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ハーグとIWCの二つの判決にも従わず調査捕鯨継続宣言する日本

昨日、IWC(国際捕鯨委員会)の総会で、ニュージーランドの、日本要請の調査捕鯨を延期する提案が、賛成35カ国、反対20カ国で可決された。

つまり、日本の調査捕鯨は2016まで禁止されることに決議されたわけだ。

判決直後、日本代表は「それでも来年15年調査捕鯨を実行する!」と公言した。決議は法的な罰則制限にならないと云う解釈だ。

これが、「信じがたい傲慢さ・感情的な駄々っ子」と聞こえたのは言うまでもない。判決を侮辱する公言だ。

大体、ハーグの国際裁判で「調査の信憑性」が認められず、偽善的捕鯨だと判決され、7項目すべてで日本は負けたのだ。

それなのにIWCで又南極での調査捕鯨を続けると主張するだけでも首を傾げたくなる。

「調査なら鯨を殺さなくても出来る」

これは、世界の科学者の基本鉄則で、動物を傷つけず調査する為にいろいろな工夫をしている。

地球の海洋資源、例えば黒マグロの8から9割を、うなぎの7割を、日本人だけに食いつくされ、鯨も日本が最多捕鯨国になっている。それを、地球上の他の国が危惧し、危機感を持ち、抗議するのは理解が出来る。

もし、世界の声を無視して来年南極での調査捕鯨を再開するなら、抵抗もますます大きくなる事は必至だ。

いつか鯨が繁殖しすぎる時が近く来るだろうか。日本はそれまで待てば良いと思う。

それに、例え法的罰則がなくても、「国際会議の判決」を無視し、軽視する日本の態度は、他国との揉め事でも「国際裁判に!」などと叫んでも誰からも相手にされなくなるだろう。


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by swissnews | 2014-09-19 15:19 | 政治・経済・歴史 | Comments(0)

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