なものがあり、それも変動していくものでこのブログで取り上げる気がしなかったのだ。それに内容的な評価は日本で専門家が常に報道している。

今日、英国の「エコノミスト」の表紙に阿部首相の顔をしたスーパーマンが空を飛んでる姿が表紙になっていたようだ。

「鳥か、飛行機か、いや日本だ!」というタイトルらしい。

(日本がこんなに大きく取り上げられることなどまったく珍しい。どんな皮肉があっても今、強い注目がある
事には変わらない)

一般的に、英語圏メディアは、皮肉があり、辛らつだがすっきりしている。ポシティブとかネダティブとかかなり大胆に解釈するし表現する。

逆に、どっちかというとドイツ語(ドイツ人気質)圏メディアは、激しい言葉は使わず、しかし、何でも懐疑的で、大きな感激を率直に出さず慎重だ。

アベノミクスは、「nur ein Strohfeuer(単なる藁火に過ぎない)」から「mehr als ein Strohfeuer(いや、藁火以上なもの)」というような感じに変わってきた。


昨日、ことしの四分の一のGDP の数字が出され、日本の景気がよい方向に動き出し、日本の国民が、外出しだしお金を使うようになったとか、自動車産業の活発をつたえていた。テレビニュースでも取り上げられていた。

ハンドル新聞という経済新聞のフランクフルトの関係社アンケートの記事をちょっと読んだ。900人ほどの投資家に世界市場を見渡した場合どこを優先して選ぶかと質問したらしい。USA,ヨーロッパ、日本、中国?

その結果、一位が、アメリカで、二位が日本(三位から上がった)、三位が中国、四位がヨーロッパであったという記事だ。全体に、どっちかというとインフレのほうがデフレ状態であるよりは良いという判断だった。

スイスの新聞では、「強い日本」というのもあったが、日本国民の給与改善より物価が上昇するほうが早いとか、建設業社に勢いがつく対策は昔のままで、橋や、道路が出来てもどれほど必要になるかという危惧を書いた記事もあった。

私はこちらで自分のままならない他国のその状況でも、その時できる一番良いと思う工夫をしてその時期を乗り越えてきた。それは、悲観的でなく、受身的でなく、積極的にチャンスとして利用する事だ。結局、インフラのときはどんな良い事があるか。デフレのときはどうすれば自分の為になるか。日本食料品がなければどうするか、一人では弱いが、話し合い助け合う事が一番だった。

(Stroh)藁に点火された火と、書かれた失礼な言葉も、上手にすればたいまつの火に点火され、常に燃え続ける大きな安定したエネルギーに変えることができるだろう。藁の火をどんどん点火しあい、明るく、寛容な日本に期待しているのは私たち日本人だけでなく、周りのスイス人にもたくさんいます。

チューリッヒ    フミ

 
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天気の良い土曜日、チューリッヒの街の中を流れるリマット川岸。
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by swissnews | 2013-05-18 18:57 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

「君は味方、君は敵!」は小学校ではただのガキ大将・大人が言えば「ノウタリン」

個人的なつぶやき。

もし私が東京都の市民であったら、さすがにこんな言葉はいえないかもしれない。

東京都知事のオリンピック招致に関するインタビューが聞こえたとき、開いた口がふさがらないという気持ちを持った。イスラム諸国を一言で決め付ける単純さ、物知り顔の横暴さ。さらに「誰が見方か、誰が敵か・・・・」の言葉を読んだとき、「もうだめだなあ」という気持ちがした。

その恥ずかしさは、まるで自分が無知で他国でしてしまったさまざまな失敗として苦々しく思い出されたからだ。

しかし今回は「恥は一人で耐える」ということでは済まされない「バカらしさ」「怒り」の気持ちが多くKに電話した。東京出身でもあったから文句を言ってやろうと思った。どうせなら恥も二人でわけられると思ったのだ。そして40分ほどしゃべり、怒りを分かち合った。

