2018年 09月 13日 ( 1 )

センセーショナルな長沢芦雪のチューリッヒ展

長沢芦雪(蘆雪・ろせつ)1754-1799の作品が、日本国外、世界で始めてチューリッヒのRietberg Museum(リーとべるぐ 美術館)で展示された。

9月6日から11月4日までだが、途中で一部作品が替えられる。だから入場券は2回まで使用できる。

このRosetsu 展示は、前々から宣伝させていて、テレビでもかなり詳しく紹介されていた。なんせ、日本にある彼の作品は日本から出たことがないのだから。

このイベントには特にアジア芸術文化歴史学者Dr. Khanh Trinh 女史の努力が大きく、すばらしい本も出版されている。

和歌山串本の無量寺の障子や畳、仕切りも雰囲気を似せてそのまま演出したようだ。畳の色をした絨毯の部屋ですわり、絵を鑑賞するように考えたあったが、実際には皆靴をはいたまま近くで勝手にみにいく。

あの有名なトラや竜の障子図も目の前で見ることができた。日本にいたときこの写真を見て、怖いはずのトラはかわいいネコ顔に見え、あまりかわいく、くすくす笑いたかったがそんなことは口に出せなかった。

今回、説明書を読むと、蘆雪も誰もトラの本物見たことなど無論ない。だから大き目のネコの顔を基礎にして、輸入していたトラの皮をみながら一夜にして書き上げたという事だった。

トラも竜も仏教の教えとして欠かせないシンボルだが、蘆雪はこのトラを少し風刺した面白さを意図したともいう。(私はどうしても笑ってしまう)

彼は、先生である円山応挙の真面目な伝統的な作風を越え、独特で大胆、動きの多い、明朗な生き生きとした作風を作っていった。

京都、和歌山、広島を旅し、熱心に書き続けた。風景、人物、サル、犬、鳥、女性、鶴、などどれももうため息が出る。

ほとんどのコレクションは日本や個人(アメリカなど世界中)から借りてきたのもで、私はぜひもう一度行きたい。

普通よりたくさんの訪問者がいて、スイス人か、皆が、絵を眺めた後私ににっこり笑顔をして、ウィンクするした人さえいる。私を日本の同種民族と思って、『すばらしいよ!」「すばらしいね!」と確認して伝えたいのかもしれない。

考えてみると、展覧会で見る来る客は『しかめっ面』『知ったかぶりや』『感動タイプ」『優しい顔するタイプ』『他の観客と目線で共感するタイプ』などがあって面白い。今回は実に皆、『いい顔になり、優しい好意な雰囲気」が圧倒していた。

展覧会に行く時は、ちょっとよそ行きの服を着て行かなければならないのが面倒だが、大事な事だ。

今日、知り合いのスイス人のおばあちゃんにこの蘆雪のこと話したら、もう明日友達と行く約束してあると言った。

--------Rosetsu--------







by swissnews | 2018-09-13 21:16 | 映画・建築・芸術・エンタメ | Comments(0)

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