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日本ではまだ10年後も、虚しく「少子化対策」とか「女性社会進出」について議論し続けているだろう。

この記事は大分前に書いたのだが、どうしても読んでほしい大事な記事だと思うので又記入した。

日本では、まだ10年後も20年後も、虚しく、「少子化対策」とか「女性社会進出」について議論し続けているだろう。

その時には、日本の人口がすでに4分の3とかに減少していたり、賢い女性の多くは海外に出て行って、ますます少子化・人口減が急速されているのではないだろうか。

ここ40年来スイス在住の日本人は、2倍半に増え、最近、もうすぐ1万人になるだろうということを聞いた。特に若い日本人女性のスイス人との既婚者が多くなった。スイスのような小国でもそうなのだから、世界中に住み着く日本人女性は増える一方だろう。

日本ではいまだ複国籍が認められていないので、彼らの多くは国籍は日本人のままにしてあり、日本の人口に数えられていて日本にわずかの税金は納めていても、日本で生産活動したり、日常消費したりして国のためには直接には貢献はしていないのだ。毎年、せっせと里帰りして、おいしいものを次々と食べ歩き、美容院に行っても日本に落とすお金はしれている。

欧州それぞれの国では私がこちらへ来た40年前にはすでに対策が練られていて、人口減に少しでもブレーキをかけようと試行錯誤していた。失敗策も成功策もあったようだ。

スイスでは、少子化に伴う看護人不足で、当時すでにフィリピン人とか韓国人の看護師が仕事に来ていて、老人擁護や、一般の病院で看護に当たっていた。私と一緒にドイツ語コースで勉強していたから良く覚えている。

英語などまったく知らない外国人嫌いのスイス人老人もこのアジア人と会話する為に英語の単語を覚えだしたと彼女達に聞いた。スイス人女性も、保守的な男性世界と戦い、着々と地位を築いていった。中学生でも学校やで家庭で女性の問題をテーマにして来た結果だ。

日本の「世界男女平等ランキング」が最近また下落し、世界105位になったようだ。それがどれほど先進国としての日本の「国の見栄え」を損なっているか国内の日本人には見えない。今でも日本では男性も女性も何か中世的な意識に支配されている人が多いと思われても仕方がない。

日本では「少子化対策の特別な省」のようなものがあるが、今何が具体的に進められているのだろうか。外にはあまり聞こえてはこないし、効果も分からない。この深刻な問題は日本ではおおきなテーマとして学校で話してはいないのか。

「外国人移住」も「慎重に、慎重に」、「女性率ノルム制」にも「慎重に、慎重に」と、またさらに十年はすぐ過ぎるだろう。他の外交問題も然り。

日本の魅力が「おもてなし」 だけとは良しとしない女性は、更に海外に流出していくだろう。


チューリッヒ フミ

















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by swissnews | 2014-04-29 06:08 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

「ビジネスをサクサク」と「雑談」の順序が違うアジアと欧州。

「ビジネスをサクサク」と「雑談」の順序が違うアジアと欧州。

日本メディアで、オバマ大統領の日本国賓招待についての記事を読んで, 東洋と西洋の慣習の違いが改めてはっきりさせられた。

阿部首相が「オバマ大統領は、サクサク仕事をする人で、雑談やよもやま話はしないでいきなり本題に入る人」と感想を述べたそうだが、それは欧州国では当たり前のことで、それ以外の何があると言うのか。今回のように事前に打ち合わせが出来てきて限られた時間しかない最高首脳が会合する時はなお更のことだ。

一般に、日本や中国アジアの専門打ち合わせは、雑談 → 相手を知る → ビジネスの順。欧州では、ビジネス → 相手を知る → 雑談

他人を知ることが目的の場所では、スモールトーク → 相手を知る →ビジネスにはいることもある。

こちらの予定された会議はだから一分でも無駄がないようにすぐ本題に入る。

私がまだ演劇大学で仕事をしていた時、時々、ドイツのOO市から専門家が来て会議があった。飛行場から直接駆けつけることもある。4,5人の小会議の場合は、こんにちは、いらっしゃい,よろしく、一人一人握手、自分の名前(芸術界は特殊で初対面でも地位各職関係なしにすぐ親称で呼び合う)を紹介。司会者がすぐ書類を出し、「じゃあ、はじめましょうか。・・」となる。びっしり話し合う。水だけ飲める。3,4時間は普通。

