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雅楽がスイス3都市とパリで公演に・・・

もう一週間も前になったが、チュ―リッヒで雅楽の公演があった。(ベルン、ジュネーブ、パリ公演が続く)

公演の前日にはスイス大学関係者のオーガナイズした雅楽演奏者の講演会があった。

公演当日の音楽大学コンサーバトリウムのホールでほぼ満席、つまり360人ぐらいの観客があって盛会だった。

演奏者の中には皇居での演奏に仕える方もいた。

日本人女性観客者の中には着物姿の方が多くいて、華やかだった。40大50代の女性たちのように見えたが、ざっと見てスイス人日本文化、音楽ファンが6割、日本人が4割とみえた。

雅楽は、1300年前の古い日本のオーケストラで、個個の楽器はもっと古く伝統的なもの。修理する専門家が少なくなり困難とも聞いた。2009に世界ユネスコに登録され、貴重な楽団として扱われている。

衣装は色彩豊かで、中国、朝鮮、琉球などの面影があった。

私の興味はダンスで、バレーとは違うが基礎的なステップ、システムは単純でも非常に魅力的で、特に軽い、かわいい跳躍ステップが素敵だった。

公演の後、しばらくぶりであった2人と近くのバーに飲みに行った。このような時、連れ合いのいない一人者は身軽で楽しい。

ワインを飲んで遅くまで話し込んだ。



# by swissnews | 2022-10-01 20:21 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

安倍元総理大臣の国葬ドイツ語テレビでは報道ほとんどなし。ディギタルニュースでは・・

昨日のドイツ・スイスの公共テレビでは日本の国葬について取り上げていなかったと思う。
少なくても私は昼も夕方、夜も見なかった。

それで、インターーネットで調べてみたら、英語圏ユース以外、ドイツ語でいくつかあった。

MDRドイツローカルテレビで、国葬の動画を含む報道があり、かなり詳しく。

スイスのラジオセンター最も詳しく報道していた。

・・・・総合して出てきた言葉、どちらも、安倍元首相をErmordetter(殺害された総理大臣) と伝え、国葬は、Umstrittener (賛否両論のある、問題のある、議論ごうごうな)という言葉が使われていた。

60%の国民が反対。国会承認なし。デモの集団。しかし、花を貢献する人の長い列、どちらもハリス米副大統領の名が一番先にあげられ、ドイツではクリスチャン・ウルス元ドイツ大統領の参加を伝えた。それ以外の他国の名はとり上げてなかった。

・・・どちらも4300人の参加,16億円の経費、20000の警察官、自衛隊の参加、

・・・安倍元総理は、海外で日本の安定を絆にしてきたが、国内では「Skandale,Vetternwirtschaft(スキャンダル・身内有利の経済回し)議論絶えなかった。

・・・殺害された理由・・どちらも韓国のムーンセクトの名をはっきりと書き、日本の自由民主党、しいては安倍氏とのつながりを説明していた。スイスラジオは加害者の母親の莫大な貢献金を説明、加害者の動機を書いてあった。

日本の国葬の歴史・・・・吉田茂の国葬一度限り・・・・第二世界大戦のインぺリアリスムの区切り・・

岸田現総理大臣の安倍氏に対することば・・"Freien und offenen Indopazifik" 自由で開放されたインド洋に多大な貢献をした。

以上




# by swissnews | 2022-09-28 18:12 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

スイスの大学で博士号を取得する過程

私の息子〈42)が2日前正式に、心理学の博士号を取得した。

その、過程を書いてみる。

修士をとってから、チューリッヒ大学の教育研究所にアシスタントとしてある教授のもとに50%ほどの仕事を持っていた。

子供が生まれ、自分の博士論文を書く時間が無くなった。私は彼が論文提出をあきらめたと思い込んでいたし、1セメスターごとに仕事の契約を更新する境遇で(大学は皆そうだ)だし、育児で大変で話題にもしなかった。