石原元知事がやはり数年前、同じ失敗をしたが日本ではあまり報道されなかったのかもしれない。ニューヨークだったかサンフランシスコだったか忘れたが、確か世界の市長さんの会合で出かけ、そこでアメリカのインタビューに答えた。その言葉は「オリンピック候補地ブラジルを侮辱した」ということで、IOCから警告を受けた。サッカーで言えば「黄色カード」だ。それだけではなく、「中国国民を差別した発言」などで、こちらの新聞ではナショナリスト的と書かれていた。

その時期、猪瀬現知事はもしかして副知事か、あるいは近くにいたはずでこの「警告」を知っていたはずだと推定する。しかし、自信のありすぎる?彼は残念ながら同じ過ちをした。

なんでも一言で単純に認識したいと思う心情は、人間の常だと心理学者の研究でもある。しかし、小学生のガキ大将では許される言葉でも、大人は他人を決め付けたということになり教育的にはマイナスとされ、ディスカッションではストップされる。子供が自主的に思考する力、疑問に思う力、新しい事を主張する力を削り取ってしまうからだ。

外に聞こえる恥はどうでもいい。それより日本のために残念なのだ。このような偏見にあふれる日本人が多くなったことが問題なのだ。だから単純に「反日」「親日」と選り分け、一喜一憂することにしか興味なくなってしまう。

多国籍、他民族共在の欧米国では他国の事を決め付ける言葉は「バカ、無知」とみなされ社会的に排除され る。禁止の言葉もたくさんある。例えば黒人の事を「ネガ」ということは禁止だ。つい最近、肉体接触の多い激しいサッカーの試合中「ネガ」と呼んだとか、呼ばれたとかで大問題になり、公な謝罪があり、それが解雇につながることだってある。特定の歴史的判断は裁判で決められたように従い、違うことを言うと罰を受ける。それは国によって多少違う。

「君は敵、君は味方!」などとつぶやくような、大都市の知事がいかに「ノウタリン」に聞こえるか。まして、世界の祭典オリンピックを招待している最高代表なのだ。

それにもうひとつ大事なことがある。

「韓国人は死ね!」とか「在日出て行け!」などと本気でデモしているヘイト運動もあるらしい。このように名指しで特定民族や国を死ねなどという信じられない発言を、ほったらかしにしている東京都の知事は、一体、オリンピックを招待する資格があるのかと問われる。

残念ながら日本では「ヘイト発言」を規制する規則はまだないようだ。だからなお更、今、知事はそれを法律化することに率先しなければならないと思う。良いチャンスだ。ある意味ではしかし、市民がそれをしなければならない。どの程度なのか。

このような言葉を許している市長の下では、オリンピックなどしたくないという人は多いだろう。

話は移るが、昨日書いた橋下大阪知事の事だが、ブログ発信したすぐ後でメールが来て、「これを読んで!」と私がリンクした「Die Welt」の記事を送って来たスイス人知人がいた。

「国も価値観も違う他国への話として不適切だった。」「国際感覚がなかった」とか今日この大阪知事は弁解したようだが、まったくこっけいきわまる。

海外には不適当だったが、日本国内の、特に女性に対しては、適当だったというのか。海外に謝るより、先に自国の女性に謝れ!と言いたい。


こちらで、日本の男は「ヘンタイ」と冗談、皮肉まじりにに言う人がいるし、漫画的にも書かれていると聞くが、公に「日本人男は皆ヘンタイ」と言う「ノウタリン」はまだいない。


チューリッヒ    フミ

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by swissnews | 2013-05-17 00:30 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

大阪市長が戦時中の強制売春を正当化・ドイツ語メディア

まずひとつはNZZ(スイスドイツ語圏新聞の最高権威新聞)が「大阪市長が戦時中のZwangsprostition(強制売春)をverteidigt(弁護する)」という電子記事がでた。この記事は(afp)の報道をそのまま取り上げている。

内容は日本語で報道されている通りのコメントなしの訳であるようだ。戦時中の軍はこのような慰安婦は、軍隊の士気を奮い立たせる意味で、どこの国でも必要性が正当化されていた。などなど・・・・