全部終わったら、大抵その会議室で、軽いスナックの小パーティがあり、親睦、雑談が始まる。はじめて、「ところで、鉄道で来たの?車?ホテルはもう行ってきた?OO市はもう雪だってねえ?」とか聞く。会議を通してこの専門家の意向や人格も分かってくるから雑談しやすい。気のあったもの同士が市内に出て食事に行く。個人宅招待とかだ。そして又、次の日びっしり会議だ。

欧州では一般に、雑談や四方山話はプライベートな関係になってから、つまり今回の場合を例にとると、「シンゾウ」「バラック」と対等に呼び合う仲になってから、仕事外の時間に両者意気投合してするものだ。又この雑談と言っても簡単ではなく非常に高度なセンスや知識がいるようだ。

中国や日本で商談するのは、プライベートなことや、人格的なことが大事な要素で、会食し、酒を交わし、信頼関係が出来てからはじめられると聞く。西欧人はそれになれるまでかなりの「酒飲み」になると聞いたが本当らしい。

しかしそのような手順の雑談商談も、ある程度見通しがつき、大物が来るときは意外と「ビジネスサクサク」になるのではないだろうか。

それぞれでよいのかもしれない。しかし、阿部首相が9回「バラック」と呼び、オバマ大統領が一回だけ「シンゾウ」と呼んで後は「阿部首相」(一方が「親称」で、他方が「肩書き名」で呼び合うこと)だったと読んだ。その認識のずれに長い間気がつかなかった二人の会話はアジアであってもやっぱり雑談の下地にはならない。片方が親称を受け入れない場合はすぐ敬称に改め、同じ目線の高さで会話することが世界の常識だからだ。


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by swissnews | 2014-04-27 16:46 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

オバマ大統領の日本訪問、短い報道

今日の新聞では、オバマ大統領の日本訪問についての記事があるかと思ったが,短い数行の時事事項だけだった。

「オバマが同盟忠実を明言した」「アメリカは尖閣闘争になっても日本側につくことがハッキリした」と言う短い報道だけだった。

しかし、アジア訪問の直前に、オバマ大統領のアジア訪問で成功のポイントを示したい理由が長い記事として書かれていた。日本のことは全体としてのなかで特に強調してなかった。

アジア訪問がすべて終わったら又報告記事があるだろう。

テレビニュースでは、ウクライナ問題が大事だから、東京から(阿部首相の隣で)の記者会見で、ロシアに規制強化を語るオバマ大統領の動画がでた。日本との記者会見の内容は無かった。

天皇陛下との歓迎や、軍の歓迎は一瞬映った。ハイテクロボットとサッカーしてる姿も一瞬映った。

オンラインでは、「安全問題ではアメリカが日本の側につくとはっきり言った」ことが、「S-言葉が下った」とある決定として語られていた。

ドイツオンラインでは「尖閣は日本の領土だし,安全が脅かされた場合は当然アメリカも後押しする。しかし領土問題そのものには中立の立場」

「領土問題はある」

「靖国神社やダボス会議の阿部首相のマイナスを、プラスに変えた成果?はあったか」

「TPPは合意に至らなかった」

「北朝鮮の核実験の脅威について」

今日の朝のニュースは韓国着のことが映った。

*********

全体に、欧州では現在、ウクライナ問題が緊急危険問題で、遠くのアジアで起こった事はあまり関心が高くない。しかし、このウクライナ問題にアメリカが何を語るかが注目されているので、オバマ首相を追っているという感じだ。

ドイツメディアで、今、大きく扱われている日本の話題は「国際裁判の判決もなんのその、又調査捕鯨を決定した日本」

このような決定はすごく早いのだ。信じられない。

fm







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by swissnews | 2014-04-25 18:49 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

