<   2014年 09月 ( 12 )   > この月の画像一覧

御嶽山の突然噴火

この状況については、こちらの各テレビニュースや新聞でそのとおり報道されていて、コメントと云うものは少ない。

少しまとめてみると、ドイツテレビのハローと云う番組でかなり長く映像があり、ドイツの専門家が短く解説していた。

彼によってもこのような突発的な水蒸気性の爆発の事前予知は難しく、一分前にわかっても3000メートルの高い山にいる登山者にはすぐに勧告できない。

いろいろな偶然が不幸な規模になってしまった。日本のメディアと同じ事を言っていた。

他の番組では、疑問として、「このような火山国なのに、52の原発を開発した日本人の気持ちが分からない」

普段は日本は、地下鉄の乗り場でも非常に危険警告を繰り返し「手を引いて下りてください」「足元にきをつけてください」と過剰と思える放送がある。川の縁にはどこも柵止めがある。

しかし、このような活火山に、柵もなく誰でも覗き込めるほど近くへいけるのは、あまりのんびりだ。

という一般人で日本を知る外国人が語っていた。

それとニュースの解説では大抵「何でも完璧に感知でき安全警戒システムが出来ている日本でも今回は不意打ちだった」と云うようなことをいってニュースを始めていた。

私の感想は活火山なら避難所の情報など登山者が知っておくべき事もあったのではないだろうか。

又、感知装備の機械は無論たくさんあったほうがいいが、結局は「誰か人間が決定し、危機が予想される時は登山を禁止にする鶴の一声」を発するコンペテントを持たなくてはならない。決定する勇気だ。


欧州の専門家は「吉田調書」による吉田所長に対して「勇気ある決定の出来た英雄」という見方が多い。

このような危機事前に、あるいは事故が発生した緊急時に、決定できる指導者を育成する事や、国民がその決断に協力する練習が必要かと思う。たとへ失敗があってもそれは学習とすれば良い。

犠牲者の冥福を心からお祈りいたします。

[PR]
by swissnews | 2014-09-30 17:31 | 自然・環境・災害 | Comments(0)

ドイツ・動物博物館展示のサイの角の盗難続出

これはドイツの警察の苦労話のひとつだ。

最近、動物博物館に展示してある剥製のサイが軒並みに襲われ、その角(これは本物)切り取られ盗まれると云う盗難事件が起こった。

この盗難は、どこの博物館でも他のものには一切触れておらず、サイだけが被害になっていることが共通していた。

4メートル以上の囲いを越え、特殊な人工壁を切り取り、すべての戸や鍵も、警告音も消し、角だけ盗み出すと云う技があり、プロの仕業だという事は一目瞭然だとされた。

博物館訪問者のカメラ映像から共通している二人の訓練された体をしているたくましい男性を見つけ出し、分析をすると、珍しい刺青、その他の特徴から、アイルランドの犯罪組織が浮かんできた。

ドイツの生きた動物を扱う動物園では、サイを守る対策がすべてなされ、それぞれ厳重な戸や鍵、特殊なシグナルを隠したり、隠しカメラを増やした。サイ係りの涙ぐましい工夫が語られた。

最近、ある交通違反から尋問された二人の男が珍しい刺青をしていて、逮捕されたが、ドイツ警察ははじめサイ盗難を証明できなかった。しかし、すべての博物館の盗難のに日に、彼らが車のナビでそこを訪ね、夜もそこにいった事がわかった。その他証拠がいっぱいでてきて、ついに犯行を白状した。

彼らは、アイルランドの犯罪組織に属す者だが、肝心の盗難証拠品、サイの角は見つからなかった。

それは、もうとっくに粉末にされ、精力剤や抗ガン剤として、遠くベトナムや中国に売られていると云うことだった。その商品価値は何億で高価なものだということだ。

もうひとつ、最近のドイツ警察の悩み。

今、ドイツでは「銅」の盗難が続いている。

ある村の教会の鐘が突如消えた。村中探しても見つからず、州警察に盗難届けをした。この鐘は歴史的な由緒あるもので価値の高いもので銅製だ。

ドイツの各地で、他にも古い建物の柵やその装飾品、マンホールの蓋や、あらゆる「銅製品」が盗まれ、売られる。買い手はそれを溶解し売るので、貴重品になる。

彼らはこの鐘の価値が分からずいくつかに破壊したとき、やっと警察が発見し、溶解は避けられた。

教会の牧師さんと村の住民は、その鐘を修理する大金を集める事にした。

かわいらしい小さな鐘のバッチを製造し、それを売ることで多額の修理代が集まった。その鐘の取り付けは現代的な犯罪防止がしてありもう簡単に盗まれることはないだろうと云うことだ。

