被災者に寄せる尽きない大きな同情と表敬

私の見聞きするメディアでは、福島原発のことだけでなく、津波被災地、避難者などについても絶え間なく報道されています。

これを下書きしているときでも、ユーロニュースでは、スペイン語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、英語など、それぞれの国のレポーターがそれぞれの被災地で聞く市民の声をとりあげ、まとめて報道しています。そのような日本人の声、記者の声に、我々は心の中で、ただ一緒に慰め、怒り、悲しむ事しかできません。

ショック状態からさめて、改めて知らされる家族、職業、財産の喪失の大きさ、破壊のすごさ、見通し、再建の厳しさ、避難生活毎日のストレスから来る政府に対する、不信感、高齢者の健康状態、子供たちに残るトラウマ、孤児や教育問題などを取り上げていました。

しかし多くのレポーターに答える日本人の声は、健気で、勇敢な前向きなもので、いわゆる「大和魂」とでも訳すると、こちらのメディアはそのようなものが支えていく「強さ」に言及してます。

この「大和魂」は、大きく言うと、消極的な受身の粘り強い「強さ」と、積極的な建設的な「強さ」に分けられと思います。

あるドイツの一時間近いレポートの中で印象的だったものいくつか書いてみます。

かなり北にある小さな避難所で、40代?の女性が、現金を持ち合わせていた避難者の人からお金を集め、西側の県、山形県?買出しにいった話です。苦労して山を越え、歩き、(じっさいには14kmだったらしい)夕方帰ってきて、みなで食料を分け合ったと言う話です。

そこで避難していた老人夫婦(70,80代)がいて逃げるときに奥さんが反射的に握ってきた現金だけが全財産で、他県に住む3人の息子たちと連絡が取れずに心配していました。数日後、子供たちから手紙が届きました。「僕たちが財産なのだから、他のものは失ってもかまわない。迎えにいく」と書いてあったようです。レポーターが聞くと、「安心したが、ここに残って何かまた役にたつことが出来るかもしれない。」といってました。

やはりある北の地区ですが、村が全滅し、住人が小高い丘の上にあったホテルか、旅館かに避難してきました。そこのまだ若い女性の主人が、オーガナイズをして早速つぎの日から、食や、暖の獲得に分担してあたったようです。瓦礫の中から探してきた油と泥で黒くなった米粒が集められ、風呂の水の底に沈んでいました。ある女性が自分の結婚式の写真を見つけてきて泣くと、皆代わる代わる慰めていました。このような共同体を叱咤した若いオーナーは印象的でした。

船を失った気仙沼の漁師たちの嘆きに対し、レポーターが、では他の職業を探すかと聞きました。日焼けした働き盛りのその漁師は「自分にはしかし、漁師以外の職業は考えられない」と、答えていました。

3度も避難所を変えなければならなかった福島周辺の被災者のなかには、政府や、東電に対する不信や怒りを訴えていた人もいました。

ただ辛抱強く待つしか方法のなかった状況や、若者が自主的に動き始め年寄りを助けた例などを挙げ、ユーロ国のレポーターたちは、あちこちの現場に入り報道してくれるのです。

「大和魂」に頼りすぎ、「もっと、もっとがんばれ」と励ます、社会システムに、限界も見られると言うレポートもありました。

今、沖合いに漂う屋根の上で3週間も生き延びた犬が救助された動画を見ました。


チューリッヒ        F. S

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# by swissnews | 2011-04-02 21:25 | 東北・津波・地震 | Comments(0)

チェルノブイリの勇士と10万人の無名人間ロボット

昨日のスイステレビニューステキストで、今まで17人の被爆者があったこと知った。最近の3人については東電側は、アラームを聴き逃したのは自己責任だと主張していたが、危険性を警告してなかったのは会社側の責任となるようだと。また、今までの労働ノルムは100Millisievertだったが、これからは250M.になると。その代わり希望者を募っているので強制にはならないとあった。