韓国と中国は火曜日、この見解につき、veraergert (立腹)させられたと伝えた。

歴史家間では、第二世界大戦中に、韓国、中国、フィリピン、その他の国の20万人の女性たちが、日本軍人によって強制売春させられ、暴行を受けたとされている。

日本の政府は、この女性たちに対する犯罪に対して謝罪をしているが、責任はいまだとっていない。


もうひとつは、ドイツ新聞「Die Welt」(世界)の電子記事で長い記事だ。

「(日本の)市長が強制売春を rechtfertigt (正当化した)」

この記事でも、やはり20万人の慰安婦と書かれていて、これは軍人のDistiplin(教練)や士気を保つ為にnotwendig必要な事であった。

さらに、この売春はFreiwilliger女性の自発的なものであり、強制的に行われた証はないと、大阪市長が言ったと書かれていた。

これに対しての、韓国の表明は、「(日本の)このようなProvokation(挑発的表明)は始めてのことではない」さらに、何度も言われていることだが、「日本の反省のなさ」を(韓国が)説明していた。


************

もういい加減にこのような記事は読みたくない。日本は一体どうなってしまったのだろうか。いっそこのような右より戦争ノスタルギーの政治家が集まり一軍作って、ハチマキして、国旗をもって、もしいるなら希望売春婦を連れて竹島でも、尖閣島でも立て篭もって日本を守ってみては。

これだから韓国の朴大統領の言うように過去の歴史を国全体で問題処理しない限り、未来へ進めないという意味がハッキリしてきた。日本はいつまでも国内で議論し続ければ言いし、それだけ世界から遠のき、時間も失う。日本の代表が韓国の大統領のようにアメリカの議会で講演できるような待遇を受けることは、まず将来もないだろう。

それに、人権や女性問題に敏感な欧州人には、女性を侮辱するこのような発言はまったく相手にされないだろう。

結局、橋元知事は政治家だから、このことで大阪に何をどのように政治していきたいのか。変えて行きたいのか。ビジネス男性を援助する為にもっと風俗施設を増やしたいのか。何を目的にしてるのか?

あるいは、歴史家として新しい見解論文をを世界に発表するのか。なら最初から英語で、それを載せてくれる研究雑誌を探す事だ。




記事の続
き・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・


チューリッヒ  フミ
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by swissnews | 2013-05-15 06:06 | 竹島・尖閣・日中韓の問題 | Comments(0)

中国とスイスの自由貿易協定成立

今、夜の7時半のテレビスイスのニュースを聞いていた。

中国との自由貿易協定が決定し、3日後に中国の主席?(名前が聞き取れなかった)がスイスに来て正式な署名が交わされるらしい。

この協定までたった2年しかかからなかったということだ。9回の会合を重ねてきたということだが、中国主席が変わって急に進展が促進されたという推定だ。(普通このような交渉はもっと時間がかかる)

中国はスイスにとってアジアで一番大きな取引国だ。(日本は2番目だが、日本とは数年前この自由協定が成立していてその成果も評価されている。日本側からはどのような評価かは聞こえてこないが。)

スイスにとっては、EUよりも先に中国と自由貿易を成立させたかったらしい。テレビでは両国の代表グループの会議の様子などが映り、成立した喜びに上気した様子の担当大臣が記者のインタビューに答えていた。

しかし問題はどこの国でもそうだが、農業産業であり農産関係者がまだ具体的な協定の内容を聞いてないと不明な点が多いと不安を表明していた。

大臣はそれに答えて、納得する方法はあると言っていた。スイスは山岳地帯の小さな農業国でもある。どこの国でも農業に関しては自国の保護対策が必要になるのはわかりきったことだ。

まあこのような小さな国のニュースは日本では報道されないだろうし、興味もないかもしれない。


関連記事は前に書いた
・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・


チューリッヒ   フミ

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by swissnews | 2013-05-14 04:50 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

うなぎを食べる時、日本の親は子供にうなぎの危機を教えてきたのか!