又、鉄道のレール部品の銅やカーベルも盗まれ、その対策にいろいろな探偵の話が集約され、泥棒をすぐ追及でき捕らえる小型模型ヘリコプターの追跡も実用化されるようだ。

公の施設にある「銅部品」は固定され盗難が難しいように鎖で繋がれるようになった。

シガナイ世の中になったものだ。それでもドイツ人はユーモアを忘れないで苦笑い話として報告していた。


[PR]
by swissnews | 2014-09-29 19:51 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

シリア・イラク難民、香港デモ、G・クルーニ結婚、御嶽山

ドイツ語圏やユーロテレビニュース、は毎日緊張感あるニュースが止まらない。

・・この2,3日だけでも20万人のシリアとイラクからの難民がトルコに押し寄せてくる。飲み物だけでも大変だ。難民と同じ民族のトルコのクルド民族は、救助が追いつかない。トルコ政府がヘルプ!

・スイスもドイツもあらゆる州で難民の援助、住居を分け合い、いっぱい状態だ。

・・アフガニスタンなどから1年ぐらいかけて旅をしてヨーロッパにたどり着く、若者単独難民(親戚のお金かき集めてこのような若者に夢を託す)の収容機関と教育機関がかなり整ってきたが足りない。スイスでも厳しい。

・・「イスラム国」から帰還したドイツの若者が次々と逮捕される。初めての裁判はミュンヘンで始まった。彼の母親は病気になりケアが必要。親戚もいたたまれない。この若者は、友人が数人死亡し、ドイツに帰ってきて飛行場で逮捕されたのだ。彼らは、銃の扱い、爆破の知識を習ってきたので要注意。判決は非常に難しくなる。刑期が厳しすぎても、少なすぎても困る。他の欧州国でも帰還兵士をどのように扱うか。

・・こちらのメディアで大きく取り上げられているアジアのニュースは「香港の学生デモ」だ。行政長官選挙制度に反発、大学生、高校生、中学生までもデモに参加。昨日のニュースでは、もう50人ぐらいの学生が、警察官に強制逮捕されていく映像が映った。欧州は大きな関心を示している。

・・昨日から日本の御嶽山の突然火山噴火の映像テレビニュースが短く報道された。その灰だらけになった山小屋や、憔悴した下山者が映った。昨日は死者一人とあった。(日本のメディアでは今日もっともっと深刻な現状を伝えているが、信じられない不幸だ)

今日の20分オンライン、30人以上の死、写真・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・


・・バルセローナのあるカタルーニャがスペインの国家から独立投票実地宣言をし、それに対してマドリッドの政府から、法律違反だという声明。

・・ユーロニュースで、マレーシアテニスで錦織とニミエンの試合が短く報道され、日本の選手が勝った映像が映った。今日決勝だ。

・・・G・クルーニーと、アマラがベニスで「イエス!」の言葉を。ローマの市長さんが仲を持つ。150人の客は携帯やカメラを預け撮影禁止だった結婚式、写真はアメリカのどこかのメディアが買い、多分、中東戦闘地の平和のために全額寄付されるだろうという推測。ベニスは世界中のカメラマンでびっしり。花嫁の衣裳はキャサリン妃の結婚衣装を創ったデザイナーで、息も止まるほど美しかったと云う話だ。


[PR]
by swissnews | 2014-09-28 15:43 | メディア・グローバリゼーション | Comments(0)

「社会的孤立」は自分の選んだ生き方でも、夫婦者より早死にする統計が!