6月に博士号論文400ページほど提出で忙しくなるということで私は孫を余計に世話していた。7月に提出。

2日前に、最終の面接試験が45分行われ、休憩、10分後に評価が伝えられ、その後、小さなアペロの祝いがあると聞いたので、彼の妻Kと生まれたばかりの乳飲み子と私も招待された。

試験は3人の教授の質問に口頭で答えることで彼はうまくいったと満足していた。評価までの待ち時間が長かった。名を呼ばれ部屋に入って5分後、戸が開いて、女性の教授がKと私に、「最高に満足できる評価だと、OOOOO]と早口に言った。この評価は伝統的なラテン語の「最高に良い」というらしく私は分からなかった。

そしてもう一セメスター仕事が保障されることになった。
スイスの大学ではコロナが始まって以来、大学研究所の人材が整理され、規模が小さくなった。仕事を維持するのも試験があるので大変だ。

息子は博士号をとったが、将来の仕事はこれから応募しなければならない。彼の周りには「博士号」を持っていても職のない人が少なからずいる。だから私は、博士号の取得より固定職を取得してほしかった。

スイスの昔風ののんきな学生気質は彼の年代で終わりで、若い今の世代は20代で博士課程を終わるらしい。なんでもスピーディだ。

それでも7,8人の教授や研究員学生と乾杯をし、アペロを楽しんだ。担当教授は時々息子の仕事にはっぱかけて励まし促してくれたと言った。感謝をした。私は誇り高い時間を持った。






# by swissnews | 2022-09-26 22:43 | 教育・宗教・人材 | Comments(0)

ロッジャー・フェデラーは、泣き上戸、笑い上戸で気取らない男性

昨日の深夜まで続いた試合を最後に、スイスのロッジャー・フェデラーが、41歳でテニスプロを引退した。

ヨーロッパ対、他の全世界、それぞれ6名のトップテニススターで競われるかなり贅沢なレバーカップ。

ロッジャーはナダルとダブルスを組み最後の最後の点まで戦い負けた。

観戦席には多くの世界有名人もいたようでカメラに映ったが名前書けない。

最後にはチームの肩上げ、涙のインタビューだった。彼が泣き上戸であることは世界中が知っていたが、ナダルも、英国人歌手も涙にむせんだ。

彼が将来スイスで一般人として暮らしても、周り、社会、メディアの彼の扱いは変わらないだろうし、彼の生活も性格もあまり変わりがないだろうし、極端に変化しては生きていけない。彼のイメージは何十年もかかって育てられたから、彼も不自由であっても今までのように暮らすしかない。

8年ぐらい前か、彼はまだ幼稚園児だった双子の娘をつれてチューリッヒの大きなサーカスを観にいった。誰かが、彼と娘の写真を撮り無料新聞に投稿した。悪気はなかっただろうが、市民、他のメディアで、たたかれ、写真はすぐに消され謝罪された。

当時はスイスでは有名人、政治家も、その辺の庭カフェーでくつろいでいたり、デパートで買い物もする。誰も彼らのプライベートの時間を邪魔しない。

私は一瞬「アッ、00さんだ」と立ち止まることもあったが、周りの人も気がついても気がつかないように振舞って通り過ごす。

最近は世間は物騒になり有名人や政治家はめったにトラムなどには乗らなくなったようだが、それでも個人の、プライベートの範囲はリスペクトされている。

ロッジャーはまた笑い上戸であり何度か笑い止まらなくなった彼の短い動画を見た。他愛ないこともできるし、賢そうなこともできる。どれも自分の地でありその範囲内で面白い。鼻が少し高過ぎる時期もあったがそれは誰にでもある若さであったと言える範囲。

私は彼のウィンブルドンのサンパスに勝利した試合から、長年できる限り見続けてきた。

スイスのような小国に住む者はロッジャー・フェデラーがいて、大方は良かったと思っているだろう。

ご苦労様!!!








