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知的財産教養がスイスを進歩させるという意識・広島被爆に寄せるスイスメディア
サーロー節子さんのスピーチをNHKが扱わなかったことは考えられない。将来、NHK聴衆料が義務化されるようだが、それなら税金の使い道、NHKのシステム財政を国民に透明に報告する義務ができるだろう。又プログラムも、国民の意見も取り入れなければならなくなるだろう。公費なら当然だ。
この記事は前に書いたもの。***********************************

2日前に添付したスイス紙の一面の報道もう一度添付します。
この新聞はスイスドイツ語圏で一番売れている普通の一般新聞です。しかし、遠い日本の出来事を、このように一面のスペースを惜しげもまく記載し、詳細に調べ、スイスの国民に報道しているのです。私のアパートの少なくとも3家族はこの新聞を取っているので、皆、写真だけでも見過ごすことはないでしょう。クロアチア出身の自動車運転の先生や、スイスポストに勤めるおばさんもざっと目を通すでしょう。
この新聞の内容は、日本在住の日本人より詳しく公正に、感情なしにファクトだけ書いてあります。日本人が全員知らなければならない情報だと思います。新聞社のコメントはだから別のページに書いてあるので。それに賛成する人も反対する人もいるのは当たり前なことです。読みたくない人は読まなければいい。
スイスの政府はこのように国民が世界を知り、教養をつける義務があると考えているから、それぞれのメディアが多様な知識や情報を送り、戦争など馬鹿なことを始めないように努力してる。鷹揚なスペースをとることは、結果的には安上がりになると国が考え、新聞やテレビの少数視聴率しかない教養番組の最低の枠を守っている。
スイスが平和で、競争力が高い国に入っているのはこのようなことから始まる。
日本は反対で、安倍首相が、自国の経済の失敗をリーマンショックに、つまり他国が悪いということにする、ショックなことを話し、まったくクスクス笑われた。安倍氏が言う「危機」と訳した日本側メディアも世界的には「リスクはある」という程度に訂正されされた。
G7の客が帰るや否や、自分はリーマンショック前の危機などとは話さなかったとうそを言う。国民を煙に巻き教養をつけず、うそを言い尽くす国のトップとその取り巻きを、皆が信じてしまうようだ。それでも安倍政権の支持率が上がったというのだから、国民は単純なのか。
日本とスイスの違いは、目に見えない大事な知的教養を財産として生きていかなければならない小国の宿命と、今でも一流国で、賢い国民と思い続けている人が多い日本の違いかも。
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by swissnews
| 2017-12-13 17:26
| メディア・グローバリゼーション
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