■タバコよりも体に悪い!死に至るリスクもたらす「社会的孤立」のコワさ

→タバコの害悪よりも、家族や友人などとのコンタクトを持たない状況
 「社会的孤立」のほうが、死亡リスクが高いことが指摘されています。
 社会的孤立は、毎日タバコ15本吸うことと同様のリスクがあるのだとか。
 確かに社会的孤立は、身体的にも精神的にも悪影響を与えそうですが、
 ほかにももっと深刻な影響を与えるものがいろいろあるような気が
 するのですが、みなさんはどう思われますか。

数年前にスイスでも似た様な研究発表があった。このような記事はそれ以来読んでいないのでどれほど信憑性があるかわからないが、思い出してみると、「一人暮らしの者は二人暮らしの者より早死にするリスクが大きい」ということだった。

その第一原因が、健康管理がルーズになるということだった。自由気ままな良さがあるが、食生活の安易さ、日常生活の不規則、怠慢、気まぐれ、偏食が不健康にするということだった。

二人暮らしの場合はお互いのルールを充たす小さな義務やコントロールが、結局お互いの体力持続や健康管理になっているというような報告だった。

一人暮らしの精神的なもろさは、二人暮らしのあと、突然伴侶を失った場合には大きなリスクとして語られていた。だからその時のケアと一人暮らしへの新しい生活設計が大事だとあった。

「社会的孤立」については「死因の原因」としては問題として挙げられていなかったと思う。

それは、一般にスイスでは「社会的孤立」は社会の問題ではなく個人の問題で、好きでしているのであり、本人は悲しくとも同情されたいとも思っていないと考えられている。「社会的孤立」はつまり、外から手を差し伸べる必要はないのである。実際に、アルプスの山の中でも都会の真ん中でも健気に健康に孤立しマイペースで生きている人はたくさんいて、外から見ると孤独そうに見えるが彼らは自分が孤独などとは思っていない強い精神力の持ち主だ。

「社会的孤立」を望まないし孤独でいたくない大多数の普通な市民は、自分から多様な社会提供や施設機関を利用し、何かの慰みや生きがいを持つことが出来、少なくとも「孤立したくない」というシグナルを発する能力があるとされる。シグナルを発信できない者はつまり病人か、特殊社会層の何かの事情がある人だと考えられる。

最近70に近い古い3人の知人とお茶を飲み夕方になった。近くに出来たという新しい日本のレストランに行こうと誘った。

Aさんは、夫と晩御飯作る役割が決めてあるので家に帰るといった。

Bさんはキャリア独身退職者であり、食事、習い物、ジム通い、経済きちんと計画してる人で、「会食の誘惑にはのりません」といった。

Cさんは、1年前に夫と突然死別した未亡人で、それ以来かなり太ってきて、服装も構わなくなった。「好きな時に起き、好きなテレビが観られ、好きなこと出来るし、しなくてもいい事多いし楽になったわ。でも、レストランに行くのは面倒だから、一緒に焼きソーセージかってあそこのベンチで食べていかない?」と言った。

このCさんの健康が心配だ。しかし少なくとも彼女は孤立してはいない。数年たったらきっと考え方も変わってきて、又自分のために料理を楽しむときが来るだろう。

日本では「社会的孤立」が問題らしい。

強靭な精神があれば「社会孤立は自分の選んだ生き方」といえる人もいるが、多くの人はそんなに強くはない。けれども、日本にもたくさん交流の機会があると聞く。

孤立して受身に不幸と思いながら暮らすには、人生はあまりに短くはもったいない。それが早死にの原因になるならなおさらバカらしい。




[PR]
by swissnews | 2014-09-25 05:46 | 社会・福祉・医療 | Comments(0)

スイスの水産業インドに進出

この記事は、スイスインフォにでていたのを丸コピーしたものだ。

スイスインフォでは、優秀な日本女性たちが素晴らしい記事を書き、訳してくれる。

この電気発電機は小規模で実用的で、電気のないインドに正式に取り入れるらしい。

このような研究発明がとてもスイス的といえるかも。

記事そのままコピーした失礼を誤るが、オリジナルはこちら、・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・


********

小さな水の渦巻きを利用して発電を!

電気のないインドの寒村に、スイス製の小型水力発電装置を輸出するプロジェクトがスイス・インドのジョイントベンチャーによって始まった。スイス・インドのジョイントベンチャーによって始まった。

この特殊な発電装置は現在、スイス・アールガウ州のシェフトラントでのみ使われている。「重力水渦発電機」と訳されるこの装置は、直接河床に設置され、まず川の落差によって引かれてきた水が水槽の中に入る。ところが水槽の底には穴が開いているため、水は、風呂の栓を抜いたときのように、重力によって水渦を作る。この水禍の力でローターが回り発電が行われる。