ポンド紙幣とハンサム黒人男性

スイス在住日本人のつぶやき 4

引き出し整理は苦手な仕事だ。古いお財布が何種類かあって、円やユーロ、英国のポンドの紙幣とコインをそれぞれ分けて入れてある。

久しぶりに英国に行く事になりポンド財布を探し出した。このポンドには苦い思い出がある。

もう15年も前か、あるいはもっと前になるか。ロンドン経由で日本から帰ったときに待ち時間が延長され、どうしても何か食べたくなり、スイスフランをポンドに換えることにした。

その飛行場の「チェンジ」と書かれた入り口は狭かった。

自動ドアが開き、一足踏み入れると、すぐ入り口の窓口の中から黒人の若い男性が、きちんとしたネクタイ姿でニコニコして迎えてくれた。一瞬びっくりした。彼はハツとするほどハンサムだった。若いときのハリー・ベラホンテと一瞬思ったほどだ。しかし私の足は少しもつれながら奥のもうひとつの窓口に進み、金髪で骨ぼったい顔をした中年の女性の前に立っていた。

室内は別世界のように静かで、お客も私だけだった。

「ユウ・ドント・ライク・ミ・ドント・ユウ?」(あなたは僕が嫌いなのだろう。そうでしょう?)とその黒人は顔を窓口から突き出すようにしながら私に問いかけた。本当に問うという真剣さより、退屈でからかったのかとも受けとれそうだったが、その時、私の視力はちょっと落ちかけてたのにメガネなしで過ごしていたため、彼の表情や目の真剣さはつかめなかった。

それに私はスイスに住んでいても、外国人で、英国の地元の言葉のニュアンスも判断できなかったかったからすっかり動揺した。

換金がすむまで私はゆっくり「落ち着け」といいながらも困った。彼の問いに答えるべきではないかと思ったのだった。

「ソーリー・アイ・アム・ア・フェミニスト。アイ・プリファー・ア・ウーマン」
(すみませんね。私はフェミニストよ。女性を優先するのよ)

普段は英語を使ってないし、その英語が正しかったかどうかも分からない。しかし私はかなり自信たっぷりに言ったもんだ。

そういって注意深く私の言うことを聞いていたその美しい黒人の反応も見ず、しっかりした足取りを作り、彼の前を通り過ぎ、目をつけていたレストランに急いだ。

今でもその時の自分の行動心理が分からない。

「私は無意識でも、民族差別していたのだろうか。彼の仕事に不審を抱いたのだろうか。いや、私は何でも奥の場所のほうが落ち着き、好きだから、ただ習慣として足が向いただけだ。いや、彼はあまりにも若く、美しかったから気恥ずかしかっただけだ。」とかいろいろ考える。「いずれにせよ、彼は一瞬戸惑った私の表情に、何かを感じたに違いない」
「もしかしたら、黒人を見慣れないアジア人のなかには私と同じように反応した人もいたのかもしれない。海外に住み、黒人を見慣れている私だって一瞬びっくりしたのだから、日本人なんか、はっきり動揺を示したのではないだろうか。そんなアジア人を毎回見せ付けられていたなら、お客が自分を避けていると考えるのは仕方が無い」

「彼はきっとそんなお客にいつも「僕が嫌いなのだろう!」と自虐的に聞いていたのではないだろうか。」

何か考えてみればかわいそうなことだなと思った。

私のとっさで、変な英語返答に対する彼の反応や表情を見て置く勇気がなかったのが残念だったなと今では思う。

「もし彼が奥の窓口にいたら、もしかしたら私は彼のところに行っていたかもしれない」

今度はたった3日のロンドン旅行にくっついていくだけだが、このポンド紙幣を忘れないように使ってしまおう。あの美しい黒人成年はまさかあの「両替」にまだいるわけは無いだろうが、と一瞬考えた。

エリ子  57歳



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by swissnews | 2014-04-25 01:03 | スイス在住日本人のつぶやき | Comments(0)

日本女性はなぜ、グー・チョキ・パーを自分の顔に添えて写真を写すのか。

これクローン人間!?
 ゾッとするほど個性がない「量産型女子大生」が急増中・・・・・日本の記事に対して、これが良い傾向かか悪い傾向か?