# by swissnews | 2022-09-25 04:04 | スポーツ | Comments(0)

日本と中国の東南アジアにおける地位・11年前の記事

チューリッヒの成人大学の講義・東アジアの動きについて、2011の記事

***********

続き・・・・

これは2回目の講義のタイトルで、日本学、歴史、哲学、中国学を学んだドイツ人教授だった。

講堂に入ったときはすでに、大きなアジアの地図が映し出されていて、そこにはまだ解決をみないで緊張を続ける10地域の領土問題点が明確に示されていた。北方領土4島、北朝鮮、尖閣諸島、台湾、ビルマ、カンボジャ、東チモアなど)このような国境問題に触れながら・・・・・

誰もが知っている中国とアメリカ、その間に位置する日本の三角形関係、それぞれが望む権力影響範囲とその南に位置するアジア諸国の観点からみたいろいろな問題を説明していた。例えばアジアの宗教的影響地域図、(仏教、ヒンズー、イスラム、儒教、日本独自の神道など)、経済的権力図、政治的軍事的な力関係図など。

結局中国は、インド以外のアジアの国(アフガニスタン、パキスタンも含め)た白人抜きのアジア大国を目指したい。アメリカは中国とインド以外の日本を含めた東南アジア諸国を影響下に置きたい。

東南アジア諸国の今後の傾向は?どこに位置するか?M.P.教授の最後の言葉は、東南アジア諸国の新しい時代の若者は、日本の技術や文化に魅力を感じているので、日本が彼らに与えた過去の負を上手に乗り越え、彼らの期待に応えられるのなら、独自の影響力をもてるチャンスはある。無論福島問題を解決しなければならないが。

・・・・・・・・・・・

質疑応答では、講師の率直なプライベートな見解や印象を聞けるので面白い。スイス人の高齢者がどんな質問したかいくつが書き留めておく。

・・・・日本には性能の高いUボートがあるときいたが本当か・・・・本当だ。日本は半年もあれば核武装ができる知識や技能を持っている。最近の中国空母艦は、まだまだ。ノウハウが必要。例えば、パキスタンでウサマビンラーデン攻撃時に墜落したアメリカの特殊戦闘ヘリコプターを一時支配し、すばやく分析し、アメリカに返したなどいろいろ・・・。憲法9条にも触れた。

・・・・中国の一人っ子政策についてどう評価するか・・・・中国伝統的な家族文化の道徳面から見ると間違いであり失敗だ。しかし生きている人間を援助していこうとする意味では、良い事だったという評価もある。

・・・・日本と中国の女性の政治に関する関心度は?・・・・特に日本の女性の政治意識は高いといえない。しかし戦後、世界に類を見ない乳児死亡率低下に貢献してきた日本の母親たちを忘れてはならない。又、現在、原発後の対策に積極的に関与し、すばらしい行動力もあり、オーガナイズする横のつながりも出来てきている。(政治関心度が高くなった)中国では、女性の企業家が多く、すごい力を持っている。失敗もあるが勇敢な女性たちだ。

・・・・中国の環境問題はどうなってるのか・・・・表面に見えるより深刻だ。将来もっと深刻になるだろう。内政不安定と環境問題に使うエネルギーが、外交力にも影響しかねない。

・・・・アメリカに留学させる中国人が非常に多いと聞くが、卒業生はアメリカに残り、反中国企業や反中国政治に貢献する危険はないのか・・・・・ないと思う。大多数の知識人は又、自分の家族のところに帰る。それほど家族のつながりは強い。アメリカ在住中国人と違う。

・・・・東南アジア諸国に住む中国人の割合はどんなものか・・・・・いくつかの国の割合を上げ(多いところで?平均?聞き逃した)だいたい10%。


・・・・・・・・・・・・・・

あとの2回の講義のタイトルだけ書くことにする。チューリッヒ大学教授たち。

「太平洋を取り巻く大強国の力相撲」

「増加する日本の中国人移民は、両国を接近させるか、紛争をもたらせるか?」
# by swissnews | 2022-09-23 00:34 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

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石狩川を見に行って
小説を上梓しました。詳しいことは、こちらから石狩川を見に行って

AUSGEWANDERT, EINGETANZT
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片道だけのパスポート
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