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是枝監督、ついにやったカンヌ映画祭パルムドール最高賞受賞!!!

昨日の夜のテレビニュースはカンヌ映画祭の最終日で、各賞が発表された。

しかし今日は週末で、新聞は明日にならなければ来ないので、こちらのメディアでは詳しい批評はまだ読めない。

万歳!彼の20年以上にわたる徹底した日本の社会から置き忘れる家族とか、親子の絆とか、製作過程が独自だとか、一貫した仕事がついに最高賞に結びついた。

今日本で読んだ日本インタビューの記事。その一部。

*************

--経済不況が日本をどのように変えたか。

「共同体文化が崩壊して家族が崩壊している。

多様性を受け入れるほど成熟しておらず、ます

ます地域主義に傾倒していって、残ったのは国粋

主義だけだった。日本が歴史を認めない根っこが

ここにある。アジア近隣諸国に申し訳ない気持ちだ。

日本もドイツのように謝らなければならない。

だが、同じ政権がずっと執権することによって

私たちは多くの希望を失っている」

*************

このようにザックリ言える是枝裕和監督がさすがだ。

安倍総理は、祝辞をするのだろうか。

明日、又付け加える。

************
少し遅くなったが、批評が新聞に出たので(カンヌ全体の批評感想なので是枝氏の部分は大くない)付け加えておく。

審査委員の選択の苦労。結局『何かよいことが結果に出てこなければならない(例えばMeTooなどよいことがあったとしだから)』『その通りFreundliche、好ましい、親しい、やさしい選択に決まった。是枝氏のShoplifterが最終的に決まった。

万引きして生き延びる家族の話であるが、観ている内に彼ら皆が血のつながった家族でないことが分かってくる。このように不確かな家族を是枝は今までもテーマにしてきた。今回に作品はその中でも、多様性に富み、エレガントな演出になっており、Sympathie fuer Verletylichkeit ,(人間や社会の)痛みに共感できる。

以上



by swissnews | 2018-05-20 14:59 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

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