カテゴリ:女性・ジェンダー( 52 )

日本の女性、差別を語れ。それが進歩になる。

今日見つけた伊藤和子氏の言葉。


********************


Kazuko Ito 伊藤和子@神楽坂 ヒューマンライツ・ナウ‏
@KazukoIto_Law

by swissnews | 2019-01-14 01:34 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

ろくでなし子さんも主役のドキュメンタリー映画・Female Pleasureが大成功

スイスのロカルノ映画祭で受賞した「Female Pleasure」(女の性の歓び)とか訳せるか、2018が、やっとチューリッヒで上演される事になった。時間ぎりぎりに行ったら、もう最前席しか席がなかった。

ドキュメンタリー映画で、女性監督のバルバラ・ミラーは、チューリッヒ地元出身で、司法、哲学、映画学を学んだ。もう2つの作品が成功し、今度はこのすばらしい作品が続いた。

女性の性の解放のため勇気ある賢い一歩を歩みだし世界を動かしていった5名の女性のストーリーだ。

ニューヨークのユダヤ人街で生まれ育ち、まだあったこともない男性と伝統的な結婚し子供が産まれ、それから女性として目覚めていくオーソドックスのユダヤ人女性。ユダヤ人街を出る。女性の体の美しさをアピール・本を出版。

インドの女性運動家、メディアと路上パフォーマンスで危険を伴いながら訴えていく。

バチカンで若い教徒として勉強中に同僚に強姦され、ローマ教祖に訴えたドイツ人女性の戦い。次々教会での性犯罪を明るみにしていく運動のきっかけになった。

アフリカの少女性器Beschneidung(剃刀やはさみで、クリトリスなどの部分を切り落とす) 反対運動を進めるロンドンに住むソマリア人女性の戦い。この戦いは遠い。排尿や性交に痛みが伴う事が多い。残酷。

ろくでなし子さんが漫画家として「オマンコ」アートに至ったいきさつ。わいせつ罪など2回の逮捕経験、裁判の過程など。

日本の「ペニス神様」を祭る祝いや、ペニス型のアイスキャンディをしゃぶる日本人男女の映像。(こんな発想も、それをおいしそうにしゃぶる日本人・私も、観客もショックで短い声を出した)

それなのに、女性が自分の体の一部をテーマにすると逮捕され非難される日本の矛盾。日本のポルノ映画を信じすぎ女性の性をないがしろにする日本人。ポルノショップの紹介など。

この映画の最後の画面は、ろくでなし子さんが100万円の寄付を集めた「オマンコボート」でどこかの湖で楽しそうに漕ぎ出したところになった。女性の性問題の「船出」がイメージできる。

ドイツ語、英語、フランス語、できる人はすぐ観にいって!!

ろくでなし子さんは当然だが日本語で話している。何時か、この映画が全部日本語で訳され、日本語でも上映できるようになれば良いと願っている。

感激!、明日、友達にメールで知らせよう!!



by swissnews | 2018-12-29 05:53 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

スイスで見られるワークシェアの2つのタイプ・再記載

・・・・・「その1」・・・・・・・・  続き「その2」

昨日の記事で、フィリピンで暮らしてきた日本女性を最初に紹介した。3人の使用人がいて、家事、料理、子供の送り迎えを引き受けてくれたから、自分は英語学校へ通う時間が出来、会話に自信がついたという話だ。・・・この母親の自信は将来子供たちにとって誇りとなり、計り知れない利益をもたらすと確信する。・・・この成功したワークシェアのことをこれから二つ目のタイプとして紹介したかったのだ。

小さいときから外国映画が好きで何でもみた。その中で、夫婦がそろってオペラ鑑賞に行くのでベビーシッターのアルバイト学生を探すシーンによくであった。夫婦が楽しめるし、学生にとってもありがたいことでよいなと思ったが、そんな事はお金持ちしか出来ない生活だし、私なら母親としてちょっと良心が咎めるかもしれないと思っていた。

しかし今は、欧州人が休暇を大切にする理由がよく理解できるようになったので、オペラに行ったり自分が豊になるために一時子供を他人の手にゆだねるのは当たり前の事だと考えるようになった。