この発電装置が機能するためには、最低0.7メートルの水位と毎秒千リットルの水量が必要だ。また、小型でシンプル、そして維持費が安く寿命も長いという革新的なシステムで、これを用いれば、年間でスイスの約20~30世帯の消費電力が賄える。
2009年に建設されたこの発電所は、2011年に連邦エネルギー省よりベスト・エネルギー・プロジェクト部門の名誉ある「金のワット賞」を授与されている。
今回、この発電装置が設置されることになったのは、電気のないインドの寒村。インドにはこうした村が3万以上もあるという。

シェフトラントの発電所を運営するスイス水渦発電組合(GWWK)は、スイス・インド系企業であるヴェルデ・インターナショナル(Verde International)と数百万スイスフランに相当する契約を結んだ。このプロジェクトはインド政府およびNGOの支援を受けることになっている。

今後5年から10年にわたりGWWKは、インドでのこうした発電所の発展を援助し、専門技術や構成部品の提供を行う。(制作・スイスインフォ)

日本でも、水の産業はアフリカなど世界中の後進国で力を入れ成功しているようだ。

日本の大きな、原発施設とか、新幹線産業の取引でなくても、このようなスイスの小さな研究が着々と産業として定着していく。

[PR]
by swissnews | 2014-09-21 16:50 | 科学・技術・研究 | Comments(0)

ハーグとIWCの二つの判決にも従わず調査捕鯨継続宣言する日本

昨日、IWC(国際捕鯨委員会)の総会で、ニュージーランドの、日本要請の調査捕鯨を延期する提案が、賛成35カ国、反対20カ国で可決された。

つまり、日本の調査捕鯨は2016まで禁止されることに決議されたわけだ。

判決直後、日本代表は「それでも来年15年調査捕鯨を実行する!」と公言した。決議は法的な罰則制限にならないと云う解釈だ。

これが、「信じがたい傲慢さ・感情的な駄々っ子」と聞こえたのは言うまでもない。判決を侮辱する公言だ。

大体、ハーグの国際裁判で「調査の信憑性」が認められず、偽善的捕鯨だと判決され、7項目すべてで日本は負けたのだ。

それなのにIWCで又南極での調査捕鯨を続けると主張するだけでも首を傾げたくなる。

「調査なら鯨を殺さなくても出来る」

これは、世界の科学者の基本鉄則で、動物を傷つけず調査する為にいろいろな工夫をしている。

地球の海洋資源、例えば黒マグロの8から9割を、うなぎの7割を、日本人だけに食いつくされ、鯨も日本が最多捕鯨国になっている。それを、地球上の他の国が危惧し、危機感を持ち、抗議するのは理解が出来る。

もし、世界の声を無視して来年南極での調査捕鯨を再開するなら、抵抗もますます大きくなる事は必至だ。

いつか鯨が繁殖しすぎる時が近く来るだろうか。日本はそれまで待てば良いと思う。

それに、例え法的罰則がなくても、「国際会議の判決」を無視し、軽視する日本の態度は、他国との揉め事でも「国際裁判に!」などと叫んでも誰からも相手にされなくなるだろう。


私の関連記事

・・・・・・・・・・こちら・・・・・・




[PR]
by swissnews | 2014-09-19 15:19 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

チューリッヒ在住80歳の同性愛者夫婦の歴史的証言映画

私は30年近く、チューリッヒの芸大の演劇学部で教鞭をとっていた。私より先に退職した同僚が特別な映画予告放映日の招待をしてくれた。

その映画の監督は我々の共通の教え子であり、もう名の知れた映画監督になっていたが、最近国際的に6つの賞をとり、彼の在席で、ついに本場のチューリッヒ市での公開日であること。それに我々の教え子である他の4,5人の俳優も共演してると云うことだった。

この映画はもうすぐ80才になる実存する同性愛者EとRの愛の映画であり、これを観ると1950年来のチューリッヒ市の歴史そのものがわかる。彼らはその生き証人になるからというわけ。

Eは女子高校のフランス語の教師で伝統的中流家庭で育った。Rはイタリア移民の子でチューリッヒ市劇場で衣裳の縫い子である母親に育てられ、かわいい子だったために時々子役を引き受け舞台には慣れていた。後に女性の姿で歌手になり職業としては理容師として仕事をしていた。

チューリッヒはWW2中、ドイツの芸術家、俳優、学者の逃亡地としてリベラルな気風があり気骨な作家も育った。戦後も50年代ドイツではまだ禁止であった同性愛者ダンスクラブがチューリッヒでは厳しい会員制の元に置かれてはいても認められていて、隣国から週末たずねてくる同性愛者たちで賑わっていた。