日本やアジアうなぎの減少が深刻になり、ついに政府筋が隣国と保護規制条約を結んだ?とか書かれた記事を日本サイトで読み、「やっと」「遅すぎ」と腹が立った。

アジアうなぎの減少によって、中国養殖うなぎで我慢しようか、あるいは日本うなぎが回復まで待つべきかという議論があるようだが、日本に住んでいない私はなんともいえない。それに本当の事を言うとそんな問いがナンセンスだとも思う。日本人だけの自分の食に対する欲望の問いであり、長い目で見たうなぎの問題ではないからだ。

それでこの問題を「蜂の全滅危機」と戦う欧州の例にとって紹介したい。数年来世界的な蜂のミステリアスな死滅が表面化して各国が緊急に研究し始めた。

昨年「More Than Honey」(蜂蜜だけの事ではない。もっとそれ以上のこと、とも訳せるか)というスイス人監督、製作のドキュメント映画が世界的な反響をよんだ。そしてもうかなりの世界ドク映画賞を獲得している。

有名なアルベルト・アインシュタインが、「もし蜂が全滅したら、その4年後には人類も全滅するだろう」と予言したと記録されているらしく、地球の食料循環に果たす「蜂」の存在が重大問題になっていることをコメント少ない映像で訴えている。

この映画では、スイス、北アメリカ、カナダ、南米の実態を特殊カメラで映している。私個人の一番印象深いシーンは蜂がいなくなった中国のはなしだった。男女いっぱい載せたトラックが何台もりんご?園にやってくる。貴重な媒介受粉を、蜂の代わりにひとつひとつ花ビラをあけ自分の手で付けていくのだ。悲しく恐ろしいシーンだった。

さて、スイス人は野外で食事するのが好きだ。私も好きだが甘いケーキなど食べようとすると蜂がやってくる。今はその種類を知っているので抵抗しないし、気にしない。しかし小さな子供はやっぱり違う。

「くそ!このバカ蜂め。あっちへ行け」「蜂蜜なんか嫌いだよ。お前なんかいらないんだよ!」とか言ってて暴力で追い払う。

スイス人の母親はすぐ「oo君はだけど、このりんごケーキや上についてるアーモンドが好きじゃない。蜂がいなかったらこれは食べられないのよ」といって、蜂がしてくれる仕事を熱心に説明する。「そんなに蜂が邪魔になるなら一人でレストランの中に行って食べなさい」とも言う。近くにいた少し大きな子が「おばさん。僕のおじいちゃんの蜂は、今年半分も死んじゃったってさ。いろいろ燃やしてたからかわいそうだったよ」と話し込んでくる。他の大人も一緒に議論してくる。

実は40年前も前か、スイスに来て初めて山のレストランの庭で上機嫌でおいしいもの食べていたが、蜂がやってきた。オーナーに聞こえるように、間違いだらけのドイツ語で大きな声で叫んだもんだ。

「おじさん。蜂が危なくて怖い!殺虫スプレーなんかないですか?」

他の客が皆、ぎょっとして話をやめて私を見た。スイス人の私の連れは、恥じ入って深く頭をたれた。私が事情が理解でき、赤くなるほど恥じ入ったのはその夜遅くになってからだ。

スイスのような小さな国は厳しい自然の中で生き延びなければならない。都会の子供だって日常の家族会話としてあるいは、学校の議題として常に動物、植物、自然環境が話題になる。それは伝統的といえる。

しかし、最近人の移動がグローバルする中、虫も一緒に移動する。スイスにも他国から害虫が紛れ込み森の木が食い荒らされる。常に他国と情報を交換し研究していかなければならなくなった。

この蜂の世界的な減少が追及され、「ひまわり」や「菜の花」に使う3種類の農薬が蜂を死亡させてしまうらしいことがわかった。スイスの製薬会社も関与している。先週、EU委員会が、この農薬を向こう2年間禁止することを決定した。今年の12月から有効になリ、原因が違うところにあるとわかれば解除される。手遅れになるよりは良い。