つまりふたつ目の「ワークシェア」のタイプは、多様な専門家に自分の生活を補充してもらい、余剰時間を生み出しもっと効率のよい仕事や趣味に当てる。女性同士それぞれの強みを援助し合い「ギブアンドテイク」の形をつくることだ。

香港などでは「ナニー」と呼ばれる家政婦をフィリピンなどから雇用し、自分はキャリアウーマンとして社会進出し、家庭も職業も両立していける。そのような傾向が増加していると聞く。

スイスでも同じことだ。どっちかというと国内の女性同士がまだ助け合える状態だ。知り合いのAさんの例を紹介する。

Aさんは43歳で、名の出てきた劇作家で、講習会、製作、調査に忙しい、シングルマザーで12歳と14歳の子供がいる。彼女はフランス語や英語は出来るが、本来創造力を必要とする仕事をしているので、自分の作品やテキストを翻訳する時間がもったいない。それでBさんを雇っている。家で仕事をしているが、打ち合わせなどで外の仕事も多く、夜の劇場訪問もあり多忙である。

Bさんはやはり40代で、高校でフランス語と英語の先生をしていたが、交通事故で身体障害者となり車椅子で暮らさなければならなくなった。時間給は前よりずっと少なくなったが、好きな語学でAさんの仕事や、マネージメントを引き受けている。

Cさんは若い学生で、時々子供たちの勉強を見にくるが、急遽泊まる事もあるといった。子供たちはかなり自活している。

Dさんは30歳の南米コロンビア人女性で、自国では薬剤師だったがスイスではその時まだ何も出来なかった。それでAさんの家を週一度、掃除しにやってくる。(彼女はいま看護の仕事で少し高い時間給を得ている)

Eさんは2人の子供の父親で、金曜日から週末は子供たちがやってくる。その間、Aさんも現在の恋人と過ごす事ができる。

実際にAさんの経済状態はかなり厳しいが、子供の理解を得て、自分の仕事の他、プライベートな時間を出来るだけ確保していく事に心がけていると言っている。

これはひとつの例であるが、似たようなことはどこでもある。(子供の保育義務はスイスでは両親が分けて持つことを決められているのでAさんのようなやり方が多い。)

日本では今でも「ナニー」ママ代用はまだまだ一般化していないと聞く。「自分の家族」「自分の家」「自分の車」「自分の子供」「自分だけの・・・・・」としっかり垣根を作り、自分たちだけで必死で守り抜くのが誇りとなり、他人の手がはいることを好まない傾向があるようだ。

スイスでは早くから子供を解放し多様な人間に出会い、葛藤し、寛容な社会人になってもらうことが教育の目標である。

当初、なんでも自分で解決しようとしていた私に、周りのスイス人は「助けてもらうことは恥ではないのよ。」とよく言った。誰でも24時間しかない。おかげで「時間」と「エネルギー」、「経済」を上手に自分でシェアするプランを学んできた。

チューリッヒ  フミ
d0179466_6474230.jpg

by swissnews | 2018-11-28 04:37 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

大阪万博決定・万博がなければ夢はないのか?

2025の万博が大阪に決まった。おめでとうというのが正しいのか。

ドイツ語メディア(インターネット新聞)ではあまりコメント無しで、

その事実だけ報道していた。ドイツひとつのジャーナルが、万博の歴史的な事情を語り、

大阪万博にも期待しているという事を記していた。

・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・


しかし、私が思うに・・・・日本のメディアから、

あの夢を再び! 大阪にもう一度夢を!

というのを読んで、

万博がなければ自分の力では経済発展なし、

万博なければ希望も夢もない。

と大阪人は思っているのか。

大阪市長の話では、万博参加する発展途上国を中心に

246億円の援助を約束したとのこと。(票集め)

本当に孫の代まで将来的に大阪は発展できるのだろうか。

この写真見てびっくり。下の写真を見てください。

何かシンボル的。(金儲けに期待する業者のおっさん群れ)(万博は、科学、文化、芸術関係者が中心になるもの。)


*****************


HOM55
@HON5437
23. Nov.


by swissnews | 2018-11-25 01:46 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

