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なんでも筒抜けな世界を知らない日本人が多い

私は創作家であって政治や経済の知識はあまりないし、日本のことはかなり遠いものになっていていた。

しかし、こちらで聞く日本や日本人のことを知れば、心底不安になる。

こちらで聞こえていて、ごく普通のスイス人が日本について判断できることを日本人が知らないと云うことだ。

私は、湯浅氏と後藤氏が死の警告を知った時、すぐ、安部首相のエジプトやイスラエル訪問の「金満主義傾向」のタイミングの悪さを直感した。それは私だけではない。階上に住む郵便局勤務のおばさんも、グロアチア人の教習の先生もニュースを聞いて、同じ思いを持っただろう。それはごく普通の大人の大半が常識として想定することが出来るからだ。

何せこちらではISのむごたらしさはとことんまで報道されているからだ。

私はその時すぐこの記事を書いたが、実際には、政府がどれほど国民二人の情報を得ていたか知らなかったから不思議に思っていた。

・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・


昨日の、後藤輪子さんの日本語と英語のメッセージで分かった事は、日本政府は安部首相が中東外遊出発前に、後藤さんたちの身に迫ったトラブルを知っていたと云うこと。それでもあえてISを挑発した無策さはちょっと考えられない。

私だけでなく、ユーロニュースで欧州の見解として、この2億ドルの発表が引き金になったと報道されたし、新聞にも書いてあった。

あまりに悲しい。


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by swissnews | 2015-01-31 07:21 | メディア・グローバリゼーション | Comments(0)

「自己責任」コンプレックスでますます「萎縮社会」になる日本!


「自己責任論で中世に退行する日本」という古谷経衡氏の記事を読んで似たような印象を持った。

こちら

この「自己責任」という言葉をこのような時に使い議論するのは日本ぐらいなのではないだろうか。「自業自得」「税金は使うな」「迷惑かけるな」その結果、「自分にだけは責任が及ばない生活」「迷惑かけずこじんまりと」「危険には近づくな」とますます小市民的1色パターンな「萎縮社会」になるのではないかと危惧する。

今回のIS邦人殺害警告に似たような事件は欧州にたくさんある。公けの使命があって行った者だけでなく、最近アフガニスタンで拉致された若いスイス人男女のようにプライベートな冒険家もいた。半年近くたって解放された。

政府が救助に全力を尽くすことに議論をする議論さえ聞かなかったが、解放された時、彼らの冒険が情報不足だったとか、どの程度の解放金を払ったかというような推定がメディアであった。保険金だけでは足りないことは明らかで、不足分は国が補った事は明らかだし、そのために予算があるのだろうと国民は納得する。詳細を求める人だっていたかもしれないがそれは聞こえてこなかった。

日本で言う「自己責任」という認識を、こちらでどう訳すかということになる。自己責任は18歳以上成人が課せられる当たり前の責任で、あまり当たり前な認識だから改めて口に出す言葉ではなく、私なんか使ったことない。

自己責任の限界はすべて「法律」と「罰金」で決められてその筋で全部処理される。だからこの若い男女の救済のときも、議論にならないのだ。その動機は一応報道され、その行動が、賢いか?、あるいは愚かか?皆がそれぞれ解釈し、それぞれの子供を含め家族知人で議論し学ぶことしかない。「多様価値の社会」だから国家としての評価はない。

つまり、国民はどんな自己判断をしても自由であり、その選択判断が国の負担になっても国民である限り救助される権利がある。そしてその報酬はその相応にあっても国民の一人として扱われる。つまり彼の選択した権利は国民に認められる。

湯川さんや後藤さんの選択は彼らの自由な人間の選択として尊重され、不幸な事になっても国民の一員として認容される。悲しい事として同情される。

日本での今回のように緊急な危機なら、大勢の国民が何かの方法で行動を起こすだろう。一見冷たい個人主義のスイスでもそのようなときには意外と団結同胞愛を表明することは経験している。



後藤健二さんの母親が国民に対して?「息子を許して」というのはこちらではどのようなことか想像がつかない。なぜ、国民に謝るの?政府に?そして誰が許すの?失敗といえるか、不幸といえるか、結果は厳しい。しかし彼は友達を救助に行ったのではなかったか。人間的な価値は一回の失敗では左右されないはずでは。