Tagi紙に昨日、チェルノブイリの事故の後始末をした勇士と、名もとどめられる事もなく、従事して死んでいった多くの人のことが記載されていた。

どのように原発事故と戦うべきか。事例がすくないが、当時のソビエト連邦の記録がある。

・・・ロボットはあまり当てにならない。しかし10万人の男たちと、一人の独裁者(指令者)が必要だった・・・

数少ない爆発目撃者は、赤、オレンジ、真っ青のカラフルな美しいものだったと語ったらしい。原発所長は、最初測定器が壊れたので、数字が狂ったのだと思い、従業員にヨート錠剤を配布するなどの処置が一日遅れた。それからのドラマチックな戦い。村の病院など。それからさらに一日後、1200台の黄色いバスが来て、4万人の住人を避難させた。

爆発の原因は今でもいろいろな説がある。その爆発のすごさ。600000倍の放射を示していた。高空からの写真は真っ黒で使えなかった。

最初の仕事は、28人の所属消防士で、核倉庫前の燃える破片を消火した。数日後には全員死んだ。彼らの名はしかし、唯一の英雄として、モスクワの記念碑に刻まれている。

次の仕事は、核の放射をふせぐため、ヘリコプターで砂や、コンクリート、硼酸を120度ほどの熱にめげず、200メートルの高さから落とした。砂などはすぐに溶けたらしい。結局は2,000トンの鉛で
核を覆うことができた。

それから、ドイツと日本から取り寄せたロボットは、皆挫折した。5ドルのプラスチックのおもちゃカメラがたった一枚の写真を撮ることに成功したとあった。

それからは、30キロの鉛を詰め込んだ防衛服を着せられ、サイレンで走り、40秒の仕事をした派遣者の悲惨な仕事を説明してあった。給料の他に100ルーブルが与えられたと言う。そして彼らは300,000立方mを埋め尽くす仕事をした。60万から80万人と言われるこのような派遣労働者は、「Bioroboter」(生身のロボット)といわれた。

長くなるのでやめるが、公には56人の死亡者であり、その中には、甲状腺を手術した4,000人の子供の中で死んだ9人も含まれている。しかし実際には2005までに調べたいろいろな機関は、5万にから10万人の死者があるはずだという。

ソビエト連邦の崩壊で、ウクライナや白ロシアになり、保険金もなくなり見放された.そのとき命がけで仕事をした従事者の名簿すらない。指令者はその後自殺した。

私はこのことを今ブログに書くかどうか迷ったが、この記者の趣旨がよくわかるのであえて書いた。日本の皆さんを脅かすつもりはない。

この記者が言いたかった事は、100ルーブルのボーナスで、様子もわからずただ働いた人が、60万人も確保できたソビエト連邦などは今ないということ。先進国、民主主義国では、いったい誰がこのような危険な仕事を引き受けるだろうかと、問いかけているのだ。原発を持つ国は、国民がそれをあらかじめ知っておくべきだと言いたいのだと感じた。

事故の様子は毎回違う。ロシアの広さと、日本の密集地帯はまったく違う。いずれにしろ、失業者を買うにしても、仕事をするのは人間の手が必要になる。

スイスでは、このような災害のときに従事する責任者を、段階的に確認するはなしがあった。

この一ページにわたる長い記事には、大きな一枚の写真が載っている。防御服を着せられ何か神秘的な気持ちを持ちながら仕事に向かう準備をしている派遣者たちの姿だ。

このような情報を常に流していくのが、こちらの知識人、メディアの仕事であり、私のような者でもいやでも目に付くようになっているので、考えてみるとありがたいことだと思う。


チューリッヒ      F. S

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# by swissnews | 2011-03-27 20:12 | 原発・福島・東電 | Comments(1)

