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アワや自国民を、豚の見世物にして喜ぶ習慣が五輪世界の祭典になるところだった。

登山家の野口氏が、佐々木氏の五輪開会式演出提案に、「狂気の沙汰だ」とコメントしたが、この言葉が一番ぴったりだ。

私がまだ日本にいた50年前も、「ちび、近目、短足、ブス」とか、自分で努力してもどうしても変えられない体型をあだ名にされ、教師もほったらかしにした。

でもあの時代は、まだいじめに勝って行く意地やユーモアもあった。

米原万里さんがチェコスロバキア在学から日本の中学校にはいってびっくりしたことを描いていた。このような体型差別が日常だったことをだ。〔嘘つきアーニャの真っ赤な真実)

20年前日本に帰って私も「巨乳女」とか「貧乳女」と書かれている女性の記事を読んでびっくり仰天した。非情に腹が立ったが、昔の女友達は、仕方がないとニヤニヤしていた。

日本では今でも、人を豚や犬や、サルに例えて面白がる人がたくさんいることを知った。

それも、五輪の開会式に女性をピックと例えて世界に晒し、面白く企画する案が実際に発言されていた現実は、もう消しようがない。

この人はオリンピックの言葉すらもしらない。日本人英語の日本の駄洒落がおもてなしする客にわかると思ったことが無知。これが日本のユーモアでも、国際行事は駄目。

それなのに、日本はなぜ国際行事を開催したいと候補するのか。
あまりに田舎者、バカ、後進国丸出し。まだまだ無理だ。

この程度の「人権無視」「お笑いバラエティ」で世界が笑ってくれるのか。

これが日本の最高の演出家なのか。

ドイツ語メディアではまだチェックしてないが、英語では世界ニュースになっている。フランス紙も。

今それが自ら日本人によって暴露されたことはそれは良い事だ。そして
、この演出が実現しなくて救われた。

ラッキーだった。日本の国民の自身が救ったのだから、日本も進歩した。同国民が恥を知って暴露したからだ。

良かった。良かった。

もし、本番でこの演出家のセンスでこれに似たような開会式を見るのは、特に、海外在住者日本人にとっては又半年の自粛生活になるところだった。恥ずかしさで汗をかいて暮らすことになっただろう。

少なくとも、人を豚にして、開会式にさらすことがどんなに恥ずかしいことか、海外先進国に住む日本人ならもっとわかる。






by swissnews | 2021-03-20 01:08 | 五輪 | Comments(0)

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by スイスで聞く「日本」

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