タイ洞窟・「迷惑かけたらダメ」コンプレックスの日本人の苦しい生き方
かおなし @cocorono121
タイ洞窟の少年たち救出劇をあれだけ世界に迷惑かけたのだから
美化するのは良くないと批判してる朝のコメンテーターがいました
がなかなかの違和感…少なくともそのコメンテーターには何の迷惑
もかかっていない 自己責任は自己が感じるもので他人は無事を祈り
喜べばいい
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ずっと昔、親が自分の子供に願う教育の意義を問う国際アンケートがあった。
日本の親だけが『他人に迷惑かけないような人間に成長してほしい」が、一番多かった。
他のほとんどの国が『自立した人間に成長してほしい」が一位だった。
タイだけではなく他の東南アジアでも
『自分も他人に迷惑かけることがあるから、他人には親切にしよう!」がモットーと聞いた。
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こちらでは小さいときから、失敗を許してもらえる前提に、責任をとる練習をさせられる。法的、技術的に高いプロ意識が仕込まれ、責任は一人でも取れる厳しい社会にすめるようになる準備だ。本当に厳しい。
しかし、情的には御互いに許しあえる、人間であるという約束がある。だから死刑もない。
日本は反対で、社会のトップは、集団で責任を回避し、間違いがあっても3人以上が一緒に誤る。情的には謝るが、法的、社会的には責任とらずあいまいが通る。まったく反対だ。政治家と友達でない一般の人は失敗は許されず、例外なく容赦のない罪を負わなければならず、それだけではなく、心情として社会から抹殺される。親は、予防のために小さいときからわが子の腕を引っ張り戦々恐々と生きていく事を強いる。つまり、このモラルを植えつけ、苦しめ、縛り付ける。
今回のタイ洞窟に個人で参加したオーストラリアのダイバーや医師たちは、オーストラリア自国とタイ国で、もし失敗し救助できない事があっても法的責任を問われないという確約をはじめからしていて救助活動を始めた。
速やかにそれが両国の最高司法局で決まった。決断力が早い。
日本ならその決定に何日もかかったのではないか。
迷惑掛け合っても許される社会になると、技術も発展しる。今までの進展はそれがあったからだと思う。
ちなみに、オーストラリア人ダイバーがなぜこの子供たちを発見できたかというと、水の匂いが違ってきた事で人間がいると推測できたらしい。気配で下の洞窟に下りてきた少年を発見して、更に一人ひとりの数を数えて13人になったときの彼の喜び(全員生きていた事)と安心はものすごいものがあったとかかれてあった。本当にすごい瞬間だったと思う。
この二人のダイバーの今までの経験が(何度も失敗し、迷惑もかけ、しかし許されて、得られたものに違いない。)最高に生かされた。ありがたいことだ。
以上
スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします
by スイスで聞く「日本」
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