「日本は必ずまた立ち上がれる」

私のメールには、日本人演奏家によるチャリテェーコンサートや、寄付の奨励、大使館からのニュースなどが次々に入ってくる。

「日本は必ずまた立ち上がれる」と言うタイトルで、21日付、Tagi紙に、ローカルページ一面を埋める写真と記事が載った。

これは、政治家とか、経済や科学者が言ったものではなく、それを確信し援助するスイス在住の日本人たちを後押ししていこうとしてくれたメディアのタイトルだ。つまり、日本人、地元のスイス人、TAGI紙の硬い確信なのだ。

ウィンタートウールと言うチューリッヒ州では2番目に大きい街のトス川の地元が、日本とスイス協賛の「連山アート文化協会」の日本春祭りを一週間予定していた。しかし、大震災の勃発で、地元のオーガナイザーも、急遽日本支援チャリティー祭りに切り替える事に賛同してくれたらしい。

このレポーターが声をかけた日本人は、一様に右手を胸に当て答えてくれたと言う。それは、どの日本人も地震と生きる運命を心得てはいても、今回の不幸はあまりにも大きく、深く、心を痛めていると言うしぐさと思われたと書いてあった。

福島から100kmの街にすんでいるという日本から来た、若い二人の和太鼓奏者は、福島の原発がうまく回復してくれるようにと切に願っていた事。

その他、スイス在住の折り紙、風呂敷、水墨画のアーチィスト三人の写真と、それぞれの作品について詳しくかかれてあった。また書道家のパーフォーマンスで、書かれた漢詩は、現状の日本の悲しみと、しかし、時がきっと希望を・・・という内容で印象的なものだった。その他、盆栽、紙芝居、切り絵、展示や、三味線、尺八コンサートなど多彩なイベントを紹介していた。

皆日本人であることを誇りに思い、再建を確信していると結んであった。

*   *   *

今日はまた、東京の水道水が汚染された事。第三基から黒煙が上がっている事。ひとつの進展。ひとつの後退。気になることばかりだ。

朝のドイツテレビでは、原発の為に作られたドイツ製の特殊な無人ロボットを日本に送ることが紹介されて、日本人技師が、操作練習に来るとか言っていた。少し専門的知識のある知人は、日本のロボットは、どんなに優秀で興味深くても、工場化し、産業として成り立たないような、結局は趣味的な域に留まるものも多いといっていた。あまりかっこよすぎるのか、独りよがりのかっこよさか、産業化して売り込む能力に欠けるのか?

スイスでは、3重4重に完璧な予備、準備施設はあっても、ダムの近くにあるために、もし決壊したら、福島と同じような運命になるかもしれないと話題になった原発基地が、閉鎖される可能性も出てきた。その他、半年の条件付きで、改善を迫られる原発基地もあるようだ。

ドイツでもものすごい勢いで、原子力発電についての議論が続いている。

チューリッヒ         F. S

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# by swissnews | 2011-03-24 05:30 | 東北・津波・地震 | Comments(0)

チェルノブイリからの雨

私には、痛いところがいくつかあるが、胃が痛くなると言う事はめったになかった。せっかく買ったお米であったが、飲み込むのも何か進まないし、本当に胃が痛くなるのだ。

今日会った日本人の友達もそうだと言った。親戚家族はみ無事であるにもかかわらずだ。朝、テレビをつけるのが、恐ろしくて悲しいといった。

このブログを通して、私の周りにいる人からも、苦痛を味わっておられる方に心からお見舞い申し上げてと言付かりました。

また、今日の夜のテレビニュースで、ベルンの国会広場に、まったく自発的に500人ほどのスイス人が日本に思いを寄せるため集まってきたとありました。(無論これは同時に原発反対の意図をもったものでもあるが、スイスでは、いつも何か感激、抗議、同情することあるとこの国会広場に人が集まってくるのだ。)

JBの3月18日の記事に鈴木春恵さんの「フランスから見た原発事故、日本の無知さに唖然」と言うのが載っていた。同感するところがある。

チェルノブイリの事故発生後、そこからはるか遠いスイスで暮らしていた我々でも、天気予報に注意した。ニュースの解説者が、今日はなるべく外へ出ないように、外で栽培された野菜、果物は良く洗って食べるようにといった。