例えばアルプスでは禁止の場所でスノボードなんかしてが雪崩を起こし犠牲者がでる場合は残念ながら始終ある。スイスの救助隊がすぐ出動する。スイス人だって外国人だって救助する。助かった人が、「反省や感謝を述べるが国民に謝罪したことは聞いたことがない」どっち道彼らはいろいろな形でその償いはするのだから。外国人の場合は保険金不足でスイスの救助隊は毎年ものすごい赤字になる。しかし、自治体や寄付で賄っているようだ。

日本は「責任強い国民」だから他人にも厳しいと云うことになるがそれは「コントロールし合う」「失敗を許さない」という厳しい「息苦しい傾向」を生む。

世界に抜きん出た政治家や芸術家など影響力を持つ者は、過去に日本的に言うと「世間に何度も迷惑をかけてきた人物」が多い。失敗し助けられて成長した人が多い。日本の才能ある者が、ひとつの自己責任で身動きできなくなることは残念だ。

スイスでは、日本人はおおらかな慈悲のある国民だと思われていた。しかし最近は自己保身のほうが強い息苦しい社会の印象を与えてしまう。

失敗しない人間はいないのだから迷惑かけあってもいいではないか。ずっと昔、スポーツの練習で「ドンマイ・ドンマイ」とか言って失敗を許しあってきた明るさが懐かしいな。

このような世代だからなお声を出しあい、励ましをつくっていく。それは誰も、どこの国も呉れはしないのだから。






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by swissnews | 2015-01-28 03:16 | 社会・福祉・医療 | Comments(0)

「I am Kenji」掲げる欧州ジャーナリスト達がユーロニュースに

今、夕方のユーロニュースに「日本人捕虜の一人が殺害され、他のジャーナリストは、ヨルダンの死刑囚と人質交換が求められている事」が報道された。

安部総理大臣の発言姿。

湯川氏がジープのそばで立っている姿が犠牲者として紹介され映った。

もう一人のジャーナリストをして後藤氏が砂漠をせに何か説明している元気な時の姿が映った。

また、人質交換に指名されたイラク人女性死刑者について紹介。彼女の犯罪など。

最後に、何人ものジャーナリストが後藤さんの除名願いと、プロテストに「I am Kenji]と書いた白いプラカードを旨に掲げていた。いろいろな年齢の人いたが、アジア人はいなかった。

欧州人は、すぐ声を上げる。痛みや感動を共有するために何かする。結果否定的になってもかまわない。率直に表明する。

それは将来的に見て、後藤さんだけの事ではなく「テロリスム反対」抗議になるから絶対大事なのだ。

今回は後藤さんがジャーナリストだから、職業を共にするものは当然だ。

日本でも神田敏昌さんが「ポール神田」というサイトで声を上げていたが、日本人のパッションは低いようだ。

残念だ。

スイス人がこんな事になったら、自己責任だろうとなかろうと、国会広場はすぐ埋まるだろう。

今,ユーロニュースが新しく変えられ、そこで日本人の静かな抗議、Help健二の助命デモの様子が映った。どの程度なのか日本メディアではわからないが、大変大事な事だ。

それにニュースの解説では、安部総理大臣のエジプトなどイスラエル訪問で2億ドルの援助を表明したことが今回の人質殺害警告の引き金になったと云う見解もあり、反政府的な意図が書かれたのもあると云うこの数秒の映像で読む時間がなかったが、日本人デモ行進では白い紙にはいろいろなメッセージが書かれていた。

それでもこのニュースは貴重だ。日本人自身同胞が、彼のために声を揚げているのだから、それでなければなんかおかしい。

ユーチュブなんかでどんどんやって欲しい。それこそ日本の大事な国益になる。すくなくともヨーロッパには。

とりあえず


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by swissnews | 2015-01-26 00:17 | メディア・グローバリゼーション | Comments(0)

2位でも平岡卓選手の写真が大きく記載・スイス新聞

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正直、このX-ゲームが何なのか、どこで開催されたのかもちょっと分からなかったが、内容からしてアメリカ生まれの大きなゲームのようだ。

