1度下げれば2000ワット節約・大家さんから毛布のプレゼント
もう20年以上も住んでいる私のZ-Genossenschftswohnung (組合的なアパート企業とでも言うか)は、ZAGという。スイスの市内に住む中流市民や庶民が住むのは多くがこのようなアパートとかマンションでチューリッヒにな何十とある建築株式会社のひとつである。(個人経営のマンションやアパートも勿論たくさんある。)
大抵このような住居に住むと、組合的会員になりシンボル程度の保証金(住居借り賃の3倍から5倍)を払うことになるが、ずっとこの会社の他の地区の住居にも優先的に移転できる。
数日前、出かける時、戸を閉めようとしたら取っ手に有機麻布袋に入った毛布のような物がぶら下がっていた。大きな手提げ袋だったが宛名もメモも表に書いてなかったので間違いだと思って、廊下向かいの家を見たらそこにも同じ袋がぶら下がっていた。少し階段を降り下の住居を見るとやはり同じものがぶら下がっていた。
よく確かめるために家に入り直し毛布を取り出した。カシミアのような軽く柔らかい大きな(2mx4m弱)グレーの毛布で、エスキモーという最高級ブランド製だった。最新の合成60%ポリエステルと40%のウィスコーゼ(木の屑から作ったもの)と書いてあった。
よく理解できなかったから外出を遅らせることにしてコートを脱いだ。そして思わずこの羽のように軽い毛布を肩に掛けるともうすぐぽかぽかと温かくなった。
袋から引き出したチラシを見ると、「集中暖房を1度下げると、2000ワットが節約できる。時々この毛布に包まり、1度下げてみませんか!ZAGより」とあった。良く見ると毛布には、Zアパート会社のロゴも入っていた。
だからすぐ集中暖房を下げに行った。私は使っていない部屋や台所は暖房を入れていないし、毎年月分割仮払いの総額から払い過ぎで少しお金が戻ってくるのが常だ。しかし外出する時などは面倒で温度を下げたりはしない。(夜間は自動的に30%ぐらい下がる)
素晴らしいプレゼントに感激し、遅れて外にでた時、開けた郵便箱の中にZAGの薄い雑誌もが入っていた。それを持ってトラムに乗り読んだ。ZAGは更に新しい住居団地を6箇所ほど建築中であり、多くは街の中の古い建物を買い取り環境に優しいエコアパートにするらしい。それぞれのアパートを手がけた若い建築家野写真と、特に工夫した特徴を分かりやすく図面で説明してあった。結局はそのための資金投資集めの広告でもあった。郊外の自然の中にもあった。銀行などに比べれば利子は少し少ないが、有利なことがたくさんある。
私は、つい最近違う組合アパート会社にわずかだが投資をしたばかりだった。そこは子供家族も知人も同時に申し込んだ。まったく新しい実験的なシステムがあり車を持たないエコ意識のある者だけが入れるらしい。高齢者から多数家族いろいろな雑団地になる。それまで企画会議にせっせと通うことになるが、確率はそんなに悪くはない。町の真ん中でもある。
4年後この団地がだめなら、ZAGに小さなアパートて転移を希望すればよいだけだ。
いずれにせよこのような投資集めがスイスらしいことだ。向かいのスイス人家族は子供が大きくなるので1部屋大きな近くに出来る同じZAGアパートを申し込んである。
今までは、確かに建築業投資するするのはリスクが多いとか言われていたが、スペインやギリシャと違いチューリッヒの透明度のある会社なら大丈夫と言うことらしい。
このプレゼントを貰ってから私は集中暖房を2度下げているがまったく快適だ。夜、毛布を使っているのは言うまでもないことだ。向かいの子供たちは毛布の取り扱いの公平性を議論しているが、結論がでずとりあえず毎晩かわりばんこに使っているといった。母親は、その内に自然に解決してくるでしょうと私に耳打ちしてくれた。
大抵このような住居に住むと、組合的会員になりシンボル程度の保証金(住居借り賃の3倍から5倍)を払うことになるが、ずっとこの会社の他の地区の住居にも優先的に移転できる。
数日前、出かける時、戸を閉めようとしたら取っ手に有機麻布袋に入った毛布のような物がぶら下がっていた。大きな手提げ袋だったが宛名もメモも表に書いてなかったので間違いだと思って、廊下向かいの家を見たらそこにも同じ袋がぶら下がっていた。少し階段を降り下の住居を見るとやはり同じものがぶら下がっていた。
よく確かめるために家に入り直し毛布を取り出した。カシミアのような軽く柔らかい大きな(2mx4m弱)グレーの毛布で、エスキモーという最高級ブランド製だった。最新の合成60%ポリエステルと40%のウィスコーゼ(木の屑から作ったもの)と書いてあった。
よく理解できなかったから外出を遅らせることにしてコートを脱いだ。そして思わずこの羽のように軽い毛布を肩に掛けるともうすぐぽかぽかと温かくなった。
袋から引き出したチラシを見ると、「集中暖房を1度下げると、2000ワットが節約できる。時々この毛布に包まり、1度下げてみませんか!ZAGより」とあった。良く見ると毛布には、Zアパート会社のロゴも入っていた。
だからすぐ集中暖房を下げに行った。私は使っていない部屋や台所は暖房を入れていないし、毎年月分割仮払いの総額から払い過ぎで少しお金が戻ってくるのが常だ。しかし外出する時などは面倒で温度を下げたりはしない。(夜間は自動的に30%ぐらい下がる)
素晴らしいプレゼントに感激し、遅れて外にでた時、開けた郵便箱の中にZAGの薄い雑誌もが入っていた。それを持ってトラムに乗り読んだ。ZAGは更に新しい住居団地を6箇所ほど建築中であり、多くは街の中の古い建物を買い取り環境に優しいエコアパートにするらしい。それぞれのアパートを手がけた若い建築家野写真と、特に工夫した特徴を分かりやすく図面で説明してあった。結局はそのための資金投資集めの広告でもあった。郊外の自然の中にもあった。銀行などに比べれば利子は少し少ないが、有利なことがたくさんある。
私は、つい最近違う組合アパート会社にわずかだが投資をしたばかりだった。そこは子供家族も知人も同時に申し込んだ。まったく新しい実験的なシステムがあり車を持たないエコ意識のある者だけが入れるらしい。高齢者から多数家族いろいろな雑団地になる。それまで企画会議にせっせと通うことになるが、確率はそんなに悪くはない。町の真ん中でもある。
4年後この団地がだめなら、ZAGに小さなアパートて転移を希望すればよいだけだ。
いずれにせよこのような投資集めがスイスらしいことだ。向かいのスイス人家族は子供が大きくなるので1部屋大きな近くに出来る同じZAGアパートを申し込んである。
今までは、確かに建築業投資するするのはリスクが多いとか言われていたが、スペインやギリシャと違いチューリッヒの透明度のある会社なら大丈夫と言うことらしい。
このプレゼントを貰ってから私は集中暖房を2度下げているがまったく快適だ。夜、毛布を使っているのは言うまでもないことだ。向かいの子供たちは毛布の取り扱いの公平性を議論しているが、結論がでずとりあえず毎晩かわりばんこに使っているといった。母親は、その内に自然に解決してくるでしょうと私に耳打ちしてくれた。
by swissnews
| 2014-12-11 22:15
| 企業・労働・賃金
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