狭いベランダで育てたサラダや薬草を少しづつ楽しみに食べていたが、それを聞いて土ごと全部捨てた。無論子供にはその事情を説明した。私は無知だったから、皆がするようにしただけだ。少し大げさだったかもしれないが、あとでそのニュースに感謝した。もう覚えてはいないが、実際にその日は、雨の中からものすごい量の放射性物質が測定されたのだ。結果的にはなんともいえない。サラダを食べても変化なかったかもしれないが、気をつけて良かったと今でも思っている。

日本人のなかにはこのような海外の報道は、大げさだで、パニックを起すと無視する人がたくさんいることをしった。しかし実際にもう汚染されているのだ。例えば、胎児や子供にとってどれほど有害なのか、まだはっきりは証明されていなくても(実際例が短く、少ないから)害が大きいことは事は十分証明されている。

食品、健康、美容について日本人は毎日毎日研究していて、テレビでも「ワーすごい!」「ワーおいしい!」の連発だ。もやしのカロリーについて一時間番組で議論していたほどだから、日本人はこの事にかけては世界一の物知りだと思う。

しかし目に見えないこの放射性物質に対しての防衛意識は、意外とあっけらかんなのだ。60年以上原爆被害者がどれほど苦しんできたことか。その教訓から何を学んだか。そんな病気になりたいのと聞きたくなる。
(誤解のないように書き足しますが、現在の福島原発による汚染の状況は、まだテェルノイブリのように溶解したわけでも、燃焼したわけでもないし、原爆などともまったくちがうので、比較するわけにはいかないのかもしれない。あのときに降った雨は、局部的、集中的なもので、今日本で汚染さているというほうれん草などと危険度がまったく違う。ただ海外にいるものからみると、いつも日本人の無駄の多い電力の使い方、つまり原発に対する無関心、無知さが気になっていたのだと言える。欧州人はチェルノイブリやその前のアメリカでの事故は忘れられない。だから特に神経質になるのかも知れない。)

今日23日、汚染された日本からの雨がスイスにやってくるらしいです。それはチェルノイブリのときより、1000から2000分の一の危険度になると聞きました。

今回は、あらゆる情報を自分で得て、大げさな言い分はどうしてか、楽観意見の言い分は何なのか、自分で判断して、自分の状況に合わせ、ベストで対処するしかない。



チューリッヒ        F. S

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# by swissnews | 2011-03-20 08:41 | 原発・福島・東電 | Comments(0)

必死な試み・・自衛隊機が海水を・・

前に書いたが、スイスでは国民6人に一人が読んでいる60ページほどの小型無料新聞、朝刊「20分」紙と夕刊「Blick]紙があり、その時間には、駅、乗り物、ストリートにあふれ、又読みもする。数日見たものはすべて日本の写真が表紙になっていた。

今日の見出しは自衛隊機が海水を汲み練習をしている写真で、「絶望的な、追い詰められた試み」だった。

お米がないのだが2,3日食べてなかった。今日市内の韓国店にカリフォルニア米を買いに行ったとき、40歳ほどの顔見知りの店長が、日本のこと心から同情している。まったく気の毒で、言葉にならないと丁寧に言ってきた。お客がいなかったので少し話をした。40年古い福島のような原発は自国にも米、欧州にもあり、今頃、皆、青くなって心配しているといった。ドイツでは早速、30年、25年の古いものは、3ケ月間の検査の為、運用停止にするらしい。・・・・法律的手続きなど問題があるとか聞いたがこのようなことたった3日で決める勇気、速さ。日本に知らせたい。