私の新聞のスポーツ欄に大きな写真が載っていた。これは平岡選手の写真であることが添付文章で分かった。

それでざっと読んでみる。

内容・・・・

主催側や応援する者の印象はやっぱり量的にアメリカという感じであること。

ハーフパイプの大物は未だ体調を整える途中と云うところ。多くの特にアメリカの選手がまだまだと云う感じ。転倒者など・・・・省略

スイスのソチオリンピック優勝者、ロシア移民のIouri Podladtchikov、(スイスではこの名が複雑なのでI-Podと短くよばれている。)はかなり良い跳躍を見せた。しかし、優勝は?(結局3位になった)

日本の16歳の平野歩選手(ソチ2位)はYolo-Flip、トリックを披露した。この技は、ホワイト選手とI-Pad選手しかできないもので、素晴らしい演技に見えた。

しかし、点数が延びず辛かった。辛い評価で表彰台は望めなくなった。

変わりに、同胞の日本人平岡卓選手が、(ソチ3位)彼は、ホワイト選手より高く飛び、高度な技を示した。2位。

Danny Davis は、3回まったく違うトリックや面白さで、創造力のある技で優勝した。

このような評価は議論の余地がある。(私はよく分からないが、二つのプリオリティがあるようだ。)(スポーツ的な?)Rotationen(高さや技術の安定さ?)が大事か、創造性を評価する確かな基準を整えることが大事かということ。

以上

いずれにせよ、スイス人選手のおかげで、このスポーツが昨年に続き話題になりついでに日本人の活躍が大きく報道されることはよいことだ。

2位でも平岡君の写真が載る事はラッキーだ。

昨年の平野君の記事


・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・







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by swissnews | 2015-01-25 01:32 | スポーツ | Comments(0)

「日本人がISと日本人人質を笑う」クソコラ画像がスイスオンラインに

「日本人がISと日本人人質を笑う」画像がスイスオンラインに


" ・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・



後藤さんの母親が涙ながらに息子さんの解放を訴えていた。このインタビューのビデオ映像は多くのニュースやオンラインで報道されている。

コメントもあるが、「日本人はなぜ抗議デモしないのか?」と云うのがいくつかあった。こちらでは、望みがなくても集会して最後は人間性に訴える。確かに日本国民はいろいろ議論はしても、距離感があり冷たいところがあるかもしれない。あるいはもっともっと英語やアラビア語で訴え書き込むとか・・・

あるいは仏教徒でモスクに行くとか。すくなくともモスクの前で集会するとか・・・・・・

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by swissnews | 2015-01-23 16:13 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

ボコ・ハラム人質ドイツ人6ケ月ぶり救助される

ちょっと似たようなテーマなので短い情報。

69才のNigeriaナイジェリアで教師をしていたドイツ人男性が昨年7月、ボコハラムによって誘拐された。

その後、この人質を殺害するとドイツ国に向けてビデオ画像で警告していた。

今日、半年ぶりで彼が救助された。

隣国カメルーンの特別機動隊と云うような専門家の団体がこのドイツ人を救い出した。

具体的にどこで、どのように、どのような条件で行われたのかは発表されない。

テレビニュースの映像では、カメルーン警察に支えられながら、はだしでやせ老いた男性の姿が映った。

体重がきっと半分ぐらいになったようで、顔色は悪いが、声は元気なようだった。

「ずっと暗闇の地下牢に入れられていて、死を脅かされていた。本当に嬉しい」

ドイツはカメルーンでいろいろな企業に携わっているようで、カメルーン政府が援助したようだ。

**********

私が思うに、この半年間、メディアでは大きく取り扱われず忘れていた事であっても、ドイツ政府は仕事をしていた。

人質の身代金が払われたかどうかはあまり大きな議論にはならない。

こちらでは又、「自己責任」とか何とか救助する条件にはならないようだ。自国民ならとりあえず、無謀なエゴイストでも、公の仕事であっても、まず救助が極秘に進められる。無謀人間は後で批難される事は当然だが。

