スイス在住日本人のパッション 1.

数日前、スイスと日本の関係愛好会と言う組織に始めて入り、大勢のスイス人に混じり他市に在住する第一期生の日本人女性たちと知り合った。今までこのようなエリート組織(そう思い込んでいた)に興味がなかったし、時間もなかったからどこの組織の会員でもなかった。実際私は、現代のダンス、演劇、アート関係の世界にいてそこでは日本人にあまり出会ったことがなく、退職以来始めて知り合った日本人が多い。

そこで、私と同年代のAさんとBさんの典型的な運命を知った。この際この運命のパターンと言うものを少し書いてみたいと思う。あくまでもまったくの個人的なデーターなしの思いつき分類だが。

私は日本を去ってから、数えてみるとすでに46年が過ぎた。私のようにスイスに長く住む65歳以上の在スイス人を私が勝手に第一期生
と名付けてみる。(無論その前にも日本人がいたことは当たり前だが)


A さんは1967,8年イスラエルのキブツに日本団体から希望し、選ばれやってきた。そこで夫になるヘブライ語を学ぶスイス人男性と知り合った。そして遠距離恋愛の末結婚したという事だ。

このように、キブツで知り合った日本人スイス人夫婦を私はすでに3組知っている。私が知っているだけでこのぐらいなら、もっともっとたくさんいるだろう。あるいは、キブツで知り合ったドイツ人、フランス人、スペイン人、などの男性と恋に落ちヨーロッパのどこかに暮らしている70歳以上の日本人女性はもっとたくさんいるのだろう。欧州だけではなく世界中にこのような恋人組みが散らばっているのではないか?

あの当時は、世界の若者の間にコルホーズ的な理想共同体にあこがれる気運があった。キブツ行きは、日本人若者にとっては安全な日本人団体の組織であり、実際にシオニストとか、6日戦争になる(あるいは6年戦争の後)政情をあまり知らず、予想もしなかったり、歴史的な知識も多くはなかったと言った。A さんも、海外に出て何か個人的な夢や、社会的福祉に貢献しようと夢見て、キブツに申し込んだ一人だった。

キブツに限らず、当時の日本政府や個人、宗教、企業、学術団体の海外企画に参加して自分の運命を積極的につかんでいった日本人たちの典型だ。

Bさんは、音楽家だ。ヨーロッパはクラッシック音楽のふるさとだから当然である。欧州各国の音楽学校で留学し、恋人ができ(たいていやっぱり音楽家)結婚して欧州に住み着く典型的なパターンの一人と言える。

欧州で音楽を学んだ人は、その音楽の魂を生み出した土地を去りがたい。日本で、希望する職場がない。音楽留学生は、どっちかと言うと経済的には恵まれた日本人の親を持っていて経済的には援助されていることが多くても、その国の規制の滞在年数が満たされると、在住許可がなくなる。つまり帰国せざるを得なくなる。そこでいろいろな問題が出てくる。

まあ、Bさんの場合はこのような留学生の初期のパイオニアと言える。

もうひとつ英語を勉強しに日本を出た人の典型的なパターンだ。スイス人も当時若者にビジネス、学問で通じる英語を学ばすために、ロンドンにスイスの資本で英語学校を創立していた。そこで知り合った日本人とスイス人の組み合わせだ。

このようになにかの組織を利用し目指したパッションが、愛に結びついたと言う形だ。

その反対に、自分の運命をまったく自己流に切り開いて行った孤独でロマンチックな日本人、個人冒険者も世界中に散らばって行った。まあ、私がその一人であると言える。

一番多いのが、日本にやってきた商社関係者や学校関係者スイス人と日本で知り合った女性の組み合わせだ。どっちかと言うとエリートが多く、夫の帰国でスイスに住み着く運命になった日本人女性だ。夫が年上で、個人の社交が大事で、職業を持たない女性が多い。

もともとこの世代の日本人は情報少なくても、好奇心旺盛、積極的に海外のまだ未知の地に挑戦した人が多く、スイスでも多くの事を手がけ始め開拓したパイオニアとも言える。私のような芸術創作活動している人はもう、40,50年キャリアを持つ人が多い。

次の時代の日本人女性のパターンもある。明日続けて書くことにする。とりあえず。



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by swissnews | 2018-06-14 22:46 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

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