スイス国民投票・受信料払っても公共ジャーナリスムや報道自由を守る71%

本当に大事な国民投票だった。

スイス国営テレビやラジオの予算不足にちなみ、右翼党から国民に問いかけた投票。受信料をなくし、広告料などでまかない、少数派のプログラムを排除していく。

これは聞こえが良いが、広告に頼り報道の公平性が危機にいたることを国民は知っていた。娯楽番組競争になり、教養番組が少なくなり、政治的にも影響を受ける国民の弱さを知って多くの知識人が反対していた。国民は良識を選んだ。

特に、少数語、ロマンシュ語を守る州では高い関心があり80%以上の州民が反対した。今まで公共テレビで彼らの言葉のプログラムがある。もしSGRが無くなったら少数派、経済的に弱いものの文化、教養、情報が、民間になると脅かされる。

スイスの国民は議論好きで、危機感を持っている。良かった。良かった。

今日投票があったばかりだが、すでに、スイスインフォでは、日本語でこの国民投票について詳しく正確に書いてある。


・・・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・


これで、スイス国営公共報道局も、責任感を自覚し腹をくくってもっとよい公平な番組を制作しなくてはならないだろう。だから、質も上がり、節約し、資金不足を解決していくだろう。

ドイツのニュースでもこの国民投票について報告され、スイス人我々が払うスイス公共テレビラジオSGRの受信料はドイツの2倍であった事が分かった。それでもスイス人は公正な公共プログラムを望んだということで少しほめられたニュアンスだった。

日本のNHKの状態と比較してみてください。

今日(次の日)分かったことだが、このスイスの投票結果について、イタリア、フランス、ドイツ、オーストリアの各国でも大きく報道されていたことだった。つまり、自国でも公共メディアは、広告料の多い(それに支配される)民間に譲り渡される危機が迫っているということ。スイスの結果が、ジャーナリスムを守っていく勇気を与えたということになる。・・・・すいす!うらやましい!ということ。 



by swissnews | 2018-03-05 01:52 | メディア・グローバリゼーション | Comments(0)

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