どこの国でも、どこの国に対して何か「切り札」のようなものを持っている。あるいは具体的なコンタクトの鍵人材がある。

日本も世界中の国にただ協力を要請し、情報をくれると約束させる事だけではだめだと思う。このようなパイプラインを強化する為に大きな予算が組まれていると読んだが、今回はどれほど役に立っていたのか。

まず、日本の「切り札」はなにか? 世界中のすべての国家に対して何かあるはずだ。「切り札」がないなら、それ相応な外交が賢いことになる。


日本人捕虜がこのドイツ人のように無事救助されるとよいと願っている。


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by swissnews | 2015-01-23 06:10 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

中東国訪問前になぜ人質不明者の情報を分析してなかったのか?


昨日の続き・・・・・・

ドイツ語圏のテレビニースでは(4つのチャンネル見た)、昨日午後から夜のユースでは日本の人質ニュースは報道されなかった。

私の新聞にも何もなかった。オンラインでは時事ニュースに留まる。

このような人質事件は欧州では日常時々ある。時には5,6年もかかってから解放されることがある。しかし、いつも驚かされるのは政府が絶対諦めないで、秘密に情報を得ていて常に活動をし続けていたことだ。あらゆるパイプを上手に保っているようだ。だから、結果がでた時すぐ今までの情報が公になる。

例えばスイスでもし今回の日本のように前から二人の行方不明者があったなら、政府は慎重に行動しただろう。つまり、中東国に訪問する前にかなり調べられて、分析されていて、この二人に危険がないことが先に確認される。それから外遊し、政治家は注意深い言動になるだろう。

特にISの場合は、今までの事例が十分証明しているからこの危険緊急さは皆が知っている。

しかし今回の日本の安部首相はエジプトを初め各国に「金満主義」をちらつかせていた。最後には選りにも選って、イスラエルと日本の国旗の前ではっきり政治的な方向を示したように見えた。

今更驚く事ではない。

そして人質殺害の警告があったら、「許されるない!」と、すぐ「人道主義者」に変わり、他国に助けを求める。エジプト、シリア、イスラエル、パレスチネンザ、トルコ、リバノン、第三国、無論英国、米国に情報を要請している。こんな事は、外遊する前にしておくことだ。

国家としては情報網が少なく、パイプになるような人材を普段からいじめているからこんな時には誰もいない。

自国民が危機になっていても知らん顔している。自己責任で説明できる。国民も諦めて納得する。しかし今回の様に、世界中に知られてしまえば何かしなければならなくなった。少なくても何かしているように見せなければならない。

今回の事は、きっと日本の「金満主義」はずっと欧州国に嫌われているから、ISも頭に来て、そこに狙いをつけていたかもしれない。

それにこの二人のオレンジ服の写真はいつ採られたのかもわからない。もしかしてもう数ケ月前にばらばらに撮影し合成したかもしれない。しかしそんな事詮索するのは今大事でない。(こちらのオンラインではシリアとトルコの国境近い)

その内にドイツ語圏メディアも何か書くだろう。

「普通の国」になることは普通に世界の隅々に専門家を育成し、情報を自分で獲得できる国のことをこちらでは言うのではないかと思う。特殊部隊などは必要なくても、情報は友好があれば豊かになる。日本には高い情報機関やノウハウがあるのではないかと思っていた。どうなのだろうか。私がよく耳にするのは、日本政府筋は、世界に散らばった官僚筋の情報しか重要視しないで、現地人の意見や情報は大事ではないと云うことらしい。

今、偶然にYahooニュース の「個人」「国内」で、志葉玲 氏の記事を読んだ。ジャーナリストの常岡浩介氏がISとかなり確実なコンタクトを取り持てると云う。

・・・・・・・・・こちら・・・・・・・

結局、このようなことがよい例だ。政府がこのような助けを借りる勇気があれば面白い!!!

