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ろくでなし子さんも主役のドキュメンタリー映画・Female Pleasureが大成功

スイスのロカルノ映画祭で受賞した「Female Pleasure」(女の性の歓び)とか訳せるか、2018が、やっとチューリッヒで上演される事になった。時間ぎりぎりに行ったら、もう最前席しか席がなかった。

ドキュメンタリー映画で、女性監督のバルバラ・ミラーは、チューリッヒ地元出身で、司法、哲学、映画学を学んだ。もう2つの作品が成功し、今度はこのすばらしい作品が続いた。

女性の性の解放のため勇気ある賢い一歩を歩みだし世界を動かしていった5名の女性のストーリーだ。

ニューヨークのユダヤ人街で生まれ育ち、まだあったこともない男性と伝統的な結婚し子供が産まれ、それから女性として目覚めていくオーソドックスのユダヤ人女性。ユダヤ人街を出る。女性の体の美しさをアピール・本を出版。

インドの女性運動家、メディアと路上パフォーマンスで危険を伴いながら訴えていく。

バチカンで若い教徒として勉強中に同僚に強姦され、ローマ教祖に訴えたドイツ人女性の戦い。次々教会での性犯罪を明るみにしていく運動のきっかけになった。

アフリカの少女性器Beschneidung(剃刀やはさみで、クリトリスなどの部分を切り落とす) 反対運動を進めるロンドンに住むソマリア人女性の戦い。この戦いは遠い。排尿や性交に痛みが伴う事が多い。残酷。

ろくでなし子さんが漫画家として「オマンコ」アートに至ったいきさつ。わいせつ罪など2回の逮捕経験、裁判の過程など。

日本の「ペニス神様」を祭る祝いや、ペニス型のアイスキャンディをしゃぶる日本人男女の映像。(こんな発想も、それをおいしそうにしゃぶる日本人・私も、観客もショックで短い声を出した)

それなのに、女性が自分の体の一部をテーマにすると逮捕され非難される日本の矛盾。日本のポルノ映画を信じすぎ女性の性をないがしろにする日本人。ポルノショップの紹介など。

この映画の最後の画面は、ろくでなし子さんが100万円の寄付を集めた「オマンコボート」でどこかの湖で楽しそうに漕ぎ出したところになった。女性の性問題の「船出」がイメージできる。

ドイツ語、英語、フランス語、できる人はすぐ観にいって!!

ろくでなし子さんは当然だが日本語で話している。何時か、この映画が全部日本語で訳され、日本語でも上映できるようになれば良いと願っている。

感激!、明日、友達にメールで知らせよう!!



by swissnews | 2018-12-29 05:53 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

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