ヨーロッパはこうして蜂の死滅の研究を始めてから2年も経たないうちに環境団体の署名運動などがあり、具体的な決定に踏み込んだ。この決断力。スピード感。勇気。それは欧州人が日常の情報が豊であり、知識があるからだ。

うなぎに話を戻すと、欧州でもうなぎの生態はまだ完全にわかっていないが、やはり手遅れになる前に10年も前か対策をきめ、捕魚規制が出来た。しかし、養殖うなぎを求めるアジアの国が(日本も)、自然稚魚を必要とし、高い金を払い取引をする。欧州の漁師が隠れて売ってしまうからだ。欧州の国がこのことを苦々しく思うのは皆様だって想像がつき理解できるだろう。

日本は特に、自国の近海資源を保護することを怠り、金の力で世界の大洋から黒マグロなど何でも捕り買いあさる。

40年前にした無知な私の行動はシンボル的な失敗といえる。それは何か現在の日本の失敗に似ている。

・・・・国が保護している生き物を外国人が殺そうとした傲慢さ・・・・・蜂が怖いなら山に行くことはない。・・・・蜂が好きなケーキを食べなくても良かった。・・・・・レストランの中で食べる選択があった。・・・・・など。

日本の蒲焼はさすがうまいものを追求する日本の才能の証だといえる。だ。しかし、「こんなうまいものはやっぱり日本だけのものだな!」と悦に入るときに、どうして子供たちに将来のうなぎの宿命を教えてこなかったのか。あるいは教えてきたのか。どうしてここまで放っておいたのか。外にいるものは悔しい。

最後に私の提案だ。もし「蒲焼」が食べたいなら、来年一年間日本全土の、家庭、学校、飲食店、政治、芸術すべての部門で「うなぎ」の議論をすることだ。そして対策を!

チューリッヒ   フミ

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by swissnews | 2013-05-10 02:00 | Comments(0)

新潟県・雄鶏の「コケコッコー・・・・」喉自慢

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ユーロニュースには、ニュースのつなぎに「ノーコメント」というまったくコメントのない20から30秒ぐらいの動画が映る。世界の面白いシーンが紹介されるが地方の名と国の名しかでない。

昨日、偶然に見たのは「Niigata、Japan]と書かれていただけで内容の説明はない。

黒っぽい雄鶏が「コケコッコー・オー・オ・・・・・・・・」と実に長い一鳴きしている。審査員のような人が数人座っている。立ち観客がびっしり詰め掛けている。田舎のようだ。携帯のストップウォッチのようなもので、この一鳴きの長さを計っているいるような観客が映った。

農家の?おじさんが次の雄鶏を台の上に上手に愛情をこめて撫で撫でするように立たせると、2秒後に自慢の「コケコッコーーーー」がはじまった。うまいもんだ。ちゃんと行儀よく始める。

声の質?息の長さ?表現?何が評価の基準なのかわからないがこの地方のコンクールは順調に楽しそうに、しかし真剣に行われていたような印象を持った。

数日前、もうひとつの日本のシーンが映った。最後の5秒ぐらいしか見れなかったが、日本のどこかの動物園だということがわかった。動物園のアナウンスが日本語だったからだ。訪問者が行列してゆっくり移動していく。長く立ち止まってはダメらしい。女性と子供が多かった。最後に一瞬「白い子供ライオンかトラ」かはっきりわからなかったがかわいい姿が映った。

・・・どこの動物園だったのだろうか。立ち止まってもっと好きなだけこのかわいい姿や動きを観察できないのだろうか。・・・・

(後で調べてわかったことですが、東武動物園で生まれた4匹の白タイガーでした。お披露目だったから行列だったのですね。)

日本の伝統的なお祭りの様子はこれから時々この「ノーコメント」に取り上げられるだろう。楽しみだ。


チューリッヒ  フミ

桜は、日本ほど有名ではないし、花見などないが、濃い色の桜が多く大好きだ。日本に帰れないときはこちらの桜並木を堪能している。
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by swissnews | 2013-05-06 16:38 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

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