「面子をつくろう事」が何より大事な国家だから難しいのではないかと思うが。







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by swissnews | 2015-01-21 21:56 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

人質殺害警告・支援金を誇らしく公表する為に外遊する安部首相の危険な土産。

今、「ISIS周辺国への2億ドルの人道支援を留保し、日本人人質の人命を救ってください」というPetitioningに署名したところです。Change.org

ユーロテレビニュース(ヨーロッパ総合ニュースで多くの言語に訳される同時ニュース)で、二人の日本人人質の姿(当然顔はモザイクで判明不能)と、2億ドル保釈金の表明の様子が、30分毎に報道される。イスラエルからか、日の丸を背にして安部首相が何か演説している姿も映っていた。テレビコメントでは簡単だ。要は(私の言葉として結果的には要約)この2億ドルは3日前、「ISISテロをやっつける費用の足しにしてくれ」とわざわざ中東国に出向いて、誇り高く表明した日本の総理大臣がいたこと。それにすぐ答えた「ISISの行動」と聞こえた。10秒ぐらいのニュース。

大体、お金を支援する金額を堂堂とわざわざ緊張国、特にイスラエルなどに出向いて表明するのか。時代遅れの見栄っ張りの殿様的なことをするのは世界広しといえども日本ぐらいなものだ。本来は難民の援助の資金なのにわざわざ「ISIL」を刺激するような言葉を威張って使う。

もうため息しかでない。

これが日本人の謳い文句「積極的平和主義」なのか。

集団的自衛権がまだ発効してないのにこれだ。

世界の心理を知る専門家は日本にはいないのかと聞きたくなる。

関連記事・ずっと前に邦人人質などの可能性について書いた。・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・


ここで危惧していたことが早くも起こってしまったと云う感じ。それも国民を守る立場にある国家最高総理が自ら引きいれた危機だ。何という無神経さだ。


とりあえず。明日の次の記事に続く・・・・・・・・・・

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by swissnews | 2015-01-20 22:10 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

日本の女性「レッドカード」国会周辺集会・どんどんやって!

まさのあつこ氏の「女性たちの国会ヒューマンチェーン」という記事を読んだ。

ついに!とか、やっと!と云う言葉が浮かんだが、とにかく個人、個人の言葉で表明するのも大事だが、集団で団結して行動して表明するのは又違った充実感があるのではないだろうか。

日本から見ると欧州の女性たちの社会進出の高さについて、「男性達の寛容が違う」からとか、「OO政治家や、OO女性が頑張ったから」とか、「日本はOOだから仕方ない」とかと簡単に考えている傾向があるようだ。「どっと道日本では変わらないから」とまるで他人事のように話す。

欧州の女性たちは、日本より保守的な男性社会と戦い抜いてきたから現在の地位を勝ち取ってきたのだと言いたい。長い間。それもまだまだ。

スイスなんか山岳地帯に住む伝統的な根強い保守的男性を説得し続けて、女性参政権が勝ち取れたのはやっと1971年で、欧州の他の国に笑い者にされる国だった。しかし1991、実質的に何も変化しない女性の待遇に抗議し、全国2時間の女性職場放棄ストライキを決行し、50万人、6人に一人の女性が参加したことになる。(この出来事は世界的にも唯一のこととして記録されている)。特に解雇される危険の少ない公務員、高齢女性、主婦、会社員が行進し市内を埋めた。工場でも2時間女性は仕事を放棄し広場に集まったと云う。その時ノシンボルは「紫色」だった。私の大学の職場は、女子学生、女子事務員、女子教員、女子食堂従業員もまったく姿を消し半日「男所帯」にかわったと後で聞いた。

日本は今年大変大事な年になるだろう。第二次世界大戦終結、敗戦の70年を向かえ世界中が日本の行動に注目しているからだ。政治的に重大な変化も計画されている。時間はない。世界は緊急問題だらけだ。

大事な事は、女性一人一人強調したい観点が違っても、社会層が違っても、趣味が違っても、ひとつの共通する「プライオリティ問題」に団結する事だと思う。女性同士、20%の共通点があれば何でもできる。

私がこちらの成人大学でWW2のアジアの歴史の講義を聞いたとき、日本の女性の素晴らしさと云う珍しい一行があった。それは、「乳幼児死亡率が急激にしかもこんなに短期に改善できたのは何より組織力と母親達の賢さがあった」と云うようなことだった。私はたった一人の日本女性聴講者だったが、手を上げて「そうです。我々の母親達のおかげです!」と得意になって皆に発言したかったその時の気持ちが思い出される。