自分の愛や性を基本的人権の基礎に考える・キャンベルさんかミングアウト

このキャンベルさんはまったく知る由もないが、東大の名誉教授で日本語学者であり、日本に長く住みテレビでもコメンターターとして出演しているらしい。

日本人の『愛』についての社会的な、個人的な価値観は希薄だと考える事がよくある。愛より『金』『地位』『外見」が大事と思う人が多いからだ。昔風。

眞子様の婚約内定の小室さんのことにしても、婚姻反対の手紙がたくさん宮内庁に来たと聞いたから信じられない。小室さんの母親が借金してるからとか、小室さんの職業的なキャリアが問題だとかいって、若い愛し合う人たちの結婚を延期させた。いじめに等しい。(すくなくてもわたしには、いじめとか、幸福にさせたくないというねたみにしか思えない。あるいは両親の見栄。)

もし彼らの結婚が破談されたらむしろ日本は世界中の先進国から非難されるだろう。

『愛し合っている』という事がいかに重要な人間的な権利か。あたらしい愛を確認するためには『不倫』という過程もこちらでは寛容される事が多い。『愛」は最高な基本的な人格の条件だから。

さて、このキャンベルさんのインタビューを直接コピーする。これが違反になるかどうか分からないが。

*******************

キャンベルさん 同性愛公表、自民議員の発言を批判…「スッキリ」出演

8/14() 19:23配信

デイリースポーツ

キャンベルさん 同性愛公表、自民議員の発言を批判…「スッキリ」出演

 ロバート・キャンベル氏

 日本テレビ「スッキリ」のコメンテーターを務めるなど、メディアでもおなじみの日本文学研究者、ロバート・キャンベル東大名誉教授が14日までにブログを更新。自身が同性愛者であることを公表し、自民党の衆院議員が「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言したことに対し、憤りと批判をつづった。



 米ニューヨーク生まれで、1985年に来日したキャンベル氏はブログで「衆院議員が性的指向や性自認のことを『趣味みたいなもの』と言うのを聞いて笑ってしまった。」と書き出し、「当事者からすると、むしろ生を貫く芯みたいなものだと捉える人が多いに違いにありません」と説明。議員による一連の発言について、「同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの人々をひっくるめて『生産性がない』ので『支援』に値しないという別の議員が発した言葉も、お粗末すぎて、反論する気持ちも起きません。」と無力感に襲われたことを記した。

 また、「私自身、20年近く同性である一人のパートナーと日々を共にして来た経験から言うと、この国で、性指向のために身に危険を感じたことは一度もありません。」と自身も同性愛者であることを明らかにした上で、「数年前、重い病気で入院した時も、窓口で状況を説明すると事務員から看護師、主治医にいたるまで淡々と治療方法や予後のことをパートナーにも伝え、終始、自然体で接してくれました。それは今でも、感謝にたえないことです。」と自らの体験に触れた。

 そして、「積極的に排除はしないが『触れてほしくない』が日本の常識で『美風』であるなら、改めるべき時期に来ていると私は信じます。」と日本社会のLGBTに対する“態度”について意見し、「アンケートにLGBTが『周囲にいない』と答える日本人が多いのは、存在しない、ということではなく、安心して『いるよ』と言えない社会の仕組みに原因があります。ふつうに、『ここにいる』ことが言える社会になってほしいです。」との思いを訴えた。

****************

私の知り合いは50歳になっても60歳になっても『愛』を獲得するために努力してます。それに私自身、LGBTの多い、ダンス関係者や芸術大学の中にいたので、国会議員の『同性愛は趣味見たいもの』とか言う言葉を聴くと、心からがっかりしてしまう。彼らは『命がけ」で自分たちの『愛」を守っているのに。

多くの日本人はあまり『愛』にこだわらない傾向があるのかも。表向き形さえ整えば愛がなくてもそのほうがいいのかもしれない。

何度の再記載するが、『なぜ欧州が同性愛者婚姻にこだわるのか』の記事

・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・







by swissnews | 2018-08-15 16:48 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

LGBT-欧州ではなぜ同性愛者婚姻にこだわるのか。再記載

杉田自民党議員が、LGBTは生産性がないから税金をつぎ込む価値はないと言い、国内だけでなく海外のメディアでもその人権無視を公然と語る国家議員がいることを報道し始めた。