その帰り、スイス人知人に出会った。普通なら「ハロー!どう最近?」と言って別れるのだが、その人にお茶をご馳走したいと言って誘われ、早口で熱心にいろいろ質問された。

家では、子供がNHKの放送が24時間聴けるようにしてくれたので、それを聞いたり、こちらのテレビニュースを見たりして比較が出来る。

スイスは今日「救済、幸せの輪。日本へ」と言う募金の郵便局振込み番号が発表された。ポストで金額を書き込むだけでいい。いつもそうしているのだ。

天皇陛下が、戦後初めてになるかもしれないほどの珍しい事として、国民に直接お言葉をなされたと言う事で、そのテレビ報道が短く映った。欧州の王室なら直後に国民の前に現れ話すことになると確信する。文化の違い。

テレビの天気予報は、最初日本の天気が問題になり、福島の風向きが、東京に?太平洋に?ヨーロッパへの影響は?と始まった。

津波被害地での必死な捜索。毛布に包まれた体育館の死体置き場や路上も映った。死体袋がもうないのか。

避難所か、薬局か、薬不足の殻の棚が映り、若い医者が嘆いていた。

日本政府の外部に対する専門的情報の希薄さ。

外国人医師がやっと例外的に入国許可になり援助できるようになったのはまったく信じられない話だ。

ロボットを誇る日本が、このような大事なときに活動できない。歌を歌ったり、サッカーできるロボットがあっても、無人ロボットで調査できないのですかね。・・・これは私のコメント。

在日、ドイツ人、スイス人家族の東京脱出のインタビュー。欧州に帰国する理由。東京に残る家族。九州に移る家族の意向などそれぞれの決心。

日本人の忍耐力、ものすごいコントロール能力は驚嘆される。

海水投下の成功を祈る。

50人の生命危険を覚悟の渾身的な専門家の超人的な仕事。これを説明したスイス人専門家の目が潤んでいたようだ。他の教授が、300人が交代でやったほうが良かったと言ったが、結局は日本の決定だ。

あと70時間ぐらいしかないと言った専門家もいた。


チューリッヒ      F. S

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# by swissnews | 2011-03-17 06:52 | 原発・福島・東電 | Comments(1)

テクニックに対する(国民の)盲目的信頼

皆様、留守中に蕗子さんが、興味深い、面白い話題をたくさん記載してくださいました。ありがとう。これからも時間のある時書いてくれるように彼女を説得してみますのでご期待を!

彼女は、私のように泣き泣きドイツ語を独学したものと違い、最高の教育を受けた語学の確かさに加え、現代電子機械、現代文化、センスにも通じる30歳の有能なエリートで、頼もしい限りです。

私が昨夜遅く帰宅したとき、フラットの戸の前に、鉢植えの花や、果物、メッセージが隣人から届けられていたし、励ましのメールもかなりありました。こちらのメディアは早く、独自のサテリットからの映像もあり、彼らは気持ちを伝えたくなったのだと思います。

テクニックに対する盲目的な信頼。
南ドイツ新聞3月13日。(これは日ごろ原発反対の知人がメールで新聞社から送らせてきたもの)

日本は被爆経験のある唯一の国なのに、このような核の技術に対して国民はまったくDebatte なし、抵抗なしにすんなり原子力発電を許可した。戦後に生まれたこのような新技術に対する国民の盲目的な信頼、(信仰に近い誇りと自信)は打ち砕ける事はなかった。・・しかし今日までは。

犠牲者の数も増えるし、原発に対する不安も高まる。Tagi紙3月14日。全4ページにも及ぶ。

修理報告をごまかしてきた原発担当営業社

問題の福島原発の担当会社Tepcoは、過去にも何度か不手際な仕事をしてきたり、調査もごまかしてきた。そのつどこのように頭を下げてきた。(4人もの男性が深く頭を下げている写真)・・・こちらではこのようなものはすぐ逮捕されると思う・・・私が思うに、日本では一概に、人生駆け出しの若者の過ち、芸能人などとことん公に引きずり出しあやまさせる事には執拗だが、自分の周りの原発などに目を光らせ、このような不手際にどうして抗議していかないのでしょうか。国民が皆、監督する義務があると。つまり、上の政治は、したからの観察、発信なしにはよくならないのでは?。