海外から見える日本在住女性は、海外発信が少ないので「清潔に、上品で、エレガントな着こなしをし、自分磨きをして年を取らない美しいご婦人たち」に見えるようだ。それも素晴らしい事だ。しかしやっと国内の社会政治問題にも見えてくるほどの表示活動をしていることが分かる。(偶然記事を読んだ私だけかもしれないが)もっとできることがあるかもしれない。

時間が作れる女性はすべて「レッドカード」集会に参加。時間が出来ない女性のためにもぜひ参加する。広場はなくても国会を何重かに囲む鎖はできるかも。

このような運動は根気強くやることだ。どうかどんどん大きくして、継続できる作戦を!!!



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by swissnews | 2015-01-19 21:57 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

スイスフラン高・苦しんでも質を下げない生き方・売り方

スイス貨幣フランの過大評価は、その内に正当な評価となり下がるだろうと楽観的な見方をしているが、今までの経過を見るとそんなに簡単では無いようだ。

スイスは日本と似て輸出国だ。急に輸出品が20%以上値上がりになり、又苦しまなければならなくなった。しかし、いつまでもユーロと運命をともに出来ないのだし。

例えば、スイスはチーズや乳製品を欧州各国に輸出している。評判もよい。しかし欧州国はほとんどが自国のチーズを生産している。オランダ、デンマーク、フランス、イタリアなどのチーズは有名だ。この際、どんなに質がよくてスイスチーズファンがいても、急に20%も値上げして買ってくれるだろうか?値段を下げずもっと魅力的な独特のチーズ、乳製品を生産しなければならない。只でさえスイスの狭い山岳農業は、他の国に太刀打ちできない。それでも農家は国民平均的な収入を得る権利がある。どうしたらいいか。

スイスの人口の23%は外国人で、そのため食料もトルコ、ギリシャ、スペイン、アジアあらゆる母国からの輸入品があり比較的安い。スイス人は少し高くてもスイス国産の乳製品を買える人はなるべく買うようだ。私は今は、農家から直接届けられる有機生産の卵を買うことにしている。アパートの多くの家族が注文していて、規則的にミルク箱に届けられている。その他の野菜は週一回は、農家の直売マーケットに行って買う。

スイス人はこのようにして少しながら自国の農家を助ける。

大小の機械部品工場はたちまち困る。輸出困難になるからだ。人材整理があるかもしれない。短期労働になるかもしれない。又数年前のように苦しむことになりだろう。しかし、従業員の時間給は絶対に保っていくだろう。

昨日の座談会では、教育研究にもっと投資して斬新な製品を開拓していくのがよいと話し合われていた。スイスの大学はヨーロッパでも最高の魅力的な研究をしている。少し長期的過ぎる計画だが、そのような考えがスイス的だ。

昨日、国境を越えて毎日、スイスに就業に来る外国人は非常に喜んだ。安い隣国に住み、スイスの給料が自国基準で実質20%上がる事になるからだ。しかし、失業になる可能性も十分覚悟しているはずだ。

日本にいると気がつかないが、日本の物価は、その品物や質に対して不当に低価格過ぎる。国民は安いからよいと安易な方向にどんどん甘んじている。そして低給料を嘆いて、それでも長時間働いている。

銀座の最高級品を外国人が買っていく。外国人が日本の製品に感激していると自慢するのはよいがそれを当てにして、サービスはますます強いられ、価格は安くなる。情けない事だ。売れるからただ喜んでいてもよいものか。日本人の従業員はそれで満足なのか。

昔、香港や上海、バンコクは安いといわれていて日本人は買い物に行った。しかし、今はそのような国の日本のレストラン価格と大して変わらなくなった。彼らの水準は高くなっている。その反面、日本のものはおいしくて、丁寧に作られていても安く売ってしまう。日本の生活水準はどうなのか。

スイスは苦しいから、常に議論してもっと高いものに挑戦していく。価格を下げず、質をもっと上げていくことを考える。

今回の、スイスフラン高揚でそんな事を考えた。

自意識がない。日本の貨幣対策もいつかは破綻が来るのではないか。




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by swissnews | 2015-01-18 06:06 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


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