それに、今日、東京の自民党本部前で5000人の抗議デモがあったようだ。5団体の共同申し状は、しかし、受け入れられなかった。

・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・

今問題になっている発言や、思考は、欧州ではもう30年から40年前のテーマで、日本がいかに世界のテーマからずれていて、時代遅れかが伺える。ずっと前に書いた記事を再記載する。

欧米では基本的人権はおろか、婚姻だけでなく養子受け入れその他の権利が着々と確保されてきている。

**********************

日本の知人からメールが来た。フランス国民をを二つに分けた劇的な議論の末、同性結婚や養子縁組が合法化されたことについて聞いてきたのだ。


「日本では、同性愛者にはかなり寛大だ。でも結婚する必要はどこにあるの」という疑問なのだ。

そのことについて、3つの例をあげて書いてみる。

欧州では一般に、10%が同性愛傾向にあると大雑把に言われている。文化・芸術界の仕事をしていた私の回りでは、平均20%という推定があった。身近な事を言えば、チューリッヒの女性市長さんだってそうだし、教育関係のトップ管理職の人にも同性愛者などいる。

30年ぐらいも前になるか、エイズが問題になり、名のあるダンサーAも発病した。恋人のBは2年以上は看病したと思う。当時は特効薬もまだなく、経済的にも苦しい状況だった。Aの家族はAを見捨てていたが、入院した段階になり、家族はBの面会を拒否した。病院も家族の許可なしには法律的には何もできなかった。AやBの知人が運動し、教会の牧師さんの下でBが面会できたのはわずか数回だったということだ。

Aの遺産、遺品はほとんどBの手に入らなかった。Aの親が拒否したからだ。法的にはBは何も出来なかった。

この例は極端なものだが事実である。その後、法律的な合法運動が始まった。何度もデモがあった。

50歳になったばかりの同僚Cはレスビアンであり、5才年上のDともう25年以上も一緒に暮らしてきた。Dはオーストリア人で親から継いだ大きな山の家があり、二人はそこを共同で改良し文化センターにしていた。休暇はいつもそこへ行っていた。

Dが癌になり余命が一年もないとわかった。Cは、完全退職をした。(われわれ同僚は50歳での退職は再職が難しいので心配していたが。)そして看護に尽くした。

そのころ8年ぐらい前か、スイスでも同性愛者の結婚が合法化されたばかりだった。彼女たちは自宅で、小さな結婚式をした。結局Dは1年半ほど後亡くなった。

オーストリアのDの実弟が、山の文化センターの所有権利を主張したが、スイスの結婚証明書もあり、オーストリアの裁判でもこの家は100%Cのものと認めた。今、彼女は小さな仕事をしているがDとの夢を継ぎ、「文化センター」を発展させている。

だから、このような「結婚」という法律的な形は必要だったのだ。

もうひとつ、同性愛者の親としての社会的な評判は一概によい。連れ子や、その他の理由で実際に子供を共同で育てている人は多い。(法律的にはその子供はどっちか片方の親である)女性でも、男性でも、同性愛者は早くから経済的に独立してるし、教育のあるインテリ層も多いし、恋人が決まると結団力も強いと言われる。教育にも熱心だと聞く。

高校の先生をしている知人の話だが、女子の生徒がいて、彼女の実父親と彼の恋人男性が事実婚で3人で暮らしているといった。離婚の際親権が両親にあっても、父親に同居権が与えられたから。

7年もの間、父兄参観日に必ず二人そろってやってきたのはこの親だけだといっていた。実の母親もやってきた時は先生と4人で話し合うといっていた。

問題は、もしこの父親が突如死亡した場合、パートナーの男性は、この子供を今の法律では自分の子に出来ない。

スイスでは、養子縁組の合法化はまだだからだ。しかし、それは時間の問題だと思っているスイス人が多い。

法律化していくことは実に大事なことだと思う。そのために運動は続いている。









by swissnews | 2018-07-28 02:06 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

伊藤詩織氏のドキュメント『日本の秘められた恥」がBBCで報道

BBCが伊藤詩織氏のドキュメント番組を予定している事は前から公知されていた。

彼女が顔出し、名だしで自分の性暴力被害者として日本のメディアに発言した後、逆に大きな大きな非難のまとになり、日本に住みずらくなり海外(イギリス)に住居を移さなくてはならなくなった。この事は、前に書いた。

・・・・・・・・・・・・こちら・・・・・・・・・・


日本のメディアではこの件に関してはほとんど黙秘続けている。

今日、BBCの独自のドキュメント番組が(一時間番組と読んだ)放送された。

『Japan,s Secret Schame』(日本の秘められた恥)と言う題だ。

・・・家族の写真もさらけ出された。(彼女の事件や行動と何も関係ないのに)日本のいじめ?