最後の最悪事故を避けるための緊急対策
・・・もし核が溶解した場合。チェルノービルとの違いと共通性。1969年スイスで起こった原発Lucensの核溶解の担当経験者の話。

1986年のチェルノービルの記事が一面に。

スイスの救助隊が日本に。今までのところスイス人犠牲者は無し。

スイスの原発についての論議が一面に。

半分以上の住民が消えてしまった南Senriku。
・・その茶色に化した平らな町の写真。

娘の遺体を学校バスから発見した若い夫婦の写真。毛布にくるまい呆然と瓦礫の山に立つ若い女性の写真。家族全員が流されてしまったと一人でしゃがみこむ高校生(スイステレビ)

スイスのETH地震専門教授のインタビュー。大きな地震は、東京付近に起こる想定があった。余震はあっても、今またすぐに大きな地震があるとは考えられない。

23才のスイス人日本留学生E.S が語った経験。
彼は川崎に住み、他の外国人留学生と余震に震え一睡も出来なかった。しかし僕は今、130Millionenの日本国民の一員だからスイスにすぐ帰るわけには行かない。何とかがんばる。

ドイツテレビで、ある特殊な大学研究室で、10人ぐらいの学生が、日本の政府依頼に答え、サテリットから写し取った崩壊した町の写真を分析し、残った建物、道路、インフラがどの程度使えるか、役立つ情報を提供するのだと言う。そのサテリットの写真は、どんなちいさな火事の写真も鮮明に拡大される精巧なものだった。

ドイツテレビでは、NHKの報道を同時に通訳し、分析解説していく忙しそうなチームを紹介していた。そこで通訳者としてキビキビ働く日本人の姿もあった。

今回の日本の惨事を通し、特に原子力発電の是非の問題がすくなくとも、スイス、ドイツではまた大きな活発な議論を醸しだしてきた。

蕗子さんのいった、東北、日本がんばれ!!!と私も言いたい。しばらくしたら我々も何か出来るかもしれない。

それからもうひとつ、21万人の避難者をどこへ、どのように対処していくのか、それは想像を絶する困難な問題で、日本政府があたらなければならない問題だが、日本人ならやれるかもと言う解説も聞いた。


チューリッヒ     F.S

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# by swissnews | 2011-03-15 13:07 | 原発・福島・東電 | Comments(2)

がんばれ東北!!!

南ドイツ新聞 (Sueddeutsche) 3/11 19:20 日本時間
ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、菅直人首相あてに、ドイツは日本の傍らに立って、この痛みの時間を日本とともに負い、どんな援助も辞さないことを書面にしたため、いちはやく正式表明。それに対して日本からの正式の要請はまだないため、待っている。
EU欧州委員会議長、欧州連合大統領も、共同声明で、日本に対しあらゆる援助をすると発表。同時にEU議会27カ国の代表も、ヨーロッパとして一丸となり日本を支援していくことを決議。

ノイエ・ツルヒャー紙(NZZ) 3/11 22:40 日本時間
スイス連邦議会は日本の大地震災害の知らせを受け、スイスからの緊急支援を宣言。スイス政府の公式表明として、スイス人道支援部隊(Schweizerisch Korps für Humanitäre Hilfe)を中心にスイスから専門家チームを日本の被害地へ送ることを発表。今現在(日本時間11日23時)、具体的な支援方法について、日本政府から情報をとり、つめの話し合いがなされている。
ジュネーブの国際赤十字によると、今回の高波は、太平洋の島々を丸ごとのみこんでしまうほどの高さであり、20万人以上の死者を出した2004年のインド洋の津波被害の悪夢をふたたび呼び起こすものである。