******
私の意見

クローン的な集団はどこの国のティーンエージャーでもある現象だから、悪いことではないと思う。グループの一員に属し、同じ体験をすることによって、団結心・誇り・安心感・自己確認などしたい時期があるからだ。それはハシカのようなものと考えればよいのかもしれない。しかし、ハシカがどれほど長引くかという事が問題で、日本では長い傾向といえるだろう。

私が個人的にちょっと気になるのは、外国人からすると日本女性の好きなポーズが不可解に映るということだ。

私は職業柄、演劇のちょっとした日本語訳とか、動きなど今でも手伝うときがある。ある監督が、観光者の世界各国のステレオタイプの動きを写真やビデオで集めていた。聞かれたことは、なぜ日本人少女・女性は写真を写す時、いつも手のひらを開いたり、ビクターサインをして自分の顔に添えるのかと言う事だった。これが「かわいい文化」だけでは説明できないというのだ。

確かに、今時の若い女性は皆同じように自分の顎やほっぺたの近くに自分の手を開き写真を写すのが好きだ。まったく日本人だけの独特のしぐさだからだ。日本の超個性的集団美学ともいえるかもしれない。

「ハイハイ」「綺麗でしょ」「かわいいでしょう」「どう思う」「似合う」「花の様」というアピールなのか。「顔を引き立てたい」のか。「恥じらい」を表現したいのか。その効果は日本の国では成功なのだろうが、海外では必ずし効果があるとはいえない。天真爛漫・健康的に見えたり、媚態を作っているように見えたり、幼稚にも見えたりすると言われた。

私が思い出すのは、子供の頃はやった「グルグルパー」と言う言葉と動作だ。他人を「バカ・間抜け・左巻き」というシンボルを動作したもので、最後の「パー」は、手のひらを大きく開いて、その相手の顔や頭のうえに添える。「見て。この人低脳よ!」とからかったものだ。もう長い間日本に住まない私にとっては、正直言ってすぐこの「グルグルパー」が思い出される。なぜ集団で「パー」となるのか。

こちらの女優さんと仕事をしてきた専門家として言えば、手を顔に添えると頭でっかちで下半身が自信なさそうに見える。つまり、このように写真を写すと、足から地につく全身の人格的な自覚が薄くみえるから不利だと思うのだ。まあ日本ではそのように見えないのだし、それがいいのかもしれないが。

もうひとつのしぐさは、おばさんたちもするピースサインだ。本来、勝利・平和サインは本当に勝利の経験をしたものが必然的に出てくる「やった」と言う感激をアピールするもので、それなりの意味のあったものだった。

日常的にあまり平和すぎる日本人が皆集団で、特に「やった」という勝利も仕事をしないでも、形だけ真似するのはなぜか。それこそあまり平和過ぎるからそのシンボルなのか。どこでもいつでも「平和です・やりました」は悪いことではないし、楽しければそれで良いとも思う。

だから、海外では日本人集団写真のステレオタイプは「グー・チョキ・パー」の手を顔に添えるとほぼ決まっているし、その監督はそんな写真をディアにして、舞台幕に写していた。

平和でかわいいクローン文化は、日本の社会必要文化なのかもしれない。しかし、ハシカは必ずいつかは治る。

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by swissnews | 2014-04-22 07:49 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

スイス人折り紙アーティストが実物大の白いゾウ製作

シフォ・マボナさんは世界的に有名なスイス人「折り紙アーティスト」で、アメリカ・日本・欧州で活躍している。

昨年ゾウを織り上げたが、実物大のゾウを作成するプロジェクトを立ち上げ、寄付をつのり、会場の援助もあり、成功した。

その作成のドクビデオが、Swissinfo.chに記載されていた。


・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・


彼を紹介した以前の私の記事


・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・・

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by swissnews | 2014-04-21 20:09 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

早く来過ぎた春・4時間の尾根歩きになった。

スイス在住人のつぶやき 3

Z市は一方が湖に、他の3方は、低い山に囲まれている。市民はそれぞれの山を散歩道として親しんでいる。私は、市のシンボルである870mのU山の麓に住み、自分の家から10分もバスに乗れば登山口に着き、450m登れば展望台にたどりつける。