そこで知り合い愛し合う二人だったが交際は公にタブーであった。特に教師であるEはその後更に30年間必死で秘密を守りぬき、定年退職した。

Rは花形スター歌手であったしいろいろな事件に絡まり、また殺人事件、自殺事件など起きるとすぐこの会員が尋問され不条理な扱いを受けた。市がダンス倶楽部の営業を禁止し、それに反抗したお客が一斉捜査で尋問され、何十人もの同性愛者たちが路上で素っ裸にされ卑猥な方法で体中を検査されるという屈辱にも耐え抜いてきた。

この会員は匿名であるが、定期的に雑誌を発行し、オートバイなどなどに乗ってでドイツにも密輸していた。それがドイツ国境監視員に見つかり逮捕されこの仕事は命がけの冒険になった。ついに雑誌は発刊になる。しかしEやRの仲間が新しい雑誌を創刊した。

チューリッヒの60,70年、80年代のさまざまな出来事が再現され、私も知る部分がでてきたりした。EとRが始めて同じアパートで一緒に暮らせるようになったのはずっと後のことになる。

EとRは2003、スイスで同性愛者の婚姻が認められたとき、チューリッヒで一番先に登録した夫婦になり、彼らの愛のストーリーはその時すでに市民に感動を与えた。(その後、レスビアンであるチューリッヒの市長さんも同じ市役所で婚姻のサインをした)

以上であるが、ドキュメント画像の部分と再現した部分とインタビューの部分とあり、とても興味深い映画だった。

最後に、現在も仲良く暮らし思い出を語る80近いEとR二人も交え、20代30代の彼らを演じた俳優などが挨拶し、質問を受け付けることになった。

その中に、ある40代の女性が手を上げ、「E先生!先生のような魅力的な男性が独身であった事皆不思議に思っていましたよ。いろいろうわさがあったけど、先生がなぜか満ち足りた幸せな様子だったのが今、はっきり分かりました。とても嬉しいです」と発言。

30代の同性愛者は「今僕たちが一緒に普通に暮らせるのも、当時の辛い戦いや犠牲のおかげで感謝です。ありがとう。これからは、特にアフリカの同性愛者たちのために力を貸したい」と発言、大きな拍手が湧き上がった。

昔の同僚といた我々の姿を見て、10人近い教え子が、それぞれ年を重ねた姿で走りよって挨拶に来てくれた。

この映画「デア・クライス」はもしかしたらアカデミー外国語賞にスイス代表推薦になるかもしれない。

[PR]
by swissnews | 2014-09-14 17:06 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

錦織選手をめぐり、すぐ始まる、大和魂、一億円ボーナス妬み、ランキングアタック


全米オープンテニス決勝をこちらのユーロニュースで観た。試合の始まる前、短いインタビューがあった。もう何年もおなじみのアメリカ人テニス最高専門家であったが、彼はやっと錦織選手とインタビューに取り付けそれも数分のものしか出来なかった。

どうしてかというと、日本中からジャーナリストが押しかけ、錦織選手は50 以上のインタビューをこなさなければならなかったからだといって、二人のコメンテーターはこの異常な日本人メディアに驚きの悲鳴を上げて、錦織選手に同情していた。錦織選手が決勝の前あまり眠られなかったのはさもあらんと思われた。それでも「がんばれ」」という日本メディア。

その代わりチリッチ選手のインタビューが少し長く面白かった。彼は足が長く、雑で大雑把な不器用さが今まであった。しかし、新しいコーチについてから、動きが小さくコートにぴったりコンパクトに正確になり集中すて打てるようになった。このように急激な進歩もあるから面白い。今の彼は最高だ。

日本ではすぐ始まる「日本人として誇りに思う」「喜びを貰った」「優勝せよ」「涙がでた」良い日本人達だ。こちらも感激してします。

それに「やっぱり大和魂」と来る。(しかし、反対に大和魂を捨てて成功した人も海外ではかなりいる)

このような集団感激、センチメンタル、は素晴らしいのかもしれないが、時には必要以上の大げさな失望に繋がる。世界一選手を破れば優勝当然のような素人錯覚、今までの対戦成績5勝2敗だから勝つのは当たり前。日本ではOO以来という数字の大事さ。