フランクフルター・アルゲマイネ紙(FAZ) 3/11 23:39 日本時間
福島の原子力発電所では、核燃料の余熱を冷やすための冷却装置システムが停止してしまい、バッテリーだけでかろうじて動かせている状態。
ケルンの原子力安全協会(Gesellschaft fur Anlagen- und Reaktorsicherheit, GRS)に伝えられた日本側の説明によれば、このバッテリーも残りあと数時間しかもたないだろうとのこと。ケルン原子力安全協会のスポークスマンSven Dokterによれば、炉心が十分に冷却できない場合、「最悪の場合には、核溶融の恐れがある」。日本政府は原子力緊急事態宣言をだし、発電所近隣の住民6000人あまりを緊急避難させている。

被災された方の少しでも早い救出と安全確保を、必死に祈る気持ちで朝からニュースを追っています。いままた、死者は1000人以上にのぼるとの報道がありました。なにもできずに心の底から叫んでいます、

がんばれ東北!!!

がんばれ日本!!!

★★★
いつものFuji Seebergさんは3週間のバカンス中ですので、
彼女に代わり、今月はわたくし「蕗子」が
ピンチヒッターとして執筆しています。
★★★

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# by swissnews | 2011-03-12 02:58 | 原発・福島・東電 | Comments(0)

ノムラがさきがけた日本のダイバーシティ

★★★
いつものFuji Seebergさんは3週間のバカンス中ですので、
彼女に代わり、今月はわたくし「蕗子」が
ピンチヒッターとして執筆しています。
★★★


「ノムラが女性をCFO(執行役財務統括責任者)に」

ドイツ経済紙Handelsblatt、3月7日付記事より。

女性がトップにのぼりつめることをなかなか許さない日本と日本社会。ところが今日、この国最大の証券会社ノムラが一人の45歳の女性、中川順子氏をCFOに登用した。この登用がいかに驚くべきものであるかは、共同通信が公開している統計を見れば一目瞭然である。日本全体で見ると、会社トップに占める女性の割合は、じつに1,7%に満たないのである。しかも、ホールセール部門(投資銀行など法人向けビジネスを統括する部門)のCEOおよび野村ホールディング副社長には、なんとインド出身のジャスジット・バタール氏を起用。彼は外国人としては初の「社内」取締役となった・・・

このように、ドイツの経済紙はそのセンセーショナルな役員人事を報じています。

「国際的な路線を進みたい」   〜ダイバーシティという課題〜

記事によると、この異例のプロフィールをもつ2人の起用の背後には、渡辺賢一社長の、「国際的な路線を進みたい」、という強い思いが反映されている、とのこと。この渡辺社長こそ、2008年に破綻したリーマンブラザースの、アジア・パシフィック、欧州・中東部門を買収した、野村の立役者なのだそうです。この社長は、一年前、「野村本社をまるごと日本国外に移すことも視野にいれている」と発言しています。日本を代表する金融会社の本丸を、多様性の波のど真ん中にさらすチャレンジを示唆し、非常に大きな話題を呼びました。

この渡辺社長のいう「国際的な路線」とは、一体なんなのでしょうか?

欧州(北米もそうですが)の多くの大企業では、ずいぶん前から、経営手法の一つとして、「ダイバーシティ・マネージメント」が課題となっています。ダイバーシティとは「多様性」のことですが、つまり、性別、年齢、国籍、文化的背景や、パーソナリティ、価値観などにはこだわらず、とにかく多様な人材がとりこまれ、その人材は多様な力を十分に活かせ、正当な評価を受けられるような、また一方、会社としても、この多様性によって、チーム単位のパフォーマンス向上や、新たな価値創造とダイナミズムが期待されるような、そんな多様性マネージメントが目指されているわけです。これは、世界がどんどん身近になってきたグローバル世界において、他社との差別化をすすめながら生き残っていくための、重要な企業戦略と見なされています。

(むしろ、それがいきすぎ、人種や性別などを基準に一定の人数や比率を割り当てる「クオータ制」によって女性や外国人が過剰に優先され、全体のレベルを押し下げている、との批判があるほどで、現に、私がつとめているスイス企業では、この「逆差別」問題が取りざたされていて、「外人」かつ「女性」でもある私は、複雑なほどです)