1時間10分の表示がある登りを、50分で登りきったこともあり40分で走るように下りてきたこともある。でもそれはもう15年以上も前の話になる。数年前からは、時間も出来たし、定期も買ったので、日陰が多いこの山道を登るより、登山電車で上がり、1時間45分と表示のある高低の差が少ない見晴らしの良い尾根を歩き、隣の町のロープウェイFで降りて来るコースを散歩道として、年20回ぐらいを目標に歩くことにしている。

行こうと決めた日は怠け心が起きないうちに早くから、残り物をパックしてリュックサックにつめ、靴を履き、昼のテレビニュースを聞き終わったらすぐ出かけることにしている。この尾根散歩コースは数箇所両谷右左に降りる急な下り道があるが、私の膝はもうこの下りを受け入れないのでどんな事があってもそのロープウェイFまで行かなくては帰ってこれない。

今年は桜も3週間も早く咲き始め、温かくなり多少の花粉症も我慢して、早めに始める決心をした初遠足だった。電車を降りると少し登りになるが、天気は最高で、桜のピンクや白や黄色の小花を付けた木々が緑の中に見え、やっぱり来て良かったなと嬉しくなる。鳥も嬉々としてうるさいほどで、気持ちの良い軽い出発だった。

ほとんどの客が左の展望台と大きなレストランの道に分かれていった。尾根歩きコースを選んだ人は意外と少なく、時々前後に誰も見えないときもあったからこの上天気なのに少し意外に思った。しかし、すべてが記憶どうりの道で景色も変わらず休憩展望台を見定めて早いピッチでFが近くなった。その時私を追い越していった犬と一緒の女性や、高齢なおじいさんが引き返してきた。珍しいことで、こんな軽装でも引き返す体力があり偉い偉いと思った。

Fのステーションの小屋には誰もいず、電子の発車の時間はチカチカと掲示してありいつものように15分間隔で正確だったが、ロープウェイは来ていなかった。少しおかしいなとは思ったが、5分下にある山のレストランに行くことにした。そこのりんごパイでも食べ、年の初めの尾根歩きを自分で祝おうと思ったのだ。そのレストランには、反対側の村から車でも上がってこられ子供の遊び場もある。今日もZ湖やアルプスがクッキリと見渡せた。庭では、温かい日当たりの良い一角に席を取り6,7人お客がすでにいた。私は、パイを食べ、地方新聞を読み40分ほどで腰を上げた。

又、Fステーションに戻って下から見上げると、なんと、入り口に立ち看板があり、「REVISION」「定期検査の為OOまで運行休止」と書いてあったのだ。さっきは少し高い位置に書いてあったから看板を読まずすらりとステーションの中に入り込んでいったのだった。

午後4時半になっていた。ロープウェイのある急な下りを30分で下るか、引き返すか決心しなくてはならない。急げば、6時までにU電車乗り場まで行けるし、まだまだ明るい。すぐ決心してすぐ歩き出した。いつもの下り道は登り道になる。景色も少し違いいろいろ発見もあったが、冬の間3か月も運動してなかった私の腰や、足、ふくらはぎは、30分もしない内に悲鳴を上げ始めた。

それより人に会わないのだ。男か女か分からないバイカーが何人かものすごいスピードで通り過ぎて行っただけだった。急に恐怖感が沸いてきた。携帯は持ってこなかった。だからなお更急がなくてはならない。
いろいろな小説に描かれた、登山時の過酷な自然との葛藤、孤独の恐怖の描写が思い出された。四国の深い山に上る少女、数々のアルプス登山の話、アルジェリアの砂漠洞窟探検など、次から次と浮かんできたが、作家の名が不正確で思い出せない。私の状況はしかし、あまりにのどかな明るい午後5時半で、Z湖がすぐ下に見える郊外の散歩道ともいえる。熊が現れる訳でなし、何も危険は無いと自分に言い聞かせる。

帰ったらすぐ熱いお風呂に入ろう。もう待てないほどだ。死海の塩を入れようか。ハーブの油が良いか、もう一袋残っているはずの日本の温泉粉末にしようかと考えた。その後、体中の筋肉痛のためには、日本製サロンパスの大きいサイズか、小さいサイズがいいか、この際もったいないなどと考えていられない。全部使ってしまおうか。それともスイス製の冷たい大きなシップがいいかなどと細かいことも考えはじめた。