でもそれはきっと良い現象なのだろう。こんなにたくさんのエールがあり、テニスというスポーツを知ってくれる事になった。何よりも、若いときから海外で夢を築こうとする多様な生き方があることを知った。

しかし、これからは「アジア人で始めての世界5位の夢は消えた」「ランキング8位」などと、ランキングの計算の仕方もあまり知らないのに、一ランキング下がるたびに大げさにコメントされ、メディアで何か書かれるだろう。錦織選手の先が思いやられる。

2008、錦織選手がジェームス・ブレークを破り初優勝した時、ブレークが「この日本選手はこれから何度も優勝するだろう」と彼の才能を讃えていた。こちらではテニス実況はいつでもあるので、彼の才能はもう当たり前に知られていて、舌をかまずに「ケイ・Nishikori 」と解説者が発音できるようになってからもう何年もたっている。だから今回はそんなに騒ぐことでもなかった。

又、日本の「ユニクロが一億円のボーナスを!」「ブラック企業で自分たちは苦しいのに」などと云う記事も読んだ。「不公平」「めそめそ自虐」「妬み」そして上を引っ張り、自分は何も戦わない。そして皆沈む。

こちらではこのような場合は反対だ。「OO君にこんなにボーナスを。自分たちもこの際、闘争してもっと改善を!」そして皆が少し良くなり、OO君ありがとう」ということになる。

彼のようなスポーツ選手は多くのチームパーソナルを抱え、移動費も多い。彼のボーナスは多くのチーム家族にも還元する。彼のおかげで仕事がもらえる。

今回は、多くの日本人が楽しめたのだ。自分がお礼する代わりにユニクロが彼にボーナスを与えてくれて「良かった」でよいではないか。それが彼やチームを更に励ます事になるのだし、しいては日本国民が又、好戦する錦織選手の姿を楽しめることになるのだから。


[PR]
by swissnews | 2014-09-11 06:47 | スポーツ | Comments(0)

日本メディアではもっと盛田正元氏の基金の話題をし、感謝しよう。

日本にはまだ100人の盛田正元氏のような人が必要だ

錦織圭選手の素晴らしい活躍は世界中に住んでいる日本人を同じ時間に何か共通の思いで繋いでくれる。

ソニーグループの副会長で日本テニス協会の盛田正元会長が設立した募金で、錦織君は13歳で単身アメリカのIMGアカデミーに入会することが出来たということだ。現在、日本にはこのような基金がどのような分野でどれほどの規模で若い才能に役立っているのかは分からない。

一般に言われていることは、日本が羽振りの良かった時期にはごく普通の親でも個人の費用で子供を留学させることが出来たために、政府や財団法人などがあまりその努力をしなくてもよかった。だから国内外の教育費も個人任せだった。

しかし、これからは政府や団体、個人資産家が国内や留学システムを本気で力をいれなくてはならない時代に来たようだ。

一般に欧州では昔から資産家や知識人がパトロンとなって、学者や芸術家を育てる誇りをもち、多くの貧乏学者や文学者、画家などを援助することが世の常識とされてきた。その名残が今でも続く。伝統的な資産家は教養が豊かであり、多様な趣味を持っている。そして競ってその分野の財団法人になる。絵画、宇宙冒険、音楽、動物、テニスそれぞれの愛好家としての援助に力を貸す。そしてそのための税金が免除され、彼らの名は大きく取り上げられ名誉が与えられる。

30年ぐらい前まで、スイスの公の基金は多くの才能ある若者をアメリカや他の欧州国に送り出す奨学金として使われ、才能ある人材は海外に飛び出し帰国しない者が多くなっていた。そのためにスイスの国内の充実や発展が遅れた。逆に、才能ある外国人は幸運にもその空虚を埋め生き残る場を得たともいえる。

その後、スイスの基金は国外にも国内にも向けられるようになった。だからスイスでは(すべてではないが)資産家は何かをしようとするものには大事なパートナーとして考えられ、彼らの資金を社会に貢献しやすいような気風を作り上げる政治が大事とされる。

日本でもこの盛田氏のようにご自分の趣味を発展させよう、若者を援助しようと思い立った方が昔からたくさんいたようだ。戦後特にドルの高かったアメリカでは日本人学生が非常な苦学をし、それを支えた日本人達がいた。

日本の資産力は世界2、3位と聞く。スイスなんかの比ではない。だから、今回の錦織選手の他にもいろいろな部門で援助が必要な有能な子供の特殊教育に力を貸せる方がたくさんいても当たり前だ。