・・・首相に近い人物。(山口氏は安倍首相について本を書いた。)

・・・性暴力について語れない日本

・・・等身大の人形使い、被害者の証言を取る日本の警察

・・・女性警察官がぜんたいの8%しかいない日本

・・・『女として落ち度があった」と伊藤氏を非難する自民党議員の杉田水脈氏がBBC記者に答えた。彼女はセクハラにあったことがあるかと聞かれて『あるけどそういうものですから(受け入れる)』と言うような内容。

・・・『日本の警察は世界一」とBBC記者に答えた
杉田水脈氏。

・・・伊藤氏・『黙っているよりずっと良い』(この痛みを沈黙しても何もならない)

・・・このドキュメント報道の後、イギリスで大きな反響があった。(たくさんのコメントがついている。日本は先進国でなかった!)

*******

私の感想・・・・・・日本の恥は、このような海外の報道でしか、自国の恥を知る事ができないこと。


この、動画は、日本語BBC ニュースで大まかにに訳されている。






by swissnews | 2018-06-30 00:41 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

スイス在住日本人のパッション 1.

数日前、スイスと日本の関係愛好会と言う組織に始めて入り、大勢のスイス人に混じり他市に在住する第一期生の日本人女性たちと知り合った。今までこのようなエリート組織(そう思い込んでいた)に興味がなかったし、時間もなかったからどこの組織の会員でもなかった。実際私は、現代のダンス、演劇、アート関係の世界にいてそこでは日本人にあまり出会ったことがなく、退職以来始めて知り合った日本人が多い。

そこで、私と同年代のAさんとBさんの典型的な運命を知った。この際この運命のパターンと言うものを少し書いてみたいと思う。あくまでもまったくの個人的なデーターなしの思いつき分類だが。

私は日本を去ってから、数えてみるとすでに46年が過ぎた。私のようにスイスに長く住む65歳以上の在スイス人を私が勝手に第一期生
と名付けてみる。(無論その前にも日本人がいたことは当たり前だが)


A さんは1967,8年イスラエルのキブツに日本団体から希望し、選ばれやってきた。そこで夫になるヘブライ語を学ぶスイス人男性と知り合った。そして遠距離恋愛の末結婚したという事だ。

このように、キブツで知り合った日本人スイス人夫婦を私はすでに3組知っている。私が知っているだけでこのぐらいなら、もっともっとたくさんいるだろう。あるいは、キブツで知り合ったドイツ人、フランス人、スペイン人、などの男性と恋に落ちヨーロッパのどこかに暮らしている70歳以上の日本人女性はもっとたくさんいるのだろう。欧州だけではなく世界中にこのような恋人組みが散らばっているのではないか?

あの当時は、世界の若者の間にコルホーズ的な理想共同体にあこがれる気運があった。キブツ行きは、日本人若者にとっては安全な日本人団体の組織であり、実際にシオニストとか、6日戦争になる(あるいは6年戦争の後)政情をあまり知らず、予想もしなかったり、歴史的な知識も多くはなかったと言った。A さんも、海外に出て何か個人的な夢や、社会的福祉に貢献しようと夢見て、キブツに申し込んだ一人だった。

キブツに限らず、当時の日本政府や個人、宗教、企業、学術団体の海外企画に参加して自分の運命を積極的につかんでいった日本人たちの典型だ。

Bさんは、音楽家だ。ヨーロッパはクラッシック音楽のふるさとだから当然である。欧州各国の音楽学校で留学し、恋人ができ(たいていやっぱり音楽家)結婚して欧州に住み着く典型的なパターンの一人と言える。

欧州で音楽を学んだ人は、その音楽の魂を生み出した土地を去りがたい。日本で、希望する職場がない。音楽留学生は、どっちかと言うと経済的には恵まれた日本人の親を持っていて経済的には援助されていることが多くても、その国の規制の滞在年数が満たされると、在住許可がなくなる。つまり帰国せざるを得なくなる。そこでいろいろな問題が出てくる。