私のふくらはぎはもうカチンカチンになって、曲げることを拒んだが、これから最後の登りと、電車までの下りがある。10mごとに立ち止まり何とかあえぎあえぎ、U展望台の分岐点まで帰ってきた。木々の間から若い女性の話し声が聞こえ始め、人間恋しだった気持ちが一気に安堵に変わった。私はのろのろと彼らに合流した。次から次と大人や子供も集まってきた。

6時半近くになっていた。ちょうど入ってきたU電車に乗り込み、何とか体を折り曲げ座席に腰かけた。発車まで、ぼんやりして外を見ると、「FロープウェイはREVISION」と大きく書いてある立て看板が目に付いた。

後で聞いた話だが、イースターの前は検査の為運行しないことが慣習らしい。子供にはなぜインターネットで確かめてから行かないのだと叱られた。今年は特別早く春になった精で、調子にのって飛び出してしまったったが、その分だけ20回の尾根歩きは今年も大丈夫だろう。筋肉痛も3日で完全に治ってしまったので、来週から又行ってみることにする。

のぶ  71歳




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by swissnews | 2014-04-20 18:32 | スイス在住日本人のつぶやき | Comments(0)

チューリッヒ老人ホームが日本からロボット・パロ購入

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新聞地方欄記事・・・・

エフレティコン村はチュウリッヒ州にあり、そこの老人ホームに18の部屋が増設された。それに伴いいろいろな改革が検討され、日本製のオットセイロボット・Paro・パロが、認知症患者のために役立つと判断され、6000フラン、約69万円で購入することが決まった。

ほぼ新しい施設が出来上がり、後はこのパロが来るのを待つだけだ。

パロは、日本で製造された精巧なロボットで、日本の老人達に愛されているロボットだ。オットセイに似たいるが真っ白で、ふさふさした毛で包まれ、黒い目と口ひげがある。その目も動き、グルグルとかわいらしい声も出す。・・・このロボットのもっと詳しい性能説明・・・

この購入については賛否両論あり、かなり議論された。

否定的な意見は、人材費を節約し、看護人を減らし患者にロボットを与えておくのはおかしい。

ホームの新しい責任者はしかし、人件費を節約はしない。しかし、夜中不安で看護師を捜して歩き回る認知症後期の患者に、ポロは安心感を与えることが出来る。夜の間だけに使用で看護師を補佐する役目に過ぎない。

ドイツでもこのロボットを取り入れているところがあること。

この記事には、日本人老人がポロを抱きしめている写真がついていた。

うまく行き、こちらの老人にも人気者になればいいですね。

fm


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by swissnews | 2014-04-18 23:35 | 科学・技術・研究 | Comments(0)

場所と状況によって異なる「セクハラ」認識・日本と欧州

先進国に間でも「セクハラ」の認識がずいぶん違う。更に同じ国内でも、又同じ言葉でも「セクハラ」になる場合とならない場合があるという事だ。こちらで話題になった例を挙げると、例えば、上司や同僚男性が、

「君、今日のシャンプーいいにおいだな」と匂いをかぐ。「君のズボントッポイぞ!」とズボンを見る。
このようなせりふを、狭いエレベーターの中でごく近くで言った場合は、「セクハラ」と訴えられても仕方がない。

しかし同じせりふを、大勢がいるディスコパーティーで、踊りながら言った場合は、「セクハラ」にはならないのではないかという内容で、議論しているところだった。

又、日本と欧米の感覚ももちろん違う。

数年前、日本のテレビ番組で、アメリカ在住で、世界的に活躍している日本人女性企業家をゲストに迎えた真面目な番組を見た。上品な男性アナウンサーが彼女を迎え挨拶をした。

「OOさん、世界中を駆け回りご活躍なさっているのに、ずいぶんお若く、お綺麗でいらっしゃいますね。何か秘訣でもあるなら教えていただきたいものです。」(笑い)OOさんの顔をつくづく眺め感心する表情をする。