メディアは錦織選手の事だけでなく、もっとこのような基金を立ち上げイニシアティブをとった方のことを話題にしてはどうか。少なくとも盛田氏のような方が次々と話題になり、100人も公になれば、頼もしいことになるだろう。このような資産家の社会に貢献していると云う誇りが何かの形で還元され感謝されれば、更に意欲も湧き基金も増えてくるだろう。

「もちつもたれつ」の良い総合関係は大事だ。






[PR]
by swissnews | 2014-09-08 05:53 | 科学・技術・研究 | Comments(0)

日本の内閣改造情報と抗日勝利記念日イベントがドイツメディアに

私の新聞の国際欄に、日本の内閣改造の記事が海外のニュース情報としてが、小さく書かれてあった。

「日本・政府内閣改造で Hoffnung auf Reformen 改革への希望に近づく

・・安部内閣2012発足以来始めての内閣の人事改造が行われた。

・・彼の経済改革と安全改革を強化するため、右より保守の色彩をいっそう強めた

・・阿部内閣の大きな旗に書いたモットー「企業における女性管理職人材の奨励」など女性の社会における地位の拡充など。それを証明するかのように今回は歴史上2度目の5人の女性大臣が任命された。

・・この女性向上問題は大きな仕事になるだろう。

・・それにもうひとつの「Frage 問い」は、おおきな障害がある中国との国交改良がどの程度進展するかということだ。

以上だが、ユーロニュースでは、安部総理大臣を囲む内閣カビネットの紹介写真が短く流れ、色彩華やかなドレスにまとった女性大臣が恭しく辞令を貰っているところや、着物姿の女性大臣の姿も映った。

市民の東京でのインアタビューがあった。

ある30代の女性は「子供のいる女性の大臣が増えても、元政治家の娘さんだったり、自分たち庶民とはまったく違う環境で育ったから、どの程度我々普通の働く女性のことに力を入れてくれるか疑問だ」

ある40代男性は「阿部首相は世界中あちこち回り、あべのOOOOとかいろいろ語られ国の全体としては良くなっているのかもしれないが、自分のところまでは届いていない。消費税だけはあがる。」

このような政権にあまりフレンドリーーでない二つのインタビューが報道されていた。(これを選ぶのはユーロニュースの意図?)

**********

もうひとつ。ユーロニュースの「ノーコメント」映像で「中国の抗日戦争勝利記念日」と思われる市民の祝いイベントが市街ストリートで行われているのが映った。

普通の人は何を祝っているのかはじめは分からないだろうが、その内に分かってくる。私は無論すぐ分かる。旧日本兵の服装や帽子をかぶった人人が、銃を持った当時の中国兵に引きづられて行くシーンが長く映ったからだ。解放の喜びのイベントで踊りや歌があった。


[PR]
by swissnews | 2014-09-05 15:49 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

All About 掲載中

All About News Dig
Newsdigに掲載された記事
の一覧は、
こちらから

最新の記事

籠池夫妻拘束に見る日本の司法..
at 2017-11-21 17:48
スイス人写真家世界歩き・日本..
at 2017-11-18 20:13
東京五輪の予算額、過去の五輪..
at 2017-11-18 04:00
日本の国会議員の発言
at 2017-11-17 16:51
スイスの貧困家庭・最近のニュース
at 2017-11-17 00:51
初めて救急車に乗る。
at 2017-11-15 06:03
「怒りのエネルギー」を「建設..
at 2017-11-11 05:20
夫婦別性・少数派でも幸せにな..
at 2017-11-10 05:16
ヨーロッパは川旅が最高
at 2017-11-08 19:01
茶色髪に生まれた生徒に黒髪染..
at 2017-10-29 22:10

記事ランキング

ファン

カテゴリ

執筆者プロフィール
------
政治・経済・歴史
企業・労働・賃金
科学・技術・研究
原発・福島・東電
社会・福祉・医療
教育・宗教・人材
メディア・グローバリゼーション
自然・環境・災害
東北・津波・地震
観光・交通・運輸
女性・ジェンダー
映画・建築・芸術・エンタメ
生活・文化・伝統・笑い話
スポーツ
五輪
Made in Japan
竹島・尖閣・日中韓の問題
------
スイス在住日本人のつぶやき

ブログジャンル

時事・ニュース
海外生活