まあ、Bさんの場合はこのような留学生の初期のパイオニアと言える。

もうひとつ英語を勉強しに日本を出た人の典型的なパターンだ。スイス人も当時若者にビジネス、学問で通じる英語を学ばすために、ロンドンにスイスの資本で英語学校を創立していた。そこで知り合った日本人とスイス人の組み合わせだ。

このようになにかの組織を利用し目指したパッションが、愛に結びついたと言う形だ。

その反対に、自分の運命をまったく自己流に切り開いて行った孤独でロマンチックな日本人、個人冒険者も世界中に散らばって行った。まあ、私がその一人であると言える。

一番多いのが、日本にやってきた商社関係者や学校関係者スイス人と日本で知り合った女性の組み合わせだ。どっちかと言うとエリートが多く、夫の帰国でスイスに住み着く運命になった日本人女性だ。夫が年上で、個人の社交が大事で、職業を持たない女性が多い。

もともとこの世代の日本人は情報少なくても、好奇心旺盛、積極的に海外のまだ未知の地に挑戦した人が多く、スイスでも多くの事を手がけ始め開拓したパイオニアとも言える。私のような芸術創作活動している人はもう、40,50年キャリアを持つ人が多い。

次の時代の日本人女性のパターンもある。明日続けて書くことにする。とりあえず。



by swissnews | 2018-06-14 22:46 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

ハリー・メーガン結婚と眞子様・小室氏婚約に思う

2日前の、ハリー王子とマークル・メーガン(現公爵夫人になった)の結婚式の様子がどのテレビチャンネルでも実況放送になっていた。その一部を見たが、いろいろな意味で又一歩新しい時代になったと感じた。

こちらに住んでいる限り、各国の王室やその家族に
どんなに興味がないといっても、耳や目に入ってくるので、それなりにそれぞれの国の歴史やしきたり、国民のメンタリティーを知る事になる。

それぞれの王室のプロタゴニスト達が、その時代の伝統に従いながらも、個人としての主張し、時には苦悩し、抵抗し、自分の幸せを貫いてきた。そのようなさまざまな生き方はそれを見聞きする国民や他国民の共鳴を得たり、感激されたり、忌み嫌われる。ここ45年間それも、それもなんとなくその時代とともに変化していく過程を見聞きしてきたので良く分かる。それはヨーロッパ人そのものの変化でもある。

メーガンは、日本風に言えば、バツイチであり、年上であり、黒人の血を持ち、女優であり、フェミニスト活動家であり、アメリカ人であるから、ありえない。ふさわしくないと言う事になるだろう。(コメント欄で読んだ)

この「ふさわしい・あるべき人」と言う方が日本でははじめから決まっていて、それに合う『ふさわしい人』を探す。こちらでは『ふさわしくない人』でも『ふさわしい人・ありえる人』にしていく愛の力がある。それを認める国民がいる。『ふさわしい人』はつまりその時代のプロタゴニストの愛の形で変わっていくのである。

ノールウエーの現ホーコン王太子は、メッテ・マレットと結婚するまで10年かかった。彼女は、未婚の男の子のシングルマザーであり、その子の父親は麻薬で服役、彼女自身も麻薬経験があった。オスロ大学の学生であったメッテ・マレットは、学生運動中ホーコンと知り合い同棲生活を始める。それでも愛を戦い抜いて国民に説明し、結婚し、男の子は養子になり、現在王太子の間に2人の子供のあり、国民に絶対的な親愛を受けている。このようなことが可能なのだ。

日本の眞子様と、小室氏の婚約が決まっていたのに、2年先に結婚が延期された。もうこの情報だけで理由など知りたくもない。バカみたいと言いたい。

日本は、成人した男女が自分の意思で結婚もできない後進国なのだ。私が受けた印象は、日本は「意地悪い国だ。』と言う事。周りが「見栄、見栄のためにいじめ」をしている。もう言葉がない。面倒な国だ。押しつぶされた暗い社会が見える。







by swissnews | 2018-05-21 19:45 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