このような会話は、日本では当たり前なのかもしれないし、女性をゲストにした場合は女性の容姿をまず褒めなければならない習慣があるのかもしれない。

もし女性アナウンサーで男性ゲストの場合も「OOさん、お若いですね。何か秘訣を教えてくださいね」とか挨拶するのかもしれない。

しかし、ちらでは、このようなことははっきり「容姿に触れた。」「きれいかどうかは個人的な評価と興味」「ゲストとしての内容には関係ないプライベートなことに触れた」「グローバル活躍女性は綺麗では意外なのか。職業格差別」といわれるような「セクハラ」と判断される。それにテレビ報道の公の場でのことでもあるからだ。

同じ会話でもテレビ撮影の後で、アナウンサーとゲストが一緒に意気投合して、砕けた個人的な場で「それにしてもお若く綺麗ですね」とか言うのなら、又少し違ってくる。状況の違いによる判断だ。

もうひとつ思いだしたことがある。成田航空のトイレットで手を洗っていた金髪の15歳前後の白人少女のすぐ後ろに、3人の制服を着た日本人高校生がぴったりくっつき、日本語で「本物の金髪ってこんなにきれいなんだ。うらやましい。わー綺麗ねー。ちょっと目の色見て!」とかいって、30cmほどの距離まで近づき、鏡に顔を近づけ、手で金髪を触りたそうなしぐささえしていた。

この少女は、日本語が分からないし、怒りと戸惑いで泣きそうな顔をしていた。私は自分の認識していた高校生の印象があまり違うので、日本語でも、英語でも中に入るのは少し危険さえ感じた。だから白人少女のすぐ横に並び、鏡越しに笑顔をし、彼女に安心感を与える事しかできなかった。そして、どっちかが出て行くまでただ見守ることにした。白人の少女が出て行った後、高校生も笑いながら後について行った。

これはこちらでは、同姓同士でも、内容が「悪気の無い憧れ」であったとしても、完全に「嫌がらせ」「セクハラ」に入ると判断される行為になるだろう。身体的に近すぎる「失礼」な行為になるのだ。日本語が通じないのを知っていて不安を与えた卑怯なセクハラといいたい。褒めるなら英語ですればいい。

日本では、欧州に比べて、「女性に対する暴力やセクハラ」は統計的に見ると圧倒的に少ない良い平和な国だ。

最近の女性暴力に対する欧州の統計では、一見平和そうに見え最高に現代的でオープンに見えるデンマークが最高で、北欧が高く、逆に保守的な南欧州の国々は少なかった。これは、自分が「セクハラ」を受けているという意識の違いにもよるし、届け出る意識の違いにもよると説明があった。

日本では将来のオリンピック招待国なので、海外のお客も多くなる。だから日本では「海外では失礼にあたるセクハラの意識」も、「おもてなし」のひとつとして知っておいたほうがいいのではないだろうか。


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by swissnews | 2014-04-17 17:35 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

憲法9条がノーベル平和賞候補に!万歳!

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昨年からこの運動について時々記事で読んでいたので、期待していた。

候補者として認定されたこと、又それを公表することだけで、世界の貢献になる。世界各国の国民が、少しの間でも平和について考え、自国や他国の候補者に賛成でも反対でも議論したりできるから、それだけでも有意義だ。

この発想を生み出した女性は、主婦だと読んだが彼女こそ天才的な学者だと思う。正に「コロンブスの卵」にの良い例になる。まったくゼロからはじめた素晴らしいアイディアだ。

将来日本国民、皆、彼女とそれを評価して推し進めてきた実行委員会にお礼を言わなくてはならない時がくるかもしれない。

もし、日本がどんな些細な事でも戦闘に挑発していけば、一世紀に2回も、隣国に侵略戦争を仕掛けた国家として、もう世界の中ではまったく放り投げられるだろう。防衛と攻撃は非常に裏腹で、防衛のためだったと日本が判断しても、微妙で最終的には国際的に判断される。言語の挑戦も挑戦と判断されるかも知れない。日本が主張しても認められないことがある。だから日本はどの国のためにも戦争をしないのだと世界中に認識させておかなければならない。そうすると攻撃もされない。

「憲法9条」はつまり日本の「お守り」「切り札」とも云え、このような憲法のある国へ仕掛けてくる国はすぐ国際的に非難される。

日本は、2度と戦争をしないと世界に誓っているわけだし、現在、仮釈放的な立場だといえる。戦争放棄をしているのが偉いのではなく、それしか生き延びていく道はなかったし、9条のおかげで安心して経済や文化、教育に集中してこられた。そして発展して来れた。

私は、欧州にもう40年以上も住んでいる。ここからは世界がよく見渡せ、他の大陸で残酷な戦いが尽きないことがよく見える。テレビでそんな映像を見ていると、日本の安全が「この9条」のおかげだと胸をなでおろすこともできる。また、今、女性として、学校へ行けたこと、結婚も自分で決めることが出来、どこにでも移動できること事態が、むしろ世界的に見れば特権なのだとありがたく思う事だって良くある。

世界の大物は直接自国本土で戦争をしない。アメリカ、旧ソ連、現ロシア、中国など、他国を守るという名目で代理戦争に参加させる。小競り合いをする小国は、大国の前線で戦い、楯になり一番被害を被る。日本は大国でなく、単なるひとつの都合の良い小国に過ぎない。楯になり、一番被害を被り、再起できない運命になることは素人でも分かる。利益になることは何なのだろう。

欧州に住めば危機に対して準備があるかどうかつい日本と比べてしまう。(地震に対しては極端に弱いことはすぐ分かるが。)

こちらでいつも良いなと思うことは、広場がたくさんあり多様に活用できることだ。道路が広い。人材物資の移動力がある。河川輸送力もある。ヘリコプターや鉄道が多い。大型の機械がある。日本は原発事故の後いくつか大機械を欧州から借り入れた。日本では除雪車だって豊富ではなく、自然の災害と戦っていくので手一杯になると聞く。原発後の瓦礫の後始末さえまだ完了していないとも聞く。

こちらは、森林自然が多い。電力システムが同じ隣国同士助けられる。アフリカその他の大陸にコネクションがある。人材が広がり世界中で活躍している。アメリカやロシア、中国と何とか外交していける力がある。世界の大事な事は欧州連合の意見なしには決められない。

又、中国や韓国の世界における人材・外交・影響力を日本人は過小評価している感がある。

ますます、日本は孤立しているという実感が強くなる。しかし、今までのように他国を挑戦しないで平和に発展していけば、賢い国家として特殊な地位を得ていけるだろうと思う。

私は何度も成人大学で、アジアの歴史の講義を聞きに行った。時には世界の推定される核武器の数、戦闘機、戦艦の数、原油の必要量その他の情報についての講義もあった。中国の戦力は現代化され予想以上進化していると推定される。戦略的なことは理解できないことが多かったが、分かった事は日本は絶対勝ち目がないということだけだった。無論アメリカ次第だが。

確かに日本は、大きな軍艦や強い空軍を持ってる。しかし船は図体が大きくても原油が必要だ。早さも無い。核の潜水艦も無い。戦闘機も自国で製造できない。中国は大きな大陸で昔のように生き延びていける。日本は島国で持久力はあっても限界はすぐ来る。長期の小競り合い戦闘で、日本は失うものは大きくても得るものは無い。アメリカにありがとうと言われても、もう立ち上がれなくなっているのでは。

日本は平和主義を継続していくべきで、発展いためには、隣国が必要だ。だから隣国との和解しかない。

日本人と韓国人は大きな眼で見ればよく似た兄弟のような気質や習慣があると、こちらの人はよく言う。確かにそうだと思い当たることがたくさんある。賢い、感情的だ、見栄っ張り、面子にこだわる、色白が好き、男尊女卑、緻密技能に優れる、などなど・・・・それは、他国の者が、オーストリア人とスイス人が兄弟のように似てるといわれると、当事国民はびっくりしてすぐそれぞれ否定することと似ている。絶対似てない、正反対だから比較しないでくれと言い張る。でも何かの時には助け合う。

話しは少しずれたが、この際「憲法9条を守る会」を守らなければならない。そのためには今のうちに、世界中に「ノーベル平和賞候補」である事を誇りを持って広めていく事だ。

素晴らしい快挙だ。おめでとうございました。これからも頑張れ!

fm








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by swissnews | 2014-04-15 04:00 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

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