ところで、日本語を母国語とする私が、ここスイスで、ドイツ語という言葉をつかって働くなかで、だんだん気付いてきたことなのですが、ドイツ語で話す、ということは、どうやら「違いを明確にする」ということなのです。何かが何かから分けられ、違いが違いとして表れるとき、人は初めて「分かった」といいます。それに対して日本語では、「違う」ということばは、「異なる」という意味と、「間違っている」という意味の二つの意味合いがあって、どことなくですが「異なることは悪いこと」という雰囲気もあります。もちろんそういう雰囲気とか思考回路の背後には、それぞれ固有の歴史と意味があります。種々雑多なものを受け入れる、ということには、だから、本来は長い長い時間が必要なのかもしれません。

その一方で、深刻な少子高齢化に直面し、労働人口の減少という問題が目と鼻の先にたちはだかる日本では、人材はもとより、経営手法や所在地の多様化は、のっぴきならない緊急の課題であることも事実です。

そこにさきがけたのが、渡辺社長のかねてよりの見通しと、今回の人事にみごとに体現された新体制だったので、このドイツ経済紙はそこに「日本のダイバーシティ時代の到来の兆し」を見、とくに注目しているのです。

文責/蕗子
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# by swissnews | 2011-03-08 18:05 | 企業・労働・賃金 | Comments(0)

ヨーロッパ(英・独・瑞)主要紙のここ数日の日本関係記事

★★★
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★★★


欧州(英・独・瑞)主要紙のここ数日の日本関連記事を紹介します。

フランクフルター・アルゲマイネ紙(ドイツ)
Frankfurter Allgemeine Zeitung
『なぜ東京はワールドカップ2022招致に破れたか。
FIFAが恐れた3D世界進出』
『三菱がついに電気自動車に着手』

ノイエ・ツルヒャー紙(スイス)
Neue Zuercher Zeitung
『時速300キロの超高速特急《はやぶさ》をお披露目』
『ライバルLG社(韓国)の訴訟でソニーPlaystation-3 輸出ストップ』
『韓国最後の王子と日本。韓国人作家が《歴史》を語る』

ターゲス・アンツァイガー紙(スイス)
Tagesanzeiger
『マツダ車の空調設備にクモの巣が。65000台リコール』
『手も足もそなえた電話。日本人研究者がめざす《人間ケータイ》』
『《東京TDC賞》の主要2賞をスイス人が受賞』

ガーディアン紙(イギリス)
Gardian (大阪コレスポンデンツ)
『携帯で入試カンニング。日本の能力主義meritocracyに衝撃と波紋』
『J-ポップグループ氣志團、ナチスユニフォーム酷似衣装で、ソニーが謝罪』
『オスカー映画《コーブ》監督、捕鯨の街にDVDを送る』

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フランクフルター・アルゲマイネ紙の『なぜ東京はワールドカップ2022招致に破れたのか。FIFAがもっとも恐れた、3Dの世界進出』は、わたし個人的にとてもおもしろかったので、あらためてご紹介します。

文責/蕗子
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# by swissnews | 2011-03-06 19:43 | メディア・グローバリゼーション | Comments(0)

ルツェルンのファスナハトで出陣

スイス各地ではちょうど今、冬の精を追い出し春を呼ぶカーニバル「ファスナハト」の真っ盛り。

スイスは一応キリスト教国ですが、同じキリスト教でも「ローマン・カトリック」か「スイス改革派」かで州の雰囲気(教会建築様式など)がずいぶん違います。

この「ファスナハト」は、カトリックの州だけで催されるお祭りで、なかでもバーゼルとルツェルンがとくに有名です。

今年のルツェルンでは、スターウォーズを彷彿とさせる(?)日本風の侍行列も、誇り高く音楽をかきならし街を練り歩きました。これも「スイスで見る日本」ですよね。

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文責/蕗子

★★★
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# by swissnews | 2011-03-04 19:48 | 生活・文化・伝統・笑い話 | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

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