日本のLGBT理解深まる・スイスでの経験

日本のLGBTに対する理解が深まり、7000人の大きなパレードがあったと読んだ。いろいろな団体が主催のブースも代々木公園であり14万人の人出があり盛況だったようだ。

私がこちらに来た45年前は、ちょうど今の日本の状況に似ていたといえる。日本育ちだからまったく知識がなかったが、しかし38年前から、芸術大学で教鞭をとるようになって、LGBTの多さにびっくりしたものだ。一般にスイス国民の10%はこのような人だと常識的に知った。このような芸術家の学生はしかし20%以上が同性愛者(後、ゲイとだけ書く)で、特に私の職業であるダンス界では、特に男性は50%がこれに当たると言う事は常識だし、私の近くにいたダンサーもそうであった。又、音楽家にも多い。

大体、教官たち同僚の20%から30%もゲイかレスビアンだった。

私は演劇学部でムーブメントの仕事をしていたが、始めは入学試験のときでも候補者がゲイかどうかまったく区別できなかった。他の教官たちはどうしてか、ほとんどすぐ分かるのであった。結局、入学式に知らずは「私だけ」だったが、何年もたてばだんだん分かるようになった。

ここでは説明できないが、学生グループの休憩時のちょっとした行動に気をつければわかることであった。女子学生が、彼らを「弟」のように扱いだすし、彼らは女性先生に優しく実に気が利いたり、その反対であったりした。反面、女子生徒がレスビアンかどうかはかなり分かりにくかった。

大体、プライベートな性的、趣味傾向を知る事は、まったく必要条件ではないし、それに触れる事はほとんどない。しかし、その事実を教員たちが認知している事を学生が望む傾向が時代とともにだんだん強くなった。

われわれ教官はそれぞれ学年3人の学生のメンターを引き受け、卒業まで相談役になる。その中にレスビアンの女性がいて、長い間個人的な問題を語ってくれた。私にとってショックな話であったが、深い人間的なものを知った。

30年ぐらい前からは、学生が自らその傾向を公にするので、私は推測するエネルギーは必要でなくなった。職業的にはまったく影響はなく、ゲイの学生でも立派にロミオを演じる事ができる。

つまり、スイス人の中で生活すると、肌の色も違うし、母国語も違うし、宗教も、性的な傾向もまったくさまざまである事を建前として認識している。自分から言わない限り個人的なこのような傾向について質問しないし、興味もない。

大事なのは法的に義務と権利を明確にする事だ。その事を書いた記事。

欧州ではなぜ同性婚の合法化にこだわるのか。

・・・・・・・・・・
・・・・・









by swissnews | 2018-05-07 02:54 | 女性・ジェンダー | Comments(0)

スイスのメディアで見聞きした "JAPAN" をお伝えします


by スイスで聞く「日本」

プロフィールを見る
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

All About 掲載中

All About News Dig
Newsdigに掲載された記事
の一覧は、
こちらから

最新の記事

辺野古・ついに若者がハンガー..
at 2019-01-18 03:30
長期食料買いだめするイギリス..
at 2019-01-18 00:24
敵を作る日本の外交・ナイーブ..
at 2019-01-15 23:17
賃金上昇捏造・勤労統計不正っ..
at 2019-01-15 02:31
日本の女性、差別を語れ。それ..
at 2019-01-14 01:34
英国メイ首相訪問の目的は40..
at 2019-01-12 03:16
日本の裁判は形だけ・その前に..
at 2019-01-11 15:42
兼高かおる氏の報道が私の人生..
at 2019-01-10 02:47
スイスの医療制度についてよい..
at 2019-01-08 05:19
小林陵侑選手、67年間たった..
at 2019-01-07 04:17

記事ランキング

ファン

カテゴリ

執筆者プロフィール
------
政治・経済・歴史
企業・労働・賃金
科学・技術・研究
原発・福島・東電
社会・福祉・医療
教育・宗教・人材
メディア・グローバリゼーション
自然・環境・災害
東北・津波・地震
観光・交通・運輸
女性・ジェンダー
映画・建築・芸術・エンタメ
生活・文化・伝統・笑い話
スポーツ
五輪
Made in Japan
竹島・尖閣・日中韓の問題
------
スイス在住日本人のつぶやき

ブログジャンル

時事